【めちゃうまホルモン】かめばかむほど味わい深くなる! まるで人生のようなホルモンの味【まとめ】

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お元気ですか? 昨夜ホルモン焼きモリモリ食べてきて元気いっぱい、でもニンニク臭が気になるメシ通編集部です。しっかり口臭ケアして、今日も仕事がんばるぞい!

みなさまにもこのカラ元気をお裾分けしましょうね、ってことで、ナイスなホルモン屋さん、3軒紹介しちゃいましょう。

福岡東京北海道、各地のホルモン、どんな違いがあるのでしょうか?

まずは、福岡のこのお店。

 

「日本一のホルモン屋」。 看板のうたい文句に間違いなし【煮こみ】

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今回うかがうお店の名前……の前に、まずは場所のおさらい。福岡の中心街・天神からも博多駅からも車で10分ほど。白金・高砂エリアはアクセスも抜群のエリアなんです

目印は、昭和な風情が漂う茶色の外観。しっかりアピールしているので、迷わずたどり着けると思います。

 

「日本一のホルモン」と看板を掲げるそのお店の名は、

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煮込み」 

 

な、なんと料理名、いや、調理法をそのまま店名にしてしまうという大胆さ! “看板メニュー”とはまさにこのこと。 

 

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ということで、期待を胸にお店の中に。こちらが奥に長く広がる店内の風景です。

煙モクモクのホルモン店を想像していたのですが、いい意味でイメージを裏切ってくれています。実に清潔感にあふれています。

 

こちらのお店は、ホルモンの質にとことんこだわっています。

 

とにかくホルモンは鮮度が命。新鮮なホルモンを使うことがおいしさの基本」と、仕入れ状況が思わしくなかったらお店を休んでしまうほど、ホルモンの質へのこだわりを徹底。 

 ちなみに主に鹿児島県産の黒毛和牛のホルモンを使用しているそうです。

 

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▲もつ煮込み(700円)

 

まずは、お店の代名詞的メニュー「もつ煮こみ」から。

 

まずは、ひと口パクリ。ん!? とろっとろ、ふわふわ。かまずにとろっととろけるホルモンと、ふわふわの豆腐が口の中で一体となって、そこにお肉のうま味がじゅわ〜。これは、お酒にも白飯にも最高のパートナーです!

 

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▲特上ホルモン焼 (850円)

 

出ました! ワタクシの大好物「特上ホルモン焼 」の登場です!

この「特上ホルモン焼」は「もつ煮こみ」と双璧をなすメニュー。

見てください! このときめくフォルム。
まるで白い花のようじゃありませんか!?
そして、肉好きを喜ばせるビッグサイズ!
例えるならば、ちょっと大き目のシュウマイくらいでしょうか。
熱々のうちに、ひと口で頬張ってみてください。
肉汁が、お口の中で弾け出します。

 

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食べ方は、ポン酢or塩。
まずは大将オススメの食べ方、塩でいただきま〜す。

 

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▲大根漬け (お通しとして+50円)

 

ホルモンのお供には野菜も欲しいところ。

 

なんとこのメニュー、低価格なのに食べ放題
さっぱりとしたお酢の味とほのかに甘い味付けが舌を休めてくれつつ、実はこれだけでもお酒が進んじゃう美味しさ。

 

 ホルモンのじゅわ〜っという食感を想像しただけで、ヨダレ出てきます!

 

次は東京のホルモンです。

 

亀戸ホルモン戦争!? ホルモンブームの亀戸で「ホルモン番長」に会ってきた

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東京・亀戸は駅周辺を中心に無数のホルモン店が乱立するホルモンブームまっ只中の街。

 

そんな「亀戸ホルモンブーム」のキーパーソンといっても過言ではないこの方にお話を聞きました。

「初代 吉田」オーナー、吉田明広氏。

通称・ホルモン番長。

名店「亀戸ホルモン」を立ち上げ、総料理長をつとめた吉田氏が独立したお店が「初代 吉田」

 

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「亀戸ホルモンをはじめたのは、いまから16年前。知り合いから、若い子がお店を開くので手伝ってくれ、と頼まれたのがきっかけ。気軽な気持ちで二つ返事でオッケーしたよ」

 ──さすが番長、すごい決断力です。 

当初、亀戸ホルモンはホルモン店ではなく、焼肉店だったのよ。もちろん、名前も亀戸ホルモンではなかった。亀戸には、焼肉三千里という名門の焼肉店があるのだけど、こちらは僕がお世話になった大先輩がチーフをやっていたお店。そしてお店をはじめることになった場所がまさかの焼肉三千里の目の前(笑)。これはもう三千里の方にバレたらどうしようと思いながら……(仕事をしていた)」

 

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▲定番7種ホルモンを盛り合わせる「闇盛り」(大1,728円 小1,188円)

 

お世話になっている人に隠れ続けながら仕事をしていくのも限界。はて、どうしたものかと思案しているなか、番長に一つのアイデアが。

 「たまたま仕入れ先の業者さんが良い内蔵をもっていたので、焼肉店ではなく、イチかバチかホルモン店をやってみようかと」

(亀戸の)地名をいれた亀戸食堂や亀戸餃子など飲食店があったのだが、ホルモン店で亀戸を冠としたお店はなかったことに気づいた番長。

そのお店を「亀戸ホルモン」と名付けます。ナイスアイデア!

 

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▲(1,058円)※写真は2倍量の「レンガMAX」

 

「亀戸ホルモン」は、その後も着実にお客さんの支持を集めていきます。

そして吉田氏も、この頃からそのキャラクターから番長と呼ばれはじめます。

いっぽうで亀戸の街には、新規のホルモン店が乱立。

ホルモン界のトップランナーとなった「亀戸ホルモン」が牽引する形で、空前のホルモンブームが巻き起こります。

 

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▲煮込み(486円)

 

 「亀戸ホルモン」の厨房にも人が育ってきたこともあり、番長もついに一念発起。

「亀戸ホルモン」を退職し、「初代亀戸ホルモン吉田」をオープン。

 「自分自身、『亀戸ホルモン』というお店の名付け親だということもあって、やっぱり(その名前に)愛着があったわけで。でもだな……

 ──でも……?

「でも、なんで初代なんですか? とか、独立したのに『亀戸ホルモン』なんですか? とか、いろいろ聞かれることがやっぱり多くなって、めんどくさくなって『初代 吉田』にかえた(笑)」  

 

今回は番長の話をうかがいながら、おすすめメニューを紹介いたしました。

 

ホルモンは漢気! 番長の気合の入ったホルモンで精力アップ!


最後は、北海道の超メジャーホルモン!

 

北海道民なら見たことあるよね? スーパーでもお馴染み「炭や」のホルモン!

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スーパーで売っている、このパッケージ。

北海道民であれば一度は目にしたことがあるでしょう。
焼肉の必須アイテム「炭やシリーズ」のホルモンです。 

 

この製品を製造している旭川市では、ホルモンといえば、牛ではなく豚ホルモンが一般的。 

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「炭や」シリーズは旭川市の米谷産業が手掛ける商品。

不動の一番メニュー、塩ホルモンをはじめ、トントロや豚サガリなど種類も豊富です。

私も家族や仲間と、何度となく食べてきたホルモンです。

旭川には、この「炭や」が実店舗としてあるので、
早速、そちらをレポートしてきましょう! 

 

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旭川市の「平和通買物公園」です。
ここは日本初の恒久的歩行者天国なんですよ!

 

買物公園から少し折れたところにある小路に、「炭や」があります。

毎日老若男女で大混雑のお店です!

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▲ミックスホルモン(378円)

 

塩ホルモン(ガツ)と上ホルモン(直腸)が楽しめる、「ミックスホルモン」です。

そもそも旭川は養豚が盛んだったため、
豚のホルモンが市民権を得るようになりました。

 

「炭や」では、生の新鮮なホルモン を仕入れています。
それも、毎日ですよ、毎日!

 

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皮から焼き始めて、慎重に焼いていきます。

 

では、いただきます!

 ……うわ!

コリコリなのに柔らかい。
これは美味しい。
くさみなんて全くありませんよ。
ひとつ、ふたつと箸が止まりません!

 

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▲豚トントロ(432円)

 

「豚トントロ 」は、豚のホッペのお肉で、脂が多く、独特の食感が楽しめる部位です。

 

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▲炭やの特製煮込み(432円)

 

焼いて、食べて、焼いて、食べてを繰り返しているうちに。
一回、煮込んだものも食べたくなるなんて。

 

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ものすごく柔らかいです。
お酒がいくらあっても足りません。

 

北海道で食べるべきものが、また一つ増えてしまいました!


普通の焼肉とはまた違う味わいのあるホルモン。かみ締めているうちにだんだん味が出てくるのがまるで人生のようですね。

 

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:「メシ通」編集部

メシ通編集部

食を楽しみたい人のためのWebマガジン「メシ通」編集部です。

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