手軽に美味しく食べられて、とりあえずの家メシにぴったりのパスタ料理。『メシ通』でもこれまで、すぐできてちゃんとウマい、和洋中さまざまな味つけのパスタレシピをご紹介してきました。
今回はその中からフライパン1つ、ひと口コンロで美味しくできる「ワンパンパスタ」と、電子レンジにおまかせの「レンチンパスタ」を集めた、題して「春の簡単パスタ祭り」を開催! 新年度や新生活が始まり何かと忙しいこの季節、自炊したいけれど時間もやる気もない……。そんなときの家メシにもぴったりですよ。
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01:乳化の失敗を高確率で回避「ワンパンペペロンチーノ」元イタリアン料理人のレシピ
フライパン1つで仕上がるのはもちろん、スパゲッティに含まれるでんぷんがソースに溶け出して、とろ~り美味しいソースになりやすいのがワンパンパスタのいいところ。こちらは、元イタリアン料理人のパパイズムさん直伝、にんにくと唐辛子の風味がたまらない「ワンパンペペロンチーノ」のレシピです。
くたくたに煮込んだブロッコリーのうま味、コンソメスープ、にんにくと焦がしたベーコンの風味をたっぷり吸った麺は絶品!
油が熱々になったフライパンに水を入れると跳ねやすいので、一度火を止めて30秒ほど待ち、少し温度が下がってから入れるのがおすすめですよ。
02:乾麺と野菜をスープで“同時煮”「キャベたまスープスパゲッティ」フライパン1つでできる1人メシ
ワンパンパスタにはお店のまかないメシでもお世話になっている、というヤスナリオさんのレシピがこちら。キャベツ、玉ねぎの野菜の甘み、ツナのうま味の効いたふわふわの卵スープで食べるスープスパゲッティです。
フライパンでキャベツ、玉ねぎ、ツナ缶のスープを作り、そこにスパゲッティを乾麺のまま入れて一緒に煮込んだら、溶き卵で仕上げます。
バターを1かけトッピングして、熱々のスープで溶かしながらコクうまにするのがヤスナリオさんオススメの食べ方。バターのかわりにごま油やラー油をかけて、ちょっと中華風にして食べても美味しいです!
03:フライパンで全部煮込めてラク「濃厚チーズクリーム風スープスパ」きのこも野菜も食べられるレシピ
牛乳とたっぷりのチーズで、生クリームを入れたように濃厚クリーミー! しめじとベーコン、玉ねぎ、ほうれん草と具沢山の「チーズクリーム風スープスパ」もフライパン1つで作って食べられます。
下茹で済みで食べやすく切ってある冷凍ほうれん草は、そのまま鍋やフライパンに投入できて使えるおすすめのストック食材。ワンパンパスタやレンチンパスタにも重宝しますよ。
04:いつの間にか乳化してラク「ジャーマンポテト風ワンパンパスタ」元イタリアン料理人のレシピ
加熱して甘みを出したホクホクのじゃがいもと、香ばしく炒めたベーコンの塩気があとを引くジャーマンポテト。お酒もすすむその美味しさをワンパンパスタにアレンジしたのがこちらです。コンソメ、ベーコン、にんにくのうま味を吸ったモチモチのスパゲッティがたまりません!
じゃがいもは小さく切りすぎるとスープに溶けてしまうので、2cm角に切って、煮込みながら少し崩すのがホクホク感を残すコツ。スパゲッティ、そして、じゃがいもからも溶け出したでんぷんでとろ~りなめらかなソースが麺によくからみます。ベーコンのかわりにソーセージで作ってもいいですね。
05:お湯を沸かさずレンジで10分「ツナとトマトのレンチンパスタ」はこうすると麺がくっつきにくい
電子レンジと耐熱ボウルでパスタもソースも加熱するのが、料理研究家Yuuさんに教えてもらった「ツナとトマトのレンチンパスタ」です。お湯を沸かす必要もなく、洗い物も少ないパスタは、ツナ缶とトマト缶、トマトケチャップのうま味がたっぷりしみて絶品!
加熱時間は電子レンジ600wで7分+3分で10分が目安。スパゲッティは半分に折り、半量ずつ交差するように耐熱ボウルに入れて加熱するとくっつきにくくなりますよ。
06:電子レンジと耐熱ボウルで「鶏とキャベツのうま塩パスタ」を作る方法
やわらかくて甘みのある春キャベツで作ると美味しい「うま塩レンチンパスタ」。
耐熱ボウルに、半分に折ったパスタ→食べやすい大きさにちぎった春キャベツ→鶏もも肉の順に重ねます。そこに水や鶏ガラスープの素、チューブにんにくを入れたら、あとは電子レンジにおまかせで完成です。
シンプルな味つけですが、その分、キャベツの甘さが際立ちますよ! 食べる前にお好みでバターをのっけてコクうまにするのもおすすめです。
07:電子レンジと耐熱ボウルで絶品「塩昆布とベーコンの和風パスタ」ができたので報告します
ベーコンと塩昆布があれば試してほしい超お手軽レシピがこちらの「塩昆布とベーコンの和風パスタ」。ベーコンと塩昆布のうま味がしみしみ! 具材2つのとってもシンプルなレシピなのに、フォークが止まらない美味しさです。
耐熱ボウル1つ(ボウルのまま食べてしまえば食器も不要)、キッチンバサミで切れば包丁いらず。電子レンジで加熱する際の時間の目安は、パスタのパッケージにある茹で時間プラス3分。加熱後まだパスタに芯が残っているようなら、30秒~1分ずつ追加で加熱(水が足りないようなら水も足しながら)してください。
08:レンジで8分「サバ缶とブロッコリーのペペロンチーノ」は、味も栄養もグッド
サバ水煮缶と冷凍ブロッコリーがあれば、包丁もまな板も出さずにサクッと作れちゃう「サバ缶とブロッコリーのペペロンチーノ」。サバ水煮缶を汁ごと入れるのでサバのうま味が凝縮! にんにくの風味、鷹の爪とブラックペッパーのピリ辛も食欲をそそりますよ。
レンチン中の破裂を防ぐため、サバの身は小さくほぐして加熱するのがポイントですよ。
フライパン1つのワンパンパスタも、耐熱ボウルと電子レンジでできるレンチンパスタも、美味しくできて、そのうえ洗い物が少なくて済むのが1人メシにはうれしいですね! ご紹介したレシピは手間いらずなのはもちろん、少ない材料で作れるものばかり。今すぐパスタが食べたいのに買い置きのパスタソースをうっかり切らしていた、そんな日にもお試しください。
企画協力:レシピブログ
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