
こんにちは! 鮮魚魚武の三代目、料理家の魚屋三代目です。
寒くなり、牡蠣がますます美味しい季節。(冬に旬を迎えるのは真牡蠣。もう1つ、夏に旬を迎える岩牡蠣もあります)
そのぷりぷりした食感と強烈な旨味を辛さと痺れでさらに際立たせる、麻辣(マーラー)な牡蠣の炒めものを作ってみました。
今回は、手軽に牡蠣本来の旨味を楽しめるよう生食用の牡蠣を強火でサッと焼いて、ぷっくりウマウマに。仕上げに振りかける粉唐辛子と花椒で辛さと痺れをプラスします。寒さが厳しくなるこの時期、辛さと牡蠣のエキス&パワーで体の中から温まってくださいね。
なお、牡蠣は加熱用を生食すると食中毒を引き起こすなど危険です。今回はサッと炒めるだけですので「生食用」とあるものを購入してください。
魚屋三代目の「牡蠣のシビカラ炒め」
【材料】2人前
- むき牡蠣(生食用) 10~12個
- にんにく(みじん切り) 5g程度(1片分)
- しょうが(みじん切り) 5g程度
- サラダ油 大さじ1
- 豆板醤 小さじ1
- オイスターソース 小さじ2
- しょうゆ、酒(日本酒) 各大さじ1
- 砂糖、ごま油 各小さじ1/2
- 粉唐辛子(なければ一味唐辛子でもOK)、花椒(パウダータイプ) お好みの量(今回は各小さじ1)
作り方

1. 牡蠣を流水で洗い、

キッチンペーパーなどでおさえてしっかりと水気を取り除きます。

2. フライパンにサラダ油を強火で熱し、牡蠣を入れたら、

牡蠣全体に焼き色が付くように手早く炒めます。牡蠣がふっくらしたら取り出して、火を止めます。
取り出した牡蠣からもエキスが出ますので、逃さずにフライパンに戻してください。

3. 牡蠣のエキスが残ったフライパンに、

にんにくとしょうが、豆板醤を加え、中火で香りが出るまで炒めます。
にんにくやしょうがはチューブタイプ(各2~3cm)でも良いですが、刻んだものの方が食感があり、牡蠣とも合います。

しょうゆ、オイスターソース、酒、砂糖も加え、

少し煮詰めて色が濃くなってきたらソースの完成です。

4. そこに牡蠣を戻し入れ、

強火にしてソースと牡蠣を手早く絡ませたら、ごま油を鍋肌から回しかけ、ひと混ぜして器に盛り付けます。
5. 食べるときに粉唐辛子と花椒をお好みの量、ふりかけてください。
ラー油や輪切り唐辛子を加えて激辛度アップ!

牡蠣の旨味と麻辣のシビカラで、酒の肴にもご飯にも合うこれぞ冬のごちそうです。もっと刺激が欲しい方は、麻辣ソースを作るときに輪切り赤唐辛子をお好きな量加え、さらに仕上げにラー油も回しかけてみてください。激辛度がアップします。
牡蠣を戻すときに長ネギのみじん切りを加えると風味はさらにアップ。彩りが欲しければ、ししとうやにんにくの芽を一緒に炒めても美味しいですよ。
生食用の牡蠣は、しゃぶしゃぶにしても旨味凝縮で絶品です。

























































































