レトルトカレーはここまで頑張ってくれる

f:id:uralatokyo:20161017185418j:plain

レトルトカレーは温めてご飯にかければ立派な一食。けれど胃袋だけでなく心も満たされるかといえば、そうとも限らないですよね。レトルトカレーが大好物、それさえ食べていればこよなく幸せという人ならばともかく、心のどこかで「手抜きで一食済ませた」という自分に落胆している部分が否定できなくもありません。それにそもそも、白米&ほとんど具のないカレーというビジュアルもさびしい。

 

そこで、ほんのちょっとのひと手間を加えて、レトルトカレーを変身させてやろうではありませんか。わずかな手間でボリュームも栄養もアップ、見た目でも満たされる。さらに「手抜きにあらず。レトルトカレーを生かしたレシピに挑戦してみた!」という心の満足感も得られます。まさに一石三鳥!

 

レトルトカレーのアレンジは調べれば山のように出てくるでしょうが、今回は「簡単」なのに「おいしく」、さらに多くの男性にとって重要な「ボリューム」面でも満足できる3品をご紹介します。

 

焼きカレー

まず、耐熱皿がなかったら、今は100円ショップでも売られているのでこの機会にぜひ入手を。トースターでもオーブンでも皿ごと投入できるので大変便利です。

 

ご飯とカレーはあらかじめ温めておきます。その上にとろけるチーズを乗せて、チーズが溶けるまでトースターで焼くだけ。

f:id:uralatokyo:20161017185442j:plain

これだけでなに、この外食っぽさ! 

ゴージャスさ5割増し!

 

f:id:uralatokyo:20161017185502j:plain

これは本当においしいです。以前、お店で焼きカレーを食べたときは、ご飯にも少量のカレーが混ぜてある感じでした。でも普通の白米でも十分おいしいです。とろけるチーズの形状はお好み、もしくは冷蔵庫にあるものでどうぞ。

 

具をプラスカレー

肉や数種類の野菜を小量ずつ切るという面倒も無駄も避けつつ、具沢山カレーに仕立てるには、ミックスベジタブルとひき肉が役立ってくれます。

ボリュームが欲しい場合は、1センチ角程度に切ったじゃがいもも入れましょう。

コツは具を炒めること、具にもカレー味をつけておくこと、の2点です。

 

ひき肉は牛でも豚でも合いびきでもご自由にどうぞ。ミックスベジタブルと肉との比率もお好みで。

f:id:uralatokyo:20161017185527j:plain

カレー粉と塩コショウを加えて炒めます。カレー粉は最後に振るのではなく、カレー粉そのものを炒めましょう(炒めないと粉っぽいです)。

ここで具にカレー味をつけることで、「具が増えた分ルーが足りない!」という不測の事態を防ぐことができます。

 

f:id:uralatokyo:20161017185543j:plain

できあがり! 

なんという手軽さ。

 

f:id:uralatokyo:20161017185603j:plain

しかもこれ、カレー味のひき肉&ミックスベジタブルだけでもおかずになってしまうというおいしさ。弁当男子だったら、お弁当にもぴったりですよ! 

 

カレーうどん

これも好評メニューですが、せっかく自宅で作るのならば、具をてんこ盛りにして「B級グルメのぜいたく」を楽しもうではありませんか。

 

コツはレトルトカレーだけでなく、うどんのつゆも200~300cc入れることです。これでぐっとカレーに和のテイストが加わりますし、カレーがスープ状になることで、自己主張する主役からうどんや具を支える名脇役へとジョブチェンジします。うどんのつゆは、もちろん麺つゆでOK。普段うどんを食べる時と同じ濃さの麺つゆにしてください。

 

麺つゆで具を煮ます。個人的には豚肉と玉ねぎはカレーうどん最強の具だと思います。そしてできれば油揚げ! これもいい仕事しますよ、ぜひ入れてみてください。

 

レトルトカレーとうどんも加えてひと煮立ちしたら、できあがりです。

f:id:uralatokyo:20161017185629j:plain

おいしくないわけがない! 

 

f:id:uralatokyo:20161017185703j:plain

ひき肉&ミックスベジタブルやカレーうどんのうどん以外は冷凍できるので、まとめて作って1食分ずつ冷凍保存しておけば、いつでも変身レトルトカレーを楽しむことができます。レトルトも上手に利用して、自炊ライフのレパートリーを増やしたいものです。

 

書いた人:椿あきら

椿あきら

猫の下僕をしているライターです。猫と暮らすようになってから、断然家飲み派になりました。著書に『オリンピックと自衛隊 1964-2020』(並木書房)。

過去記事も読む

『深夜食堂』に出てくるアノ豚汁が食べたい!【冬のド定番レシピ】

f:id:Meshi2_Writer:20161107144715j:plain

ますます寒くなるこれからの季節にぴったりな料理と言えば、現在公開中の映画『続・深夜食堂』にも登場する、具だくさんな豚汁定食!

 

小林薫さん扮するマスターがいる「めしや」唯一の正式メニューにして、ドラマ版の冒頭では毎回調理シーンも描かれる『深夜食堂』シリーズの“象徴”とも言える逸品だ。

 

そこで今回は、シリーズ全作の料理を手がけているフードスタイリスト・飯島奈美さんにご協力いただき、身も心も温めてくれる“あの”豚汁定食を完全再現。料理無精な読者諸兄でも手軽に作れる、美味しい豚汁の“極意”をレクチャーしていただいた──。

 

フードスタイリストは体力勝負

f:id:Meshi2_Writer:20161107144802j:plain

とはいえ、「フードスタイリスト」と、ひとくちに言っても、具体的にどんな仕事なのかが、いまひとつピンとこない──という人も多いはず。

 

そんな読者のために、まずは飯島さんが手がける実際のお仕事について聞いてみた。

 

簡単に言えば、映画やドラマ、CMなんかの撮影現場で、撮影用の料理を作るのが私たちの仕事です。なんとなくのイメージで「芸能人にたくさん会えて、華やかでいいですね」なんて言われたりすることもありますけど、実際のところは、けっこうな体力仕事。現場のスタジオには、冷蔵庫とテーブルぐらいしかないことのほうが多いんで、ひとたび撮影となると、カセットコンロに鍋やザル、まな板に包丁、食材に食器……と、「引っ越しですか?」ってぐらいの大荷物で現場入りしますしね(笑)。

 

言ってみれば、食材の調達から、搬入・搬出に至るまで、監督の要求に応じて、食に関するいっさいがっさいを“スタイリング”するのが飯島さんのお仕事。そこにはもちろん、一筋縄ではいかない“撮影”ならではの苦労もあるという。

 

たとえば、お母さんが台所で煮物を作っているシーンのあとに、すぐ食卓を囲むシーンがあったとしても、全体のスケジュールがあるから、「ちょっと煮込むのに時間をください」なんて言うわけにはいきません。だから、煮込み終わった完成品も並行して作って、いかにジャストのタイミングで出せるようにしておくか、みたいな部分には、どんな現場でもすごく神経を使います。松岡(錠司)監督とは、『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』以来、かれこれ10年近いお付き合いなので、こと『深夜食堂』に関しては、わりと信頼して任せてもらえているのかな、とは思いますけどね。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107144914j:plain

▲こんな焼肉定食も……

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107144932j:plain

▲焼きうどんも……

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107144948j:plain

▲すき焼きも! 映画『続・深夜食堂』にも、うまそうな料理は盛りだくさん!!

 

経費削減のシワ寄せは料理に

ちなみにこのご時世、「経費削減」が叫ばれるのは、映像の世界も一般企業と同じ。作品によっては、スタイリスト泣かせなムチャなオーダーもあるのだとか。

 

いくら味は映像に映らないと言っても、食材の差は、味にも見た目にも出ちゃいますから、演者さんががっつり食べるシーンがあるのに、「食材はスーパーで極力安いものを買ってください」とかって言われたりすると、「なんだかなぁ」と思ったりはしますね。もし安くて白っぽいトマトと、高いけどちゃんと赤いトマトがあったら、私たちはやっぱり赤いほうを選びたい。まぁ、レシートをチェックされて、「このトマトはちょっと高いんじゃないですか?」なんてツッコまれたりすることも、ままあるんですけどね。

 

一方、飯島さんがフードスタイリストとしての一歩を踏みだしたバブル時代には、食材はもちろん、食器類もその都度、使い捨てが当たり前。なかには、それを“元手”に食器のリース業を始める先輩もいたというから驚きだ。

 

食器も、ある程度は持っていたほうが便利ではあるんですけど、自前のものは一度使ってしまったら、しばらくは使えない。だから、いまは借りることのほうが多いです。しかも最近は、そういうリース屋さんで食器を借りて、ハンバーグを食べるシーンはコレで、デザートのときはコレ。コーヒーカップはコレ……って感じで、盛りつけのイメージが分かる写真資料を作って、事前に先方のOKをもらうのが主流。角切りにしたキャベツを「千切りにしてもう一度(写真を)撮ってください」なんて言われることも普通にありますし、意外と撮影当日までの準備もひと苦労なんですよ(笑)。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145125j:plain

▲ざるそばも……

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145151j:plain

▲チャーハンも……

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145221j:plain

▲さんまの塩焼きも! 飯島さんの“プロの仕事”のたまもの!!

 

あの『深夜食堂』の豚汁レシピを公開!

f:id:Meshi2_Writer:20161107145252j:plain

▲これが家でササッと作れたら、ちょっとカッコよくないですか?

 

……と、飯島さんのプロ魂がキラリとのぞく、その仕事ぶりをお分かりいただいたところで、お待ちかねの豚汁レシピをさっそく公開。飯島さん直伝のワンポイントアドバイスを参考にしつつ、ぜひみなさんにも実践していただきたい。

 

まず、肝心の材料はコチラ!

f:id:Meshi2_Writer:20161107145631j:plain

【材料】(4〜5人分)

  • 豚バラ肉(スライス)  200g
  • 大根          1/4本
  • にんじん        1/2本
  • しいたけ        4個
  • ごぼう         1/2本
  • 里芋          3個
  • こんにゃく       小1枚
  • 豆腐          1/2丁
  • 油揚げ         1枚
  • 長ねぎ         1/2本

 

  • だし汁         1500cc
  • ごま油(or サラダ油)  大さじ1
  • 味噌          大さじ5~6
  • しょうゆ        小さじ1
  • みりん         小さじ1

 

【飯島’s ポイント】
少ない材料で作るとしたら、いい味が出るごぼう、長ねぎ、里芋、大根はマスト。人参は彩りを考えるなら「あったらいいな」ぐらいの感じです。味噌に関しては、『深夜食堂』の劇中では、熟成期間の長い濃いめの仙台味噌と、甘みのある信州味噌の2種類を合わせていますが、そこは好みでまったく問題ありません。

 

【作り方】

①豚バラ肉を4㎝の長さに切る。大根、にんじんはいちょう切り、しいたけはスライス、ごぼうはささがき、里芋は一口大に切る。

②こんにゃくを食べやすい大きさに手でちぎってアクを抜き、豆腐は水切りして食べやすい大きさにちぎる(※ちぎったほうが味が染みこみやすいのだ!)

③油揚げを横半分に切って、1㎝幅に切る。長ねぎのうち、半分は1㎝の小口切り(※一緒に煮込む用)に、残りは薄い小口切り(※最後に乗っける用)にする。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145710j:plain

④熱した鍋にごま油をひき、豚バラ肉を炒める。里芋と長ねぎ以外の野菜とこんにゃくを入れて炒める。

 

【飯島’s ポイント】

野菜は、水分が出てくるぐらいまでしっかりめに炒めておくと、煮る時間も短くて済むので、夜中に急に食べたくなったりしたときなんかは、早く水分が出てくるよう、気持ち塩を入れて炒めると、時短にもなってすぐ食べられます。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145741j:plain

⑤全体に油がまわったら、だし汁を加える。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145755j:plain

⑥アクが出たらすくい、味噌の半量を加えてフタをして、10~15分煮る。

 

【飯島’s ポイント】

ここで味噌を半量入れるのは、野菜に味を染みこませるため。煮つづけると味噌も香りが飛んでしまうので、半分は味つけ用にここで使い、残りは、風味をしっかり残すための仕上げ用として取っておきましょう。煮つめ具合によっては、味が濃くなってしまう可能性もあるので、仕上げのときは、味をみながら量を加減するといいと思います。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145834j:plain

⑦野菜が柔らかくなったら、里芋、長ねぎ、豆腐を加えて約10分煮る。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145851j:plain

⑧残りの味噌、みりん、しょうゆを加え、沸騰する直前に火を止める。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145901j:plain

⑨お椀に盛りつけ、長ねぎをのせて、ご飯と漬物を添える。

 

【飯島’s ポイント】

おかず的にガッツリ食べたいときには、豚バラ肉をちょっと厚みのある生姜焼き用なんかに変えてみるのもいいと思います。5mmぐらいの厚みがあるお肉を使えば、次の日になってもホロッとした肉々しい食感が楽しめるんじゃないかな、と。 

 

飯島さんが、劇中で2種類の味噌を合わせたのは、「マスターのお店には、いろんな地方の人が来そうだから、ミックスしたほうが馴染みやすい」との思いから。

 

この冬は、大切な誰かとご当地味噌をミックスしあって、ふたりだけの「豚汁」でホッコリ……というのも、なかなかオツだと思うのだが、読者のみなさんはどうだろう?

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107145947j:plain

【飯島奈美(いいじま・なみ)】

東京都生まれ。フードスタイリスト。TVCMなど広告を中心に活動をはじめ、’05年の『かもめ食堂』(荻上直子監督作)への参加をきっかけに、映画やドラマにも進出。『深夜食堂』シリーズのほか、映画では『南極料理人』や『海街diary』。’13年にはNHKの朝ドラ『ごちそうさん』でもスタイリングを担当した。著書に『LIFE なんでもない日、おめでとう! のごはん。』(1,2,3巻)などがある。

 

f:id:Meshi2_Writer:20161107150018j:plain

【作品情報】

映画『続・深夜食堂』全国の劇場にて、絶賛公開中!

制作・配給:東映

© 2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

※本記事は2016年11月の情報です。

 

書いた人:鈴木長月

鈴木長月

1979年、大阪府生まれ。関西学院大学卒。実話誌の編集を経て、ライターとして独立。現在は、スポーツや映画をはじめ、サブカルチャー的なあらゆる分野で雑文・駄文を書き散らす日々。野球は大の千葉ロッテファン。

過去記事も読む

冷蔵庫のナンプラー救済レシピ! パクチーボーイ エダジュンの「ナンプラートマト」

f:id:edajun:20161109121641j:plain

冷蔵庫の奥底に眠っていませんか? アレが……

こんにちは! パクチーボーイのエダジュンです。エスニック料理の決め手といえば「ナンプラー」。ただ、買ったはいいもの1回しか使わず、冷蔵庫の奥底に眠っていませんか? どう使ったらいいのか分からない……なんて声も聞きますが、そんなにカタく考えずに! ゆるくいきましょう!

今回は5分で簡単に作れる、ナンプラーを使ったおつまみレシピを紹介します!

 

エダジュンの「ナンプラートマト」

【材料】(作りやすい量)

  • ミニトマト 9個
  • ナンプラー 大さじ1
  • にんにく(みじん切り) 1片
  • 鷹の爪(タネなし・輪切り) 適量
  • オリーブオイル 大さじ1

 

作り方

f:id:edajun:20161109121810j:plain

1. ミニトマトはグリルで2分ほど皮がふやける程度に焼く。

 

f:id:edajun:20161109121738j:plain

2. フライパンにオリーブオイルをひき、にんにくと鷹の爪を入れる。香りがたってきたらナンプラーを加えて、ひと煮たちさせたらボウルにうつす。

 

3. 皿に1をのせて、2をかけて完成!

 

ナンプラーとトマトの相性が最高なワケ

f:id:edajun:20161109121841j:plain

にんにくとナンプラーの味が効いた、簡単ヘルシーおつまみです。ビールもいいですが、白ワインとも◎

ナンプラーにはグルタミン酸などのうま味が含まれており、なんとトマトにもグルタミン酸が含まれているため、ナンプラーとトマトは相性抜群! ぜひ、おつまみの1品としてお試しください。

 

ハイクオリティな288円定食。謎の激安定食屋さんはどんなに食べて飲んでも3,000円?

f:id:Meshi2_IB:20161024125918j:plain

すごいお店を見つけました!

以前から気になっていたんですよ。このお店。

いつも車や自転車で通る道路沿いにある、ガウディ風デザインの小さなビルの一階に、いつからか、ゴチャゴチャとした手作り感あふれる看板ができて、なんか食堂みたいなのができた?

やっているのか、やっていないのかもよくわからないけど、お客さんがいる時もあるし、看板もだんだん増えている……。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024130536j:plain

ほら、なんかすごい感じ……。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024130718j:plain

恐る恐る近づいて、書いてあるメニューをよく見てみると……、えっ!?

 

f:id:Meshi2_IB:20161024131757j:plain

288円定食!? ごはんみそ汁お替り自由!?

ここ、都会なんですよ!

東京新宿区で、四ツ谷三丁目と曙橋の駅の間の大通り沿い。近隣の飲食店はけっこうお高いところばかり。お弁当だって、この値段じゃ買えないですよ。

288円定食って、一体どんなものが出てくるの?

勇気を振り絞って、この「定食酒場食堂」を直撃してみました。

 

こだわり素材の激安定食

f:id:Meshi2_IB:20161024132634j:plain

こちらはお店の責任者、早野さんです。

さっそく中に入らせていただきましょう。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024132757j:plain

カオス!

無数の貼り紙、天井には自転車とスコップ? 

 

f:id:Meshi2_IB:20161024133014j:plain

お替り自由のごはんは、こだわりのこしひかり。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024133200j:plain

ごはん、みそ汁はセルフサービスです。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024133243j:plain

生卵も一人一個サービスです。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024133533j:plain

定食は、日替り定食の他、豚キムチ定食、からあげ定食、サバ定食などいろいろあります。最近始まったザンギ定食も好評。ザンギは北海道のからあげで、普通のからあげとは違う味付けで作っているそうです。

ちまみに、定食はランチだけじゃなく、1日中いただけます。

 

まずは、日替り定食をいただいてみましょう!

今日の日替り定食は、クリームシチューだそうです。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024125918j:plain

おお、立派な定食です! 288円にはとても見えません!

 

f:id:Meshi2_IB:20161024134110j:plain

皮付きのじゃがいもがゴロリと入っています。量もたっぷり! っと思っていたら、なんとシチューもお替り自由だそうです。カレーライスが日替り定食の時もお替り自由だとか。ごはんもみそ汁もお替りできるし、それで採算は取れるんでしょうか? 心配になってしまいます。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024134510j:plain

つけ合せも、その日によって違うものが付きます。最近きゅうりは高いのに、たっぷりの量。ポテトサラダももちろん手作りです。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024134706j:plain

生卵ももちろんもらっておきます。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024140225j:plain

当然、卵かけごはんを作りますよ。

では、いただきます!

 

f:id:Meshi2_IB:20161024134803j:plain

クリームシチュー、食べてびっくり!

これ、正しい家庭の味です。シチューの素とか化学調味料とかを使っていない自然な味。野菜と肉のダシが出ていて薄味で美味しいです。

288円だからインスタントっぽい味じゃない? とか思っていると大間違いです。

実はこちら、素材にとてもこだわっているお店だったのです。

 

独特の経営哲学から生み出された288円定食

オーナーの天野雅博さんにお話をうかがいました。

 

「うちは、食材も調味料も良いものしか使ってないんですよ。産地にもこだわるし、調味料も岩塩とかきび砂糖とかこの醤油(九州産の自然な材料の醤油)とか、高いですけど、毎日食べてくれるお客さんの健康のこと考えたら変なものは出せないじゃないですか。魚も、ほら、取れたてのが千葉の漁港から届いたところですよ」(天野さん)

 

f:id:Meshi2_IB:20161024141001j:plain

わっ! ぴちぴちのスズキです。

 

「これをさばいて、フライにしたり、焼いたり……。夜のつまみにしたり、お弁当のおかずにしたりするんですよ」(天野さん)

 

お高い料亭みたいですよ。でもこのお店のお魚定食は450円です。

お弁当は店頭で400円で販売していて、こちらも大好評。近隣の企業や団体からも宅配の注文を受けていて、毎日約300食も出ているそうです。注文する人はすべて口コミで増えたとか。

 

f:id:Meshi2_IB:20161025123108j:plain

 そもそもなぜ、このお店を始めようと思ったのでしょうか?

 

「実はこの場所で2年くらい前からバーをやっていたんです。そこで昼のお弁当を始めてそれが最初ですね。お弁当が軌道に乗ってきたので、食堂事業もやってみようと」(天野さん)

 

なぜ、288円にしたのでしょう?

 

「不景気で飲めない時代が来たと言われていますが、とうとう食べられない時代に突入しようとしています。そこで、誰もが安心して食べられる、500円以下の定食を出そうと思ったんです。500円以下で、288円ならもっと良いと思って。そうすれば、宣伝しなくてもお客さんが来てくれます。うちはチラシもなんの広告もしていません。近隣の半径1kmのお客さんが常連になってくれるわけなんで、それでいいんです」(天野さん)

 

昼は開店時間からずっと満席。毎日、通ってくれる常連さんがたくさんいるそうです。こんな美味しい定食が288円で日替りで食べられれば、そりゃあ毎日通うのも当然です。

 

他の日替り定食メニューも作ってもらいました。

f:id:Meshi2_IB:20161024160836j:plain

豚肉スタミナ風炒め。これにごはん、みそ汁、つけ合わせ、生卵がつきます。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024161049j:plain

にんにくが効いていて、ごはんが進みます!

 

f:id:Meshi2_IB:20161024161201j:plain

こちらは、豚のしょうが焼き丼。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024161240j:plain

ボリュームたっぷり。豚肉は柔らかく味付けはシンプルでごまかしがない感じ。他にはフライやからあげなどの揚げ物が出ることもあります。

月曜日と木曜日は中華のコックさんが来て、中華料理が出るので、楽しみにしているお客さんも多いそうです。

 

一人3,000円以上は絶対にかからない、うれしすぎるシステム

このお店は、「定食酒場食堂」の名の通り、酒場としても利用できます。

f:id:Meshi2_IB:20161024143256j:plain

つまみも激安です!

 

f:id:Meshi2_IB:20161024143421j:plain

このナポリタンは、なんと80円!

具はシンプルですが、「まとめて何人前か頼むとソーセージが乗ったりするかも」なんてことも。見た目よりケチャップっぽくない、やはり手作り感のあるトマトソース味です。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024202609j:plain

こちらは、10月下旬から始まったおでん。1個 70円です。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024193036j:plain

作るのに2日かけるというこだわりの味で、アキレスをじっくり煮込んで出汁をとっています。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024193323j:plain

アキレス、トロトロにとろけます!

 

f:id:Meshi2_IB:20161024193548j:plain

こちらは、超すごい目玉焼き 500円。玉子6個分です。女性一人で食べる方もいるそうです。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024195912j:plain

そして、最近好評なのはジンギスカン。七輪の炭火で焼いていただきます。なんと昼から、一人で焼いてもOK。

 

f:id:Meshi2_IB:20161024202654j:plain

お酒もお手ごろ価格で昼から飲めますよ。

横で昼から飲んでいる常連のお客さんたちが言っていました。

 

「ここは昭和な雰囲気がいいんだよ。だって、忙しくなるとみんな自分で酒つぐんだよ。あと、隣のお客さんが取ってくれたりとか。そういう交流って近頃あまりないじゃない」

 

さらにすごいのが、このシステム。

f:id:Meshi2_IB:20161024203750j:plain

なんと、一人3,000円以上飲食した分は全部切り捨て!

「のんびりして頂くために当店は、お一人様3,000円以上は頂きません。例え会計が5,000円だとしても、3,000円です」

初めて見た、画期的なシステムです!

でも、もともとの値段が安いので、一人3,000円もなかなかいかないのでは?

 

「そうですね。めったに3,000円はいきませんね。多くても3人で合計で10,800円で1,800円カットとか、そんな感じです。お客さんも、もっと高いと思っていたのに、って悔しがったりしてますよ(笑)」(天野さん)

 

素晴らしすぎますね。安すぎて悔しがるとは。

 

「実はこの288円定食の「定食酒場食堂」を全国展開しようとしているんですよ。加盟金は2円です。でも誰でもいいわけじゃなくて、ちゃんと研修を行って、選ばれた人だけですけどね」(天野さん)

 

じつは近々、このお店の近所に2号店が開店する予定だそうです。そこはおでんと焼き鳥のお店だそうですよ。

ところで最後に質問が。入り口の看板に書いてある「定食酒場ぶらり四谷」がこちらの正式名称ですか?

 

「あ、「ぶらり四谷」は外します、今日から。正式名称は「定食酒場食堂」です。あと、取材受けたの、これが初めてなんですよ。色々なところが電話で取材申し込みしてきてるんだけど、みんなうちのお店を見たこともないんで。『メシ通』は前から見て気になってたって言ってくれたんで、お受けしたんですよ」(天野さん)

 

それは、光栄です。今度は絶対、飲みにきますね!

 

お店情報

定食酒場食堂 

住所:東京新宿区荒木町18-1
電話番号:03-5315-4224
営業時間:11:00〜14:00、17:00〜24:00
定休日:日曜日(不定休)
Facebook:定食酒場食堂

※2017年8月25日追記:この店舗での営業は2017年8月28日で終了し、移転します。新店舗は2017年9月1日、現店舗から徒歩約1分の場所。ランチタイムからオープンします。住所は新宿区片町4-10 片町ビル1階・2階部分となります。電話番号は変わりません。

※2017年9月25日追記:移転後の記事はこちら↓です。

www.hotpepper.jp

 

書いた人:工藤真衣子

工藤真衣子

カメラマン。美しい女性が好きなのでグラビア、音楽が好きなのでライブ写真、映画やドラマが好きなのでテレビドラマのスチール写真、美味しい食べ物が好きなのでグルメ雑誌など、素敵なものを愛を込めて撮るお仕事をしています。趣味は美味しい料理を作って食べること。

過去記事も読む

ウマすぎてクセになる! 超絶細麺&あっさり豚骨がたまらない「博多Shin-Shinラーメン」【福岡】

f:id:mesitsu_lb:20160914133835j:plain

福岡市中央区天神。天神駅から徒歩10分の場所に、ラーメン店「Shin-Shin」はあります。

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133841j:plain

昼なら常に行列ができ、夕方でも満席。 

友人にも、「Shin-Shin」が大好きな人がいて、一度は行ってみたかったお店です。アイドルタイムの16時過ぎにうかがいましたが、お客さんが入れ代わり、立ち代わり……。

 

f:id:mesitsu_lb:20160930115553j:plain

超話題店ということもあり、この日も奥のテーブルでは別の取材が行われていました。

 

そして、早速ラーメンを注文してみました。 

f:id:mesitsu_lb:20160914133853j:plain

博多Shin-Shinラーメン(600円)


ネギが多くて、ネギ好きな私としてはうれしいです。全体的に美しい。
(ネギが苦手な方は、注文する際に「ねぎ抜き」と伝えていました)
チャーシューも脂っぽさではなく、見た目からうま味が凝縮されている感じ。これはうまそう!

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133858j:plain

まずはスープ。

……!!

あっさり豚骨です。あっさり、なのに、うま味がすごい。
1度スープを口にしたら、何度もスープを飲みたくなるから不思議です。
凝縮されたうま味のスープがとにかく癖になります。
ネギも絶妙に合うし。
これはうまい!

時間をかけて、丹精込めてつくられているスープ。
飲みほしてしまううまさです。

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133903j:plain

麺は超細麺。

するすると口に入ります。
うま味がたまらないスープとめちゃめちゃ合います。
スープがあっさりしているせいか、この細麺以外考えられないですね!
なかなかここまで細い麺を使用しているラーメン店はないと思います。
うまい!

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133909j:plain

そして、上品に乗っていたチャーシュー。


こちらも甘み? うま味? がすごいです。

砂糖の甘さではなくて、うま味の甘さです。
丁寧につくられていることが伝わってきます。柔らかくて。
かなりクオリティの高いチャーシューです。

それもそのはず、1本ずつ糸で巻いてつくっているのだとか。

そして、達人の吉田さんという方が味付けをされているそうで、
昔ながらの手法とこだわりの醤油などをブレンドした秘伝のタレがきめて。

お肉を糸でギュッとしばってつくるので、箸で持ち上げても形が崩れないのに
口の中ではとろけます。

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133915j:plain

麺をネギと絡めてもたまりません。
甘みを感じるほどのうま味があるスープに、シャリシャリとした食感と、ネギのちょっとした辛みが絶妙です。

あっさりしているのに、うまいのであっという間に完食。

他県から友人が来たら、ぜひ連れてきたいお店。
というより、普通に友人を連れていきたい。

もともと、屋台だった「shin-shin」。
昔、博多ではこってりしたとんこつが定番だった為、オープン当初は苦労されたこともあったとか。

しかし、ラーメン文化も進化し、今では福岡を代表するラーメン店に。

屋台発祥ということもあり、お店は、屋台がそのまま路面店になったという感じで
ラーメン以外のサイドメニューも充実しています。

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133920j:plain

f:id:mesitsu_lb:20160914133925j:plain

こちらがサブメニューの数々。
口コミを見ていると、この油そばもかなり好評!
次回はぜひ食べてみたいと思います。

そして、焼き鳥もおでんもあるという、屋台がそのまま詰まったようなメニューの数々。
飲みに行った後とかたまらないですね。
深夜3時まで営業とか本当にありがたい!

 

f:id:mesitsu_lb:20160914133947j:plain

素敵な笑顔の統括部長の用松さん、店長の近藤さん。

超話題店だけあって、すごく勢いを感じました。
スタッフの方もみなさん、とても感じが良かったです。

「天神駅から徒歩10分という好立地」、「ラーメンも超うまい」ともなれば
行かない理由はありません。

2016年4月にオープンしたKITTE博多にもお店が入っています。
他にも住吉や、博多デイトス店とアクセスの良い場所ばかり。

ぜひ行ってみていただきたい!

 

お店情報

Shin-Shin 天神本店

住所:福岡福岡市中央区天神3-2-19 1F

電話番号:092-732-4006

営業時間:11:00~翌3:00

休日:日曜日(祝日の場合は翌日)
ウェブサイト:http://www.hakata-shinshin.com/

www.hotpepper.jp


※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:安藤エリカ

安藤エリカ

福岡県出身。1984年生まれ。地元情報誌の制作や編集を経て、ライターに。飲食店に行くことの楽しみは、美味しい料理と雰囲気。お酒も大好きです。

過去記事も読む

トップに戻る