高タンパク低カロリーの冷凍ロールいかを「いかのしょうが焼き丼」にしたらやわらかくて甘くてウマい【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

今回は、いかを使ってご飯がすすみまくる丼レシピを紹介します。

使うのは、スーパーなどの冷凍コーナーで売られている冷凍ロールいか。これが肉厚で安くて、高タンパク低カロリー、使い勝手がメチャ良いのです。

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やわらかくて甘いこのいかをしょうが焼きにして、ご飯の上にのっけちゃいます。

そしてこの丼、意外なトッピングで味変するのがまた楽しいんですよ。

 

魚屋三代目の「いかのしょうが焼き丼」

【材料】2人前

  • ロールいか(冷凍) 200g
  • 玉ねぎ 1/2個(繊維に沿って5mm厚くらいに切る)
  • サラダ油 大さじ1
  • ご飯 2膳分
  • 水 1Lくらい
  • 薬味ねぎ お好みで

(しょうが焼きのタレ)

  • しょうゆ 大さじ2
  • みりん 大さじ2
  • 酒(日本酒) 大さじ2
  • おろししょうが 小さじ2(チューブで4cmくらい)
  • おろしにんにく 小さじ1(チューブで2 cmくらい)

 

作り方

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1. ロールいかは流水にさらして解凍し、キッチンペーパーなどで水気をとったら、

 

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5mm間隔で2/3くらいの深さまで縦に包丁を入れていきます。

 

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5cmくらいの長さで切り離し、

 

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90度回転させ、包丁で斜めに一度切り込みを入れてから、

 

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1cmくらい空けて二度目で切り離します。切り込みを入れては切り離し、これを繰り返します。

 

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一口大に切っただけでも良いのですが、こうして包丁を入れておくとタレが絡みやすくなります。「花切り」といわれる切り方で、食べたときの歯切れもよく、薄皮も気になりません。

 

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2. 鍋に水を入れて沸かし、日本酒(分量外、大さじ1)を加え、切ったいかを1分ほど茹でたら、

 

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ザルにあげておきます。切り込みを入れたところがキレイに開いていますね。

 

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3. しょうが焼きのタレの材料はよく混ぜ合わせておきます。

 

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4. フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、玉ねぎを入れ、

 

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焼き色がつくまで炒めてから、

 

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いかを加えます。

 

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5. しょうが焼きのタレを入れ、

 

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強火にして炒め、

 

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タレが煮詰まってきたら火を止めます。

 

5. 丼にご飯をよそい、いかのしょうが焼きをのせたら、お好みで薬味ねぎを散らして完成。

 

マヨネーズと七味でコッテリピリ辛に!

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おろしにんにくを少し入れたしょうが焼きのタレは絶品。しっかり味でやわらかいいかによく絡んで、ご飯がすすんじゃいます。

 

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これだけでも間違いなく美味しいのですが、おすすめの味変がとろろのせ。牛丼にもあるこのトッピング、とろろが甘辛いいかとご飯をつつんでもう最高です。市販のとろろで十分、美味しいですよ。

 

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それから、するめやいか焼きに定番のマヨネーズと七味唐辛子、この組み合わせもGood! マヨネーズのこってり感と七味のピリ辛が、やっぱりいかに合うんです。

途中から味変するもよし、最初からかけてしまうもよし、トッピングありバージョンもぜひためしてみてくださいね。

 

ウマい魚の煮付けは「中火で7分」で。魚のプロが教える「メカジキの花椒煮」の作り方

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

ご飯にもお酒にも合うコッテリ美味しい魚の煮付け。難しいことは考えず、中火で6~7分煮るだけで美味しくできるレシピをこれまでもご紹介してきましたが、

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今回は基本の魚の煮付けをアレンジ。花椒と赤唐辛子を加えて、ウマ辛で痺れる煮付けレシピの紹介です。

今回はメカジキの切り身を使いましたが、ブリや銀ダラ、カレイなどのお魚でも、同じレシピで美味しくできます。お好みのお魚でおためしください。

 

魚屋三代目の「メカジキの花椒煮」

【材料】2人前

  • メカジキの切り身 2切れ
  • 花椒(ホールタイプ) 小さじ2
  • 赤唐辛子 1本(種は取り除く。うんと辛くしたいときは種付きで)
  • しょうゆ、みりん、砂糖 各大さじ3
  • 酒(日本酒) 大さじ1
  • 水 50ml

 

作り方

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1. 鍋にしょうゆ、みりん、砂糖、酒、水、花椒、赤唐辛子を入れ、

 

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よく混ぜながら中火でひと煮立ちさせます。

加熱ムラが出ないよう、鍋はメカジキを並べて置けるサイズのものを使います。

 

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2. メカジキを入れ、

 

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落とし蓋(アルミホイル、またはクッキングシートを鍋の大きさに合わせたものでOKです)をかぶせ、

 

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さらに鍋のフタをして中火で6~7分煮ます。

 

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3. 火を止め、

 

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メカジキを一度ひっくり返して、煮汁をよく絡ませてから器に盛り付けます。

 

4. 鍋に残った花椒と赤唐辛子、煮汁をお好みでかけて完成。あれば木の芽(分量外)を添えるとキレイですね。今回は山椒の木の芽を添えてみました。

 

ホールタイプの花椒で、痺れの刺激もやさしめに

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コッテリ甘辛、花椒の香りと風味も移った煮汁をメカジキによくつけてお召し上がりくださいね。煮汁がたっぷり絡んだメカジキをご飯にバウンドさせれば……はい、間違いなくウマい。酒の肴にもバッチリ。お好みで白髪ネギや針しょうがを添えても美味しいです。

花椒はパウダーを使うと痺れが直線的になりますが、ホールタイプを使えば花椒の風味と香りが上品に煮汁に回り、痺れの刺激もやさしく抑えられます。花椒を一緒に食べなければ、痺れが苦手な方でも大丈夫だと思います。反対にもっと痺れがほしいときは、一緒に煮た花椒をメカジキにたっぷりとのせて食べてみてください。なかなかの刺激が味わえますよ。

手軽にできるアレンジ煮付け、一度おためしください。

 

スーパーの刺身切り落としセットとナムルを合体「刺身ビビンバ丼」にしたらウマすぎた【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

スーパーなどで「お買い得」なんてシールが貼られた刺身切り落としセット。彩りもよく、いろいろな種類の刺身がお得に食べられるこのセットを使って「刺身ビビンバ丼」を作ってみました。(刺身を使ったビビンバ、韓国では「フェビビンバ」というらしいです)

刺身セットと一緒に、ナムル盛り合わせセットも1パック買っておくのを忘れずに。これがあるのとないのとでは全然違います。

ビビンバのタレを作ってかければ、わさびじょうゆで食べる海鮮丼とはまったく違う一杯に。タレは多めに作っておけばサラダにかけたり、焼肉やチャーハンの味つけに使えたりと重宝しますよ。

 

魚屋三代目の「刺身ビビンバ丼」

【材料】2人前

  • 刺身切り落としセット お好きな量(今回は200gくらいのもの)
  • ナムル盛り合わせセット(市販品) お好きな量(今回は150gくらいのもの)
  • きゅうり 1/3本(小さめの乱切り)
  • ご飯 2膳分
  • 卵黄 2個分
  • 白いりごま 適量

(ビビンバのタレ)

  • しょうゆ、コチュジャン 各大さじ1
  • 砂糖 小さじ1
  • ごま油、酢 各小さじ2

 

作り方

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1. ビビンバのタレの調味料をよく混ぜておきます。

お好みですりおろしニンニク(分量外)を適量加えても美味しいですよ。

 

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2. 刺身ときゅうりはボウルに入れて、軽く混ぜ合わせます。

 

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刺身はマグロの赤身とトロ、サーモン、養殖ブリのセットに、ボリュームアップで甘海老とイカを加えています。

 

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刺身が大きい場合、1.5cm角くらいに切って大きさを揃えておくと食べやすいです。

 

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3. 丼にご飯をよそい、円を描くようにナムルを並べ、真ん中に2を盛りつけます。

中心に卵黄をおくスペースを作っておきます。

 

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4. 卵黄をのせ、ビビンバのタレをお好きな量回しかけたら、白いりごまをふります。

 

ごま油香るタレが刺身とナムル、きゅうりのまとめ役に

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卵黄を潰して、刺身とナムルとよく混ぜてから召し上がってください。

 

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ごま油の香る甘酸っぱいタレが刺身とナムル、きゅうりをまとめてくれて、そしてこのタレがご飯によく合うんです。貝好きの私はホタテやホッキ貝なども入れたくなりました。

辛さがほしければ一味唐辛子や粉唐辛子をひと振りしてくださいね。刻み海苔も添えると風味が増します。

刺身と合わせるのは、きゅうり以外にアボカド、カイワレ大根、サニーレタスなどもオススメ。わかめや海藻サラダなども良いですよ。

何が入っているか、サプライズ感も楽しい切り落としセットで作るビビンバ丼。お酒を飲みながら食べるのにもぴったりです。

 

「牡蠣と豆腐のフライパンチゲ」はフライパンの中で真っ赤なスープがプリプリの身によく絡む【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

冬から春先までがシーズンの真牡蠣はそろそろ食べ納め(夏に旬を迎える岩牡蠣もあります)。今シーズンもいろいろな食べ方をご紹介してきましたが、

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最後もやっぱり、牡蠣の旨味と相性のいい辛めの味つけでいきましょう。フライパン1つでパパッとできる「牡蠣と豆腐のフライパンチゲ」です。

具材はシンプルに豆腐ともやし、それにニラ。日に日に春の気配を感じるものの、夜はまだまだ冷えるこの季節。酒の肴にもぴったりのお手軽チゲ鍋で温まってくださいね。

 

魚屋三代目の「牡蠣と豆腐のフライパンチゲ」

【材料】2人前

  • むき牡蠣(加熱用) 8~10個
  • 豆腐 1丁(今回は寄せ豆腐を300g使用)
  • ニラ 1/2束(5cmの長さに切る)
  • もやし 1袋(今回は豆もやしを使用)
  • 白菜キムチ 100g
  • ごま油 小さじ2
  • おろしにんにく、おろししょうが 各小さじ1(チューブ2~3cm)
  • 水 800ml
  • 白いりごま お好みで

(A)

  • コチュジャン 大さじ1と1/2(なければみそ大さじ1でもOK)
  • みそ 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ3
  • 酒(日本酒) 大さじ2
  • 砂糖 小さじ2
  • 鶏がらスープ(顆粒) 小さじ2(あればでOK)

 

作り方

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1. 牡蠣はサッと水洗いしてボウルなどに入れ、

 

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塩(小さじ2程度)と片栗粉(大さじ2程度、いずれも分量外)をふり、やさしくもむようにかき混ぜます。しばらくすると灰色の汚れが出てきますので、流水で水が濁らなくなるまで牡蠣を洗います。

水洗いだけでもOKですが、このひと手間で嫌な臭みが取れてさらにおいしく食べられます。牡蠣を料理する際は試してみてください。

 

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2.フライパン(26cmのものを使用)にごま油、キムチ、おろしにんにく、おろししょうがを入れて、

 

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中火で炒め合わせます。

おろしにんにく、おろししょうがは跳ねることがあるので、落ち着くまでフライパンにフタをするのもあり。

 

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3. 香りが立ってきたら、2に水を注ぎひと煮立ちさせ、

 

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(A)を加えてよく混ぜ合わせます。

(A)のみそは、あれば赤みそを使うとコクがアップしますよ。

また、(A)のコチュジャンは、なければみそ大さじ1でもOKです。その分、辛みや味の深みはやわらぐので、キムチを少し増やしたり、粉唐辛子や一味唐辛子を足して調節ください

 

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4. 牡蠣を入れ、

 

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豆腐を味がしみるようスプーンなどですくいながら加えます。火加減は中火のままでOKです。

 

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5. フツフツとしたら3分くらい煮て、牡蠣に火を通し、

 

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もやしとニラを入れ、ひと煮立ちさせたら完成。

 

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お好みで白いりごまをふってください。

 

辛さの調節も、具も食べ方もお好みでどうぞ!

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プリプリの牡蠣の身が辛めのスープとよく絡んで、噛むと旨味が口中に広がります。酒の肴によし、スープごとぶっかけ飯にしてもよしの美味しさです。

今回はキムチとコチュジャンだけでマイルドな辛さにしましたが、うんと辛く仕上げたいという方は、キムチを炒めるときや食べるときに粉唐辛子や一味唐辛子をお好きな量、ふってください。

具材もシンプルに牡蠣と豆腐、もやしにニラですが、長ネギやきのこ類、他の魚介(あさりやタラなど)を加えると豪華になります。もちろん豚肉や鶏肉を入れても美味しいですよ。

生玉子を落として食べてもいいですし、シメにはインスタント麺を入れれば、牡蠣のエキスたっぷりのスープを吸ってもう最高。お好みの食べ方で、牡蠣を味わい尽くしてくださいね。

 

ブリ刺身を揚げずにサクサク「ソースブリかつ丼」にして大盛りご飯と頬張ってほしい【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

手軽で美味しいブリ刺身の丼レシピ、

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今回は、ブリに衣をつけて軽く火を通し、旨味を閉じ込める「ブリかつ」にしてからソースかつ丼風に仕上げます。

ソースかつ丼は福井福島群馬などのローカルめしとしてもおなじみ。甘辛いソースでご飯がすすむ一杯ですね。

そして、ブリかつは油で揚げずにオーブントースターで焼きます。後片付けもラクですし、油くどさがなくどんどん食べられるので丼にもぴったりです。

ブリは刺身用を使うので、火の通りは心配ご無用。養殖ブリならお財布にもやさしいですし、しっかり火を通すもよし、レアに焼き上げて、たたきのように食べてもウマいですよ。

 

魚屋三代目の「ソースブリかつ丼」

【材料】2人前

  • ブリの刺身 10切れ(あれば厚切りで、サクを厚めの1cmくらいに切るのもおすすめ)
  • ご飯 2膳分
  • パン粉 30g
  • 卵 1個(割って溶いておく)
  • 小麦粉(薄力粉) 適量
  • サラダ油 大さじ1
  • 塩、こしょう 適量
  • せん切りキャベツ、薬味ねぎ お好みで

(ブリかつ丼ソース)

  • ウスターソース 大さじ4
  • ケチャップ 小さじ4
  • みりん 大さじ2
  • しょうゆ 小さじ2

 

作り方

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1. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、パン粉を入れ、

 

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このくらいのキツネ色になるまで炒めたら、

 

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バットなどに移しておきます。

今回は油で揚げないので、先にパン粉を炒めて香ばしさを出します。

 

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2. ボウルなどに小麦粉、溶き卵をそれぞれ入れ、炒ったパン粉を入れた容器も用意して、

 

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ブリに塩、こしょうをふったら、

 

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小麦粉、

 

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溶き卵、

 

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炒ったパン粉の順につけていきます。

 

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3. オーブントースターのトレーにアルミホイルをかぶせ、2を並べます。

トレーにかぶせたアルミホイルにサラダ油(分量外)を薄く塗っておくとブリがくっつきにくくなり、焼いてから取り出しやすくなります。

 

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4. オーブントースターでお好みの加減に焼きます。

今回は温度調節ができるオーブントースターで、高温の250℃でブリの身が白っぽくなるまで5分焼き、ほぼ火を通しました。機種にもよりますが、3分くらい焼けばレアな仕上がりになりますので、そこから様子を見ながらお好みで焼き時間を増やしてみてください。

 

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5. ブリを焼いている間にソースを作ります。ブリかつ丼ソースの調味料を混ぜ合わせ、小鍋や小さなフライパンに入れたら弱火で加熱し、フツフツとしてきたら1分ほど火を通します。

ウスターソースや中濃ソースをかけるだけでもいいのですが、旨味マシマシにしたこのソース、オススメです。少し多めにできるので、残ったら野菜炒めや目玉焼きなどにかけても美味しいですよ。

 

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6. 丼にご飯をよそい、せん切りキャベツを中心に盛りつけ、

 

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4を1人前5切れのせます。

 

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食べるときに5のソースをかけ、薬味ねぎを散らせば完成。

 

油くどさがなくご飯がどんどんすすみます

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ブリの脂の甘味と旨味、サクッとした衣と甘辛いソースの相性も完璧で、丼ご飯も一気になくなりそうです。

タルタルソースやチリソースとも合うので、ブリかつ用ソースと両がけしてもバッチリ美味しいですよ。

そして、ブリかつはご飯にのせずそのままビールのつまみに、そしてパンやバンズに挟めば「ブリかつサンド」や「ブリかつバーガー」に。具にはキャベツの他にトマト、ピクルスなんかもGOOD。お好きな食べ方で、サクサクに焼いたブリを頬張ってくださいね。

 

牡蠣の濃ゆいエキスを卵がふんわり受け止める「牡蠣と焼き豆腐の卵とじ」が家にある調味料で美味しくできた【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

ぷりぷりした食感と強烈な旨味の牡蠣(冬から春先までがシーズンの真牡蠣。もう1つ、夏に旬を迎える岩牡蠣もあります)。前回は麻辣ソースでいただきましたが、

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今回は焼き豆腐とともに卵とじにしてみました。牡蠣から出た旨味たっぷりのエキスが焼き豆腐と合わさり、それをふんわりと卵とじにすることで残さずいただけます。卵でとじることで口当たりの良さもアップしますよ。味つけはめんつゆと少量のしょうゆでパパッといきましょう。

このレシピでは加熱用のむき牡蠣(味が濃いのは加熱用です)を使いしっかり火を通しましたが、生食用に軽く火を通して、少しレアな仕上がりにしてもまた美味しいです。お好みの牡蠣でどうぞ。

 

魚屋三代目の「牡蠣と焼き豆腐の卵とじ」

【材料】2人前

  • むき牡蠣(今回は加熱用を使用) 8~10個
  • 焼き豆腐 1丁(食べやすい大きさに切る。今回は12等分にしました)
  • 卵 3個
  • めんつゆ(3倍濃縮) 50ml
  • 水 150ml
  • しょうゆ 小さじ1/2
  • 飾り用のカイワレ大根 お好みで

 

作り方

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1. まずは牡蠣の下処理から。牡蠣をサッと水洗いしてボウルなどに入れ、

 

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塩(小さじ2程度)と片栗粉(大さじ2程度、いずれも分量外)をふり、やさしくもむようにかき混ぜます。しばらくすると灰色の汚れが出てきますので、流水で水が濁らなくなるまで牡蠣を洗います。

水洗いだけでもOKですが、このひと手間で嫌な臭みが取れてさらにおいしく食べられます。牡蠣を料理する際は試してみてください。

 

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2. めんつゆと水、しょうゆを合わせてつゆを作っておきます。

 

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卵は割って、箸で切るようにざっくりとかき回しておいて下さい。

卵とじなどふんわり仕上げたいときは、よくかき回さず、ざっくりで大丈夫です。

 

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3. 小さめのフライパン(今回は24cmのものを使用)に2のつゆを加え、

 

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強火でひと煮立ちさせたら、

 

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焼き豆腐を入れて中火にし、味が染み込むように箸で上下を時々ひっくり返しながら煮ていきます。

 

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焼き豆腐の色がこれくらい変わってきたらOKです。

 

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4. 牡蠣を加え、

 

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フライパンのフタをし、中火で牡蠣を煮ていきます。

 

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2~3分したら牡蠣をひっくり返して、再びフタをしてさらに2~3分煮て火を通します。

牡蠣がぷっくりと膨れてくるのが、火が通った目安です。煮る時間は様子を見ながらプラスしてください。

生食用ならひと煮立ちでOKです。

 

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5. 最後に溶き卵をまわしかけ、フタをしてひと煮立ちさせます。

 

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卵がふっくらと固まり始めたら完成です。

 

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6. 皿に盛り、お好みでカイワレ大根を散らしてください。

 

牡蠣のエキスでご飯のおかずに、酒の肴に最高

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牡蠣から出た美味しいエキスがつゆに、焼き豆腐に、そして卵に染みわたり、ご飯のおかずに、酒の肴に最高です。

今回は牡蠣と焼き豆腐でシンプルに仕上げましたが、牡蠣を煮るときに長ねぎや菜の花などを加えてもOK。また、食べるときに七味唐辛子や一味唐辛子、山椒をふりかけても美味しいですよ。

この卵とじ、ご飯に合うんですからもちろん、ご飯にのっけて「牡蠣と焼き豆腐の卵とじ丼」にしてもバッチリ。丼アレンジもぜひお試しくださいね。

 

そして最後に、加熱用の牡蠣と生食用の牡蠣の違いについて。

以前お店で、「生食用の牡蠣は鮮度がいいもので、加熱用は生食できなくなったもの?」とお客さまに聞かれたことがありますが、そんなことはなく、生食用も加熱用も鮮度に関しては一緒。ただし、生食用は、滅菌洗浄プールなどで2~3日ほど絶食させてから出荷したものなんです。パッケージに加熱用と書いてある牡蠣はくれぐれも生で食べないでくださいね。

 

ブリ刺身を濃いめのタレでサッと焼いて「ブリのしょうが焼き丼」にしたらウマすぎた【魚屋三代目】

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こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。

手軽で美味しいブリレシピ、おかげさまで好評です。

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今回は、脂ののったブリをサッとしょうが焼きにして丼にしちゃいましょう。刺身用のブリを使えば骨もなく、完全に火を通さなくても大丈夫。お好みの焼き加減で仕上げてください。

しょうが焼きのタレのベースは、しょうゆ、みりん、酒を1:1:1の割合で合わせればいいので覚えやすいと思います。今回はにんにくもプラスして、激ウマのタレが完成です。

 

魚屋三代目の「ブリのしょうが焼き丼」

【材料】1人前

  • ブリの刺身 6~8切れくらい(あれば厚切りで。サクを厚めに切るのもおすすめ)
  • ご飯 お好きな量
  • サラダ油 少々
  • しょうがのすりおろし 小さじ1(1片、5g分程度)
  • にんにくのすりおろし 小さじ1/4
  • しょうゆ、みりん、酒 各大さじ2
  • 薬味ねぎ お好みで

 

作り方

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1. 今回、ブリはサクを用意して1cmくらいの厚さに切りました。お好みでもっと厚くても大丈夫ですよ。

 

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刺身の場合は厚めの切り身がおすすめです。

 

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2. しょうゆとみりん、酒にしょうがのすりおろし、

 

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にんにくのすりおろしを加え、

 

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よく混ぜ合わせてタレを作ります。

 

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しょうが焼きのタレはしょうがの風味が命。ですので、チューブタイプよりも生の皮つきしょうがをよく洗ってすりおろすのがおすすめです。

しょうがは国産の方がすりおろしていて筋張らず、香りも良いので試してみてください。

 

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3. フライパンにサラダ油を薄く引き、

 

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ブリを入れ、強火でサッと焼いて表面に焼き色をつけ、別皿にとっておきます。

熱が入りすぎるとパサつくため、焼き時間は強火で片面数秒が目安です。一度に2~3枚ずつが焼きやすいと思います。

 

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4. 同じフライパンに2を入れます。

 

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中火でひと煮立ちさせてアルコール分を飛ばしたら、ブリを戻し入れ、

 

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手早く絡ませたら取り出しましょう。

 

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5. 丼にご飯をよそい、薬味ねぎをのせ、

 

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ブリものせます。

 

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お好みでフライパンに残ったタレをかけてください。

 

にんにくで深みを出したしょうが焼きのタレが最高です

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脂ののったブリに、にんにくで深みを出したしょうが焼きのタレが絡みまくってご飯があっという間になくなります。辛さがほしいなら、出来上がりに一味唐辛子を振りかけてください。

タレは、しょうゆ、みりん、酒を1:1:1で混ぜ、お好みの量のすりおろししょうがを加えればOKです。これを基準に、しょうゆ油感を強めたいならしょうゆを多めに、甘さがほしいならみりんを増やすか砂糖を少々加えてくださいね。にんにくをプラスするとひと味違った美味しさになりますよ。

しょうが好きなら、ここにしょうがのせん切りも加えるとGood。もちろんお肉を焼いても最高なので、このタレのレシピは覚えておいて損なし、ですよ。

 

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