コチュジャン+マヨネーズの「コチュマヨ」ソースが万能過ぎる

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「コチュマヨ」の作り方は簡単

コチュジャンとマヨネーズを使った、おいしーいタレがあるんです! いろんな料理に実によく合うんですよ。

考案者で料理家の服部志真さんに、その作り方と活用ポイントを早速教えてもらいましょう。 

 

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ちなみにコチュジャンは朝鮮半島で使われてきた調味料で、もち米麹と唐辛子、塩や麦芽などを加えて発酵させたもの。まろやかな辛さが特徴です。ビビンパについてくるの、見たことある人も多いのでは?

 

【コチュマヨソース レシピ】

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作りやすい分量

  • コチュジャン 小さじ2
  • マヨネーズ  小さじ2
  • ディジョンマスタード 小さじ1
  • はちみつ 小さじ1~2 ※はちみつの甘さで調整 
  • うすくち醤油 小さじ2/3

 

これらをよーく混ぜれば完成です。もしあれば、ゆずコショウを少々加えても、さっぱり仕上がっておいしいですよ。(志真さん)

 

おすすめは玉子焼き+コチュマヨ

さて、どんな料理に合うのか!?

 

【おすすめその1・玉子焼き】

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まずおすすめしたいのがだし巻き玉子。意外に思われるかもですが、これが合うんです。ちなみに私のだし巻きは、昆布だし、甘味はてんさい糖、そして藻塩だけで作っています。(志真さん)

 

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志真さんのテクがもう1つ! だし巻き+コチュマヨソース、ここにハーブの一種、ディルを加えます。これ、相性のよさにビックリでした。おかずからいきなり“オードブル”といった味わいに。

 

生春巻きとの相性バツグン!

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さて、お次におすすめの活用法は……。

 

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 お、志真さん何かを巻き出しましたよ?

 

【おすすめその2・生春巻き】

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春巻きのタレとしてもコチュマヨは活躍してくれます。私はカリカリに焼いた油揚げ、大葉、キュウリ、レタス、そしてミントで生春巻きをよく作ります。ここに海苔を加えてもね、おいしいんですよ。(志真さん) 

 

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野菜たっぷり、油揚げがあることで満足感はしっかりあれどローカロリーな生春巻き。ピリ辛でコクのあるコチュマヨソースと相性バツグンでした!

 

お揚げ生春巻き(2本分)

  • 油揚げ 1/2枚
  • きゅうり 1/2本
  • レタス 4枚 
  • 大葉 4枚
  • ミント、海苔 少々
  • 生春巻きの皮 2枚

1.刻んだ油揚げをフライパンでカリッとするまで焼き、みりんと塩で味をつける。

(100gの油揚げに対して、みりん大さじ3~4、塩小さじ1/2 ほど)
 
2.生春巻きの皮を水で戻し、大葉、ちぎったレタス、拍子木に切ったきゅうり、ミント、油揚げ、焼き海苔をのせて、巻く。半分に切り分け、コチュマヨソースを添える。

 

 魚料理にも使える!

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さて、今度は魚を焼きだした志真さん。お次の料理は……? 

 

【おすすめ その3・秋鮭のコチュマヨソース焼き】

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コチュマヨソース、鮭との相性もとってもいいんです。お弁当のおかずにもおすすめですよ!(志真さん)

 

秋鮭のコチュマヨソース焼き(2人分)

  • 生鮭 2切れ
  • コチュマヨソース 大さじ2
  • サラダ油 大さじ1
  • 片栗粉 適量

 

 A

  • 酒 大さじ2
  • ナンプラー 大さじ1

 

1.生鮭は皮を取り、食べやすい大きさに切り分ける。ビニール袋などに入れ、Aを加えて30分以上漬けておく。(もし可能なら、ひと晩おくと味がよくなじむ)

2.鮭の水気をキッチンペーパーなどで軽くふきとり、薄く片栗粉をまぶす。

3.フライパンに油をひき、強めの中火で鮭を焼く。片面1分、ひっくり返して1分。コチュマヨソースを入れて全体をからめる。

 

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そのほか、チヂミのタレにしてもいいですし、シンプルにスティック野菜につけたり、フライドポテトのソースにしてもおいしいですよ! ぜひ試してみてください。(志真さん)

 

撮影協力: SMI:RE DINNER

  

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服部志真(はっとり・しま)

料理家。高校生の頃に料理にめざめ、レシピ雑誌を熟読しては実践する日々を過ごす。友人と集まれば自然と食事担当になり、その腕前が評判になっていった。2011年から出張料理を始め、現在は「しま食堂」名義で食のイベントを定期的に開催している。

公式Instagram:https://www.instagram.com/shima_h_/

 

執筆・撮影:白央篤司

白央篤司

フードライター。雑誌『栄養と料理』などで連載中。「食と健康」、郷土料理をメインテーマに執筆をつづける。著書に「にっぽんのおにぎり」「にっぽんのおやつ」(理論社)「ジャパめし。」(集英社)がある。

過去記事も読む

富士そばが「カツカレー」よりも「カツ丼」をオススメする深い理由【東京ソバット団】

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【シリーズ富士そばの秘密:第3回】「カツカレー」より「カツ丼」推しな深い理由【東京ソバット団】

こんにちは! たまにはラーメンも食べている東京ソバット団の本橋です!

名代富士そば」といえば、店舗限定のさまざまな限定メニューが売りということで、前回「肉そば」開発の舞台裏を見せてもらったんですが、まだまだ限定メニューに関する面白い話があるので、もういっちょ「富士そばの秘密」をお送りします!

 

さて、話は戻り、東京・代々木にあるダイタンホールディングス株式会社の会議室。池袋ダイタンフード株式会社常務取締役の木村正志さん、そしてダイタンホールディングス株式会社フィリピン統括マネージャー の工藤寛顕さんと、そばの話をしていたのですが……

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──実は「ソバット団」を名乗っておきながら「富士そば」のカツ丼が好きなんですが、かなり好評ですよね。

 

木村正志さん木村 はい。セットが人気ですね。

  

──で、メニューにはカレーライスもあると。それで前から不思議だったんですが、カツがあってカレーがあるのに、なんでカツカレーをやらないんですか?

 

木村正志さん木村 やっているお店もありますが、少ないですね(※都内に2店舗のみ)。カツカレーのカツは揚げたてで出したい。その揚げ時間を考えると、やっぱりスピード勝負の立ち食いそばでは難しいんですよ。

 

──そうですね。カツは天ぷらより揚げる時間がかかりますし、お昼時とかは厳しいですよね。

 

工藤寛顕さん工藤 うちのかつ丼はタレが自慢なんですよ。かつ丼なら揚げ置きのかつでも、美味しくできるので、そちらを推しているんです。

 

なるほど。常温の揚げ置きかつの場合、カツカレーだとその美味しさが発揮できない。かつ丼ならばタレで煮込むので、揚げ置きでも美味しく食べられると。かつひとつをとっても、考えているんですね。そこから考えるとカツカレーはないけど、カレーかつ丼があるのは納得です。 

しかしここで木村さんから面白い情報が。なんとノーマルな揚げ置きかつを使ったかつ丼とは別に、揚げたてかつで作った「上ロースかつ丼」というメニューがあるらしいんです。むむぅ、それはぜひ食べてみたい。いや、ぜひノーマルのかつ丼との違いをぜひレポートしなければいけないじゃないですか。

 

工藤寛顕さん工藤 かつ丼、上ロースかつ丼、カレーかつ丼の3つをやっている店舗があるので、取材を頼んでみましょうか?

 

──そ、それはぜひ、お願いします!

 

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というわけで、後日やってきたのは「富士そば浅草」。

 

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ウィンドーを見てみると、ありましたよ、かつ丼3兄弟が!

 

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浅草は雷門にほど近いこのお店は、オープンしてから2年ちょい。他の店舗よりもテーブル席が多めにあって、落ち着ける作りになっております。

 

そして場所柄、外国人観光客の方が多く見えるようで、店内には多言語対応のメニューブックもありました!

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ふむふむ、メニューによって「Vegetarian well eat」と書かれているのが、いかにも国際観光都市の浅草っぽいですね。

さてさて、さっそくかつ丼3兄弟の長男、「かつ丼」をいただきましょうか!

 

どん! 

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ノーマルの「かつ丼セット」(720円)。今回は四十路も半ばにさしかかった体のことを考えて、ほうれん草100円)をトッピングしてみました。ちなみにかつ丼単品だと490円になります。

 

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工藤さんの言う、「自慢のタレ」がしっかり染み込んでいます。玉子もトロッとしていて、見た目だけで美味いですよ。 

 

いただきます!

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香ばしい衣にガブッとかみ付けばタレの甘みが口に広がり、肉のうま味が後から追いかけてきます。うん、美味い。あと、やっぱりタレがいいですね。だから玉ねぎと玉子だけでもご飯がガンガンいけちゃいます。

 

そして自慢のタレというのがこちら。

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主な原料はいわずもがな醤油に酒にみりんに砂糖と、いわゆるかえしと同じなのですが「カツ丼」用にチューニングされているだけあって、塩梅が絶妙。実はこちらを開発したのは、めんツユで有名な食品メーカーにいた方たちが作った会社。さすが、ツユのことを知り尽くしているだけあります。

 

いまやほとんどの富士そば店舗にある「かつ丼」ですが、もともとは限定メニューだったんだとか。ところが始めてみたところ、これが大好評。その年に大ヒットした限定メニューに与えられるホームラン賞(開発者に賞金10万円が与えられる)を受賞し、見事、グランドメニューになったんだそうです。

 

おっといけない、そばもちゃんといただきますよ。いちおう「ソバット団」ですから。

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かつ丼セットの場合、ちゃんと1人前のそばが付いてくるので、しっかり食べたい人もうれしい。この時点でお腹いっぱいですよ、ええ。

 

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そしていよいよかつ丼3兄弟の次男、「上ロースかつ丼」(850円)。1日限定20食だけに調理も手が込んでて、ちゃんと注文後の揚げ。富士そばで働く前も、そば店でかつ丼を作っていたという佐藤店長が丁寧に作ってくれます。

 

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傍らには、あの「かつ丼のたれ」。

 

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さて、待つことしばし。いよいよ「上ロースかつ丼」の登場です。 

 

どん!

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さすがお高いだけあってフタ付き。いやいや、このフタを開ける瞬間がいいんですよね~。 

 

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肉もちゃんと厚いです。ちなみにカツはノーマルだと80グラムなんですが、上ロースは120グラム。肉がいいだけじゃなくて、量も多いんです。

 

いざ、いただいてみますと……

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あ~、当たり前ですけど、こっちのほうが美味しいですよ。衣の香ばしさがしっかりあって、肉のうま味も濃い。ちょっとお高いんですが、その値段も納得。思い切って言っちゃいますが、普通のおそば屋さんで食べるかつ丼より美味いです。

こちら、ここ浅草店の他、赤坂見附店や西荻窪店、田沼店や水道橋店など、60店舗で提供している他、フィリピンでも6店舗で11月から販売する予定ですので、ご興味ある方はぜひ!

 

ちなみに、本橋が普段やっているかつ丼を美味しくいただく裏ワザ。別皿でわさびを頼みまして……

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こいつをかつにチョンとつけていただくのです。

 

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不思議なことにわさびはツンと来ず、なんともまろやかになっていいんですよ。2杯めのかつ丼でもパクパク食べられちゃう。

 

というわけで、次はかつ丼3兄弟の三男、「カレーかつ丼」をいただきましょう! もともとまかないで食べられていたというこのメニュー、試しに出してみたところ好評で、今ではここ、浅草店の他、西荻窪店や高田馬場駅前店、田沼店に水道橋店など国内の60店舗で販売されている他、この11月にはフィリピンの6店舗でも始める予定なんだとか。

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見た目はけっこう攻めている感のあるこの「カレーかつ丼」(570円)。いざ食べてみて気づいたんですが、カレーが普通のカレーとはひと味違うんですよ。

 

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いや、使っているカレーは普通のカレーなんですよ。どういうことかというと、カレーとかつを一緒に食べると、かつがまとっているツユがカレーの味をグッと深いものにしてくれるんです!

 

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おそるべし、「かつ丼のたれ」の力。カレーの味を見事にレベルアップさせてしまいました。かつ丼+カレーなんてやりすぎと少し思っていましたが、これはかなりおすすめです。それが証拠に、取材時にお店に来ていたアジア系外国人の若い男性4人組は、そのうち3人がこの「カレーかつ丼」を食べていました。大好評じゃないですか!

 

いやはや、今回はかつ丼はもとより、「かつ丼のタレ」をしっかり堪能させていただきました。「名代富士そば」には、「カツカレー」はないけれど、「かつ丼」がある。「カレーかつ丼」がある。もうそれで十分でございます。

 

ところでみなさん、どのかつ丼も、その丼様が白っぽいのに気づきましたか? これは「幸せのかつ丼」として全店ですすめている作り方で、玉子の白身と黄身が混ざらないよう、あえて軽く溶くだけでかけているのです。こうして、かつにかかる白身はフワッとし、周辺に流れた黄身がたれと相まって、なんとも美味いかつ丼ができあがるのです。

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さて、3回に渡ってお送りしてきた「富士そばの秘密」シリーズも、今回で最終回です。みんな知っている「富士そば」の、意外に知らないウラ事情を楽しんでいただけましたでしょうか?

 

 

次回は普通に立ち食いそばを紹介しますので、お楽しみください!

 

お店情報

名代富士そば浅草

住所:東京都台東区雷門2-19-11中山ビル
電話:03-6276-3852(ダイタン食品株式会社)
営業時間:24時間営業
定休日:無休

 

【日本酒】ニッポンの心……古来より伝わる日本酒を堪能する旅に出てみようぞ【まとめ】

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ちわ。日本酒はよくわからないけど、飲むのは大好きなメシ通編集部です。

美味しい日本酒を詳しい方に勧めてもらうと、美味しくて美味しくて飲みすぎて酔っ払って、結局何だったのか覚えてないんですよね。

でも、好きです、日本酒。

今回はただ美味しい日本酒をおすすめするのではなく、日本酒をめぐる人々の思いをフィーチャーした記事を集めてみましたよ。

さあ、日本酒を堪能する旅にでてみようぞ!

 

【業界激震】オープン3ヶ月で4,000人来店! 日本酒を原価で飲める「日本酒原価酒蔵」がアツすぎる

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JR新橋駅から徒歩5分、小規模の店が密集するエリア・新橋三丁目交差点近くに店を構える「日本酒原価酒蔵」。

こちらは、居酒屋でありながら、すべての日本酒が原価で飲めてしまうのです!

 

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しかも、評判の銘柄が取り揃えられています。

 

「蔵元のこだわりを感じていただけるよう、できるだけ純米吟醸以上を仕入れるようにしています」と、店長の奥村敬三さん。日ごと入れ替わる50の銘柄はすべて利き酒師の資格を有す奥村さんが厳選したものだ。

 

そのラインアップは定番モノ、軽く飲めるもの、ツウをうならせるものまで全方位抜かりない。

 

さらに、国内外から高い評判を誇る「獺祭」や福島を代表する「飛露喜」といったプレミア銘柄が全体の25%を占める。いずれも1合200~400円台と仕入れ値の約1割、つまり原価で供されるものだから驚きだ。ほぼすべての銘柄が相場の3分の1ほどの値段で飲めてしまう。

 

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▲獺祭50(一合308円)

 

日本酒はオリジナルの一合瓶に入れて提供されます。自分のペースでちょこちょこ飲めます。ガブガブ飲んでももちろん良いです。

 

なお、会計時に880円が加算されるが、これはいわば原価ワールドへの「参加費」のようなもの。それを含めても客単価は3,000~4,000円と大酒飲みにも優しい。

「仕入れ値の3倍4倍で提供するなど、今の飲食業界は日本酒で利益を出しすぎている。本来、日本酒はもっと安く気軽に楽しむべきなんです」と奥村さん。

 

こんなお店があると、みんな日本酒を気楽に楽しめるようになりますね!

 

さてお次は、どうして? と謎が深まるこのラベル!?

 

衝撃の地酒「タクシードライバー」日本酒ブームの極北を邁進する岩手・喜久盛酒造の若手社長にインタビュー!

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日本酒の棚で目立たずにはいられない、異色の銘柄を世に送り出している東北・岩手県の「喜久盛酒造」の五代目、藤村卓也氏にインタビューしてきました。

 

潔く刈り上げたスキンヘッドに、黒のパーカー。とても老舗蔵元の社長とは思えない、ロック然としたたたずまいに、圧倒されてしまいました。

 

しかし、実はこのパーカー、

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ロックバンドのロゴ入りパーカー? と思ったら、ナント喜久盛酒造のオリジナル。

 

さて、ここで 「喜久盛酒造」の過去の衝撃ラベルも見てみましょう。

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特殊漫画家としてカルト的な評判を誇る根本敬氏が命名と題字を手がけた「電気菩薩」です。これほどまでに強烈なインパクトを与える日本酒のラベルがかつてあったでしょうか。ただ、現在は製造されていない、幻の1本となっています。

この「電気菩薩」に続いて、喜久盛酒造が世に送り出した衝撃の1本、その名も「タクシードライバー」。今回取り上げる銘柄です。

 

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藤村さんが、父親の急逝に伴い、120年以上の伝統ある蔵元「喜久盛酒造」の五代目社長に就任したのは若干30歳の時。

 

それにしても、日本酒のイメージを覆す斬新なネーミングやラベルデザインを採用したのはどうしてなんでしょう?

「とにかく若い人に、いい酒を飲んでほしいんです」

藤村さんはそう力強く答えてくれました。

かつては「酔えればいい」派が大多数だったため、アルコールを添加した安価な日本酒がもてはやされ、若い人が「日本酒は二日酔いで頭痛になるものだ」と思い込み、結果的に遠のいてしまったことがありました。その悪循環から脱するには、上質な日本酒を作り、若い人に飲んでもらうことが先決だと考えたそうです。

 

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左が通常版、右がレアバージョンのおりがらみ(滓絡み)。

 

タクシードライバーは2005年に生まれたそうですが、誕生のきっかけは?

「ひょんなことから、デザイナーの高橋ヨシキ氏と知り合いまして。意気投合して飲んでるうちに、タクシードライバーっていうお酒を一緒に作ろう! となったんです。まずラベルのイメージが最初にあったので高橋氏にお願いして、私の方の醸造の研究を重ねていって。お酒そのものに関しては、決してツウ受けを狙ったものではない、広く楽しんでもらえるような味わいを目指しました」

 

見た目は奇抜ながら、中身は正統派のこのお酒。若い人が日本酒を手に取るきっかけになりそうですね!

 

さて、今度は京都の酒蔵に行ってきました!

 

京都伏見の酒蔵BARで、午前中からうまい日本酒に酔いしれる

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京都・伏見といえば、日本三大酒処の一つ。

 

そんな伏見に、まだ時計の針が12時をまわる前からうまいお酒を飲ませてくれるという、なんとも素敵な酒蔵があるというじゃないですか。

 

その「藤岡酒造」にやってきました。そこにある「酒蔵Bar えん」とてもセンスの良いおしゃれな佇まいです。

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「蒼空」のボトルはなんとベネチアングラス、そして日本酒では珍しい500mlサイズの瓶です。

 

明治35年から続く「藤岡酒造」ですが、三代目の当主が亡くなられたときにその歴史はいったん途切れたとのこと。その後、平成14年に新たに蔵を再建し、見事に再興を果たされました。その際、当時の世相や今後の日本酒の立ち位置を考慮し「自宅でふたり、飲みきりサイズで一番美味しく味わえる」サイズで探していたところ、このボトルに出会ったそうです。

 

そして、試飲をさせていただきます。

 

基本的には、お酒を買いに来た方が有料で試飲できるBARスペース、ということなので、居酒屋さん的なものではございません。予めご了承ください。 

 

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▲純米酒 美山錦 火入(グラス1杯 486円)

 

こちらは通年飲める定番のお酒。

 

香りは……ふむふむ、ほんのり甘い米の香りが鼻に抜けます。 続いて、口に含んで舌の上をコロコロ。おお! なんとも柔らかな口当たり。 かといって、水のように薄いというわけではなく、しっかりとした米の甘みも感じつつ、舌先にほのかに酸と苦味を感じます。 これは……! バランスのよい酒だぁ~ぁあ、うまぁあああい!

 

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▲純米大吟醸生酒 愛山(グラス1杯 572円)

 

こちらはプレミア酒です。

 

「愛山は、兵庫県のごく一部で作られている“幻の酒米”と呼ばれる稀少なもので、山形の十四代という銘酒を醸している杜氏さんが管理している、とっても貴重な酒米です」

嗚呼……。

これ、スルっと入ってくる感ハンパ無いです。いくらでもいけます!!

含んだ瞬間、口の中にスッときて、米のうま味、甘み、酸味、苦味が絶妙なバランスで広がっていきます!! ちょっと興奮しすぎました。でもうまいですホントに……。

 

凍結酒もありました!

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▲凍結酒 純吟生 山田錦(1杯 653円)※限定10杯

 

パクッ、シャリシャリシャリ……
ナニコレ!

やばい、初めて食べた(飲んだ?)これ。

凍らせてシャーベット状にするだけで、こんな味になるんだ。甘みが増すというか、すてがクリアにシャープに感じられます。

 

 昼間から美味しいお酒を味わいたい方は、ぜひ訪れてみてください!

 

いや〜、深い。日本酒の世界は深いっすね。日本酒の深淵に触れて、今日からさらに美味しく飲めそうですよ。

 

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:「メシ通」編集部

メシ通編集部

食を楽しみたい人のためのWebマガジン「メシ通」編集部です。

【日本酒ライター友美がゆく! 東京の蔵元が通う地元メシ】本場香川の味を受け継いだ「讃岐うどん店」店主は野鳥博士!

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こんにちは、メシ通レポーターの友美です。今回やってきたのは西東京、東村山市です。「東村山音頭」で有名なあそこですよ。では行ってみましょう!

 

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紹介してくれたお店は、ちょうど東村山と東大和の間にあります。最寄駅は「八坂駅」か「小川駅」だけど、「久米川駅」からバスが便利でおすすめですよ。

 

西東京で、本場の讃岐うどん「手打ちうどん こげら」

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こちらが外観です。黄色いテントが目印!

 

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後ろを振り返ると、広大な緑の地が。ここ東京です。

大切なことなので、もう1度言います。ここは東京です! 全国でご覧のみなさま、東京って言ったって広いのです。

 

3蔵目:東京都・東村山「屋守」豊島屋酒造

紹介してくれたのは、地元東京・東村山で「屋守(おくのかみ)」「金婚」「十右衛門」「金婚正宗」というお酒をつくっている豊島屋酒造の専務・田中孝治さんです。

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「金婚」は、明治天皇の銀婚式をお祝いするお酒として命名された、とてもめでたいお酒だそうです。そして他にも「金婚正宗」という銘柄があり、明治神宮、神田明神の東京二大神社両方に御神酒として納められている日本酒です。まさに東京の顔。象徴するお酒というわけです。

420年前(1596年)、江戸の神田鎌倉河岸が、豊島屋酒造の発祥で、初代十右衛門さんは、超マーケティング戦略に秀でた人だったそう!

酒店の横に、一杯飲み屋さんを始めたり、それまでムダにしていた桶を転売し商売にしたり、樽酒を結婚式に用いる習慣も、豊島屋酒造が生み出したといわれています。

 

選べる楽しみ。うどんの種類は4種類、食べ方も4種類

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f:id:mesitsu_lc:20160930193659j:plain「こんにちは~。毎度お世話になってます、小笠原さん」

 

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f:id:mesitsu_lc:20160930193659j:plain「友美ちゃん、こちらが店主の小笠原浩二さんだよ。基本的には1人で接客と調理をやってるの」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「よろしくお願いします! オススメは何ですか?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「かけうどんの『ひやあつ』だね。うどんが冷たくて、だしが熱いの。これだと、だしが程よくぬるくなるから、最初からだしの味わいがわかりやすい。本場の食べ方なんだよ」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「わたし猫舌なのでうれしいです。それください!」

 

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食べ方は、

  • あつあつ(うどん熱、だし熱)
  • あつひや(うどん熱、だし冷)
  • ひやあつ(うどん冷、だし熱)
  • ひやひや(うどん冷、だし冷)

メニューは、

  • かけうどん(だしのかかったうどん)
  • しょうゆうどん(だし醤油と大根おろしがかかったうどん)
  • ざるうどん(ざるうどん用の特製だしにつけて食べるうどん)
  • 釜玉うどん(麺を釜から直接あげ、生卵とだし醤油を絡めたうどん)

から選べる。初回は、小笠原さんオススメの「かけうどん」「ひやあつ」でツウぶっていただきたい。

 

もちろん、うどんと一緒に「屋守」を飲むことができる

注文が決まったところで……。うどんができるのを待つ時間に「屋守」をいただくことにしましょうか。

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▲屋守 170ml 500円

 

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「昼からコップ酒っていうのも、なかなかオツだよね」

 

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その都度手打ちしてくれる、歯ごたえ味わい抜群の讃岐うどん

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f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「その都度打ってくれるんですね?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「そうなの。工程上、さすがに1食ずつってわけにいかないけど、5食分くらいずつ毎回打つんだよね」

 

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どんどんできていくうどん。

 

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f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「なんで武蔵野うどんの地で、讃岐うどんなんですか?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「昔たまたま、本場香川の味を直接継承した十条にある『讃岐うどん いわい』さんで教わったんだよね。その時は自分で店をやるとは思ってなかったけど、せっかくだからこの味を伝えなきゃ! と思って、オープンしたんだよ。だからうちは、香川のお店と使う材料も作り方も一緒。それでオープンするなら、長年住んでいるこの辺がいいなって思ったの」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「まさに現地の味、なんですね! ココまで近くで、うどんができ上がっていく様子が見られるのは東京では珍しくてうれしいですね! 楽しくて、待つ時間も退屈しないです!」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「(お酒飲んでるせいもあるんじゃないかなぁ……)そうそう、それにお客さんと話しながらまったり営業してるよ」

 

シンプルで、ほっとする柔らかいだしの味わい。秘密は日本酒蔵の仕込み水

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▲かけうどん(並) 300円

 

きました、きましたっ!

 

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お好みで、天かす、ショウガ、胡麻などをかけて食べる。この、天かす美味い……。

 

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「ここのだし汁は、うちの仕込み水を使ってくれてるんだよね」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「そう! 仕込み水をいただくようになってから、だしがより良くなったんだよね。東村山の水も悪くないんだけど、水ってホントに大切。水が違うと出汁が出にくい、とか味以外にも色々影響が出るんだよね。よりまろやかで飲みやすくて、美味しくなったと思う」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「豊島屋酒造の仕込み水って、どんなものなんですか?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193659j:plain「そう言ってもらえるとうれしいね~。富士山系の水で、地下150mから引っ張ってほぼ純水にしているよ」

 

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これは、美味い。胃弱のわたしでも、あと2杯くらい食べたいです。だしもさることながら、麺だけでも食べてみたい! と思えるほど、コシが強く歯ごたえが良い。そしてかむたびに、小麦本来の味と程よい自然な塩味が染み出てきます。

嗚呼、これはずっとずっとかみ続けたいほど美味いわ。

 

「こげら」その店名の理由と、鳥への愛情

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この鳥が、コゲラ。

お店の周りはもちろんのこと、都心にも意外と生息しているって知っていましたか?

 

約20年前、大手飲食店で働いていた小笠原さん。ポスティングのため東村山周辺を歩いていた時、ぴょんぴょん飛び跳ねる不思議な鳥を見つけます。「あれはなんていう鳥だろう?」その帰り道すぐに、鳥辞典を買いに走って調べたところ「ツグミ」という名前が判明しました。

 

「野鳥がこんなに身近にいるんだ! 知らないなんてモッタイナイ!」高校時代は生物部に所属して、毎週狭山丘陵で虫を観察していた小笠原さんが、鳥に夢中になった瞬間でした。日本には500~600種類の野鳥が生息しているそうで、一時期は北海道などの遠方まで珍しい鳥を追い求めることも。

 

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しかし、そのうち原点に立ち返り「身近にいる野鳥の営みを見守る」ことに良さを感じます。店舗をオープンさせる時も「鳥と虫が観察できる場所」という条件のもと、物件を探したというこだわりよう!

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「店名の由来は、お隣、小平市の市の鳥だったこと。よく見かける鳥なので、地域の方から身近に感じてもらえるお店になるように。あと、コゲラって珍しく、一夫一妻制なんだよね。死ぬまで相手につれ添う鳥。だから僕自身、脱サラするまでは転勤が多くて、単身赴任ばかりして、家族に心細い思いをさせちゃったから。これからは側で家族を大切にしたいっていう思いもあって、つけたの」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193659j:plain「いい話だ……(涙)」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「コゲラは、本当に身近な鳥。目の前の原っぱにも来るよ」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193659j:plain「ここから見ただけで、わかるもの?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「声、鳴き方や影で、大体の種類がわかるよ。あと、店内に双眼鏡も用意してあるからソレでのぞいたりして」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「お客さんから『こんな鳥見たよ』って言われたら、話だけでわかりますか?」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193644j:plain「うん。まぁ、都内にいる鳥っていうだけで絞られるからね。『こげら』って店名にしたら、もっと鳥好きのお客さんが来るかと思ったけど、開店から2年。今のところそんなことないんだよね……」

 

f:id:mesitsu_lc:20160930193649j:plain「わかりました! 書いておきます! 『メシ通』読者に、鳥好きがいるといいのですが……」

 

鳥好きの方、「手打ちうどん こげら」に急いで!!

(鳥好きの方に教えてあげる、でも可)

 

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そんな、今はすぐそばで愛されている奥様の描く、「こげら」を題材とした漫画が、Facebookページで随時更新されているので見てください。

個人のうどん店って「入りにくいかな?」「とっつきにくいかな?」と思う人もいるかもしれませんが、そんな不安を払拭してくれますよ!

 

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シンプルで、胃袋も心もあたたまる身近なうどん店「手打ちうどん こげら」。店主の小笠原さんの人柄もあって、ゆる~くいい感じのお店です。気構えせず、お腹をぺこぺこに空かせて行ってみてください! 500円もあればたらふく食べることができます。

 

また来ます。ごちそうさまでした!

 

お店情報

手打ちうどん こげら

住所:東京都東村山市富士見町2-6-72
電話番号:042-391-6717
営業時間:【ランチ】11:00~14:00 【ディナー】17:30~19:30(金曜日・土曜日のみ営業)
定休日:水曜日
Facebook:@udonkogera/

※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

紹介してくれた酒蔵情報

株式会社 豊島屋酒造

住所:東京都東村山市久米川町3-14-10
電話番号:042-391-0601
ウェブサイト:http://www.toshimayasyuzou.co.jp/

 

書いた人:友美

友美

日本酒ライター/コラムニスト 。寒さに弱い北海道出身。「とっておきの1本をみつける感動を、多くの人に」という想いから、初心者向けのイベントやセミナーの主催や日本酒関連記事を中心に執筆。

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【閉店】出逢えたらラッキー! 精肉店が提供するとろける贅沢な国産黒毛和牛の「すき焼丼」【福岡】

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きれいに盛りつけられた牛肉をひっぱり出してみると……。

 

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この大きさ!

口に入れると、本当にトロけそう……。

 

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中洲川端商店街から徒歩1分。いかにも名店といった佇まいのこちらのお店が、

今回うかがった「中洲ちんや」です。

創業68年と歴史も古く、こだわりの国産黒毛和牛を提供する精肉店でもあり、すき焼きをはじめ、しゃぶ鍋、ステーキなどのメニューで、多くのファンがいる肉料理店でもあります。「とにかくお肉が美味しい」と、県外からも多く人が訪れ、接待や会食、宴会など、かなり評判のお店です。

通常、すき焼きを専門店で食べようと思うと、お値段が張りますが……。

なんと、こちらでは運が良ければ「すき焼丼 (1,500円)」というスペシャルな丼をいただけちゃいます。

運が良ければ……というのは満席ではなければ。
あくまで、すき焼きが本業なので、すき焼きの会食などで席が埋まってしまっている場合や、売り切れてしまっている場合もあります。
その時は残念ながら、「すき焼丼」にお目にかかることはできません。

 

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さて、この日は店先に「すき焼丼」の看板が出ていました。

ラッキー! 「すき焼丼」をいただくことができそうです。

お店の端にある、暖簾をくぐり、階段をあがると、個室に通してくださいました。

 

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ランチで提供されている「すき焼丼 (1,500円)」です。

丼のほかに、サラダ、味噌汁、漬物がついてきます。

すっごいボリューム!!

肉が本当すごい! 輝いています。わたしが行くスーパーではなかなか出会えない牛肉です。
中身は、出し汁があふれ出るしいたけ、歯ごたえがある長ネギ、甘く煮込まれた玉ねぎ、白菜、食べごたえのある豆腐、産地にこだわった温泉卵と、カイワレ。
それぞれ別々に煮てあるので、それぞれがふわっと柔らかい状態で登場します。

絶品です!!

 

ピンチをチャンスに!? すき焼丼の誕生秘話

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丼の半分ほどの大きさがある国産の黒毛和牛です。
とろっとろで、繊細です。本当に贅沢な牛肉でした!

通常ランチで1,500円って聞くと、かなりお高めですよね。

でも、1,500円でこの肉が食べられると思うと、むしろ安いくらいだと思います。

このメニューの誕生秘話があって……。

実は、2000年台に起こった狂牛病問題から始まったそうです。

その頃は、毎日のように、メディアで騒がれ、問題のない安全な牛肉までもが
心配されたり、スーパーから数が激減したりと社会問題になりました。

もちろん、国産牛肉にこだわりのある「中洲ちんや」も牛肉というだけで、お客さんが減ってしまったのです。

そこで、少しでもお客さんに牛肉を食べて欲しい……と考案されたのがこのメニューです。

その頃は、牛肉の需要が下がった為、価格も下がりました。

しかし、現在もその頃と、あまり変わらない価格帯で「すき焼丼」は提供されているので、本当に良い肉を、お手頃にいただけているんです!

 

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温泉卵を絡ませて、絶妙な美味しさです。

そして、ボリュームも、ものスゴイ。
男性も大満足のボリュームではないでしょうか。

割り下も甘すぎずに、本当に食べやすくて美味しいです。

いや~たまりませんでした。満腹です! 満足です!!

ご馳走さまでした~。

 

対応してくださった、代表の人美さん、妹の功子さん、ありがとうございました!
とても笑顔が素敵なおふたりでした。

 

今まで「すき焼丼」の取材は一切断られていたとのこと。

宣伝をしなくても、昼は大忙し。
これ以上増えても、スタッフが大変になるんじゃないかとのご心配も。そして、せっかくお客さんにもせっかく来ていただいたのに、提供できないこともあるんです……。と。

それでも、どうしても、こちらの美味しいすき焼き。を知っていただきたいので、
満席の場合は「すき焼丼」をお断りすることもあること、丼ではなく、すき焼きが本業であることを明記することで、取材を受けていただけました。


「すき焼丼」に出逢えたらラッキーです!

ランチの丼でなく、昼も夜も本業のトロットロの絶品すき焼きにも出会えます。

ぜひ、中洲に来た際は、「中洲ちんや」。オススメです!

 

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お店情報

【閉店】中洲ちんや

住所:福岡福岡博多区中洲3-7-4
電話番号:092-291-5560
営業時間:
レストラン(1F) 11:30~14:00、17:00~22:00(LO 21:30)
御座敷(2F・3F・4F) 11:00~23:00(LO 22:15)
定休日:日曜日

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

※このお店は現在閉店しています。
飲食店の掲載情報について。

 

書いた人:安藤エリカ

安藤エリカ

福岡県出身。1984年生まれ。地元情報誌の制作や編集を経て、ライターに。飲食店に行くことの楽しみは、美味しい料理と雰囲気。お酒も大好きです。

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