大阪の立ち飲み好きが集まるエナジー酒場「種よし」に行ってきた!【天王寺】

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大阪市阿倍野区、JR天王寺駅といえば、日本一の高層ビル「あべのハルカス」を中心に、複数のショッピングモールが立ち並ぶ一大“再開発エリア”である。

昨年末には駅から天王寺動物園へと続く天王寺公園の一角が「てんしば」という名のオシャレな広場へ変貌したりと、年を追うごとに変化している町並みの中で、未だに昭和な雰囲気を色濃く残すのが「阪和商店街」だ。

その阪和商店街に、毎夜酒好きで賑わう「居酒屋 種よし」という立ち飲み店がある。筆者もこれまで何度となく足を運んだことのあるお店なのだが、毎回そのお店のエネルギッシュな魅力に圧倒される。

 今回は「種よし」の名物女将である田島みゆきさんにお話を聞きつつ、このお店の魅力に迫ってみたいと思う。

 

おびただしい量の短冊メニューが

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JR天王寺駅の北口を出ると、通りの向こうに「阪和商店街」の入口が見える。

 

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まず、この商店街の中に足を踏み入れただけで時間の感覚がぼんやりと曖昧になってくる。

 

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もういきなり、この雰囲気。

表がまだ明るい昼間だというのが信じられない。

 

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その中に「種よし」がある。

 

やたらと情報量の多い店先に驚きつつ入店してみると……。

 

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カラフルな短冊メニューの嵐!

 

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その数、200~250ほどもあるという。

 

この光景、何度見ても圧倒され、しばらくぼーっとしてしまってなかなか速やかに注文できない。とりあえず一旦深呼吸して名物女将・田島みゆきさんにご登場いただこう。

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女将が旦那さんの田島英治さんとともにこのお店を開店したのは2006年のこと。46年前からこの場所にあった同名の居酒屋の屋号と建物を引き継ぐ形でオープンしたという。引き継いだと言っても、それまでのお店の作りを立ち飲みスタイルに合わせて大幅に改装したそうだ。

 

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「特に面白い話はないですよー!」と笑う女将だが、口を開けばそのトークは実に軽妙。去年の夏に足を怪我してしまい2カ月半入院していたそうなのだが、女将のあまりの元気さとエネルギッシュなトークに、リハビリ病棟の周りの患者さんが感化され、みんなやたら元気になるという現象まで起きたそうである。

 

ちなみに最近は立ち飲み店に必要な譲り合いの精神を持たないお客さんも多いらしく、「そういうお客さんにはお尻ペンペンするの。たまにもっと叩いてっていうお客さんもいます(笑)」と、ちょっとしたぼやきまで面白い。

 

財布に優しすぎる酒の肴たち

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それではさっそく、女将おすすめの「フローズン生(420円)」からいただこう。

 

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以前『メシ通』でインタビューさせていただいた漫画家のはたのさとしさんに、今回特別取材に同行してくださったのだが、そのはたのさんも「冷たくて美味しい!」とうなる一杯だ。

おぉ、うまー!

 

もともとご主人の田島英治さんはサラリーマンをされていたそうなのだが、定年退職を機に夢だった居酒屋さんをオープンすることにした。お店を始める前から旅行が好きで、日本全国の、そして世界各国の美味しい料理とお酒を味わうのが趣味だったという。その過程で出会った諸国の美味いものを手軽にリーズナブルな価格で味わって欲しいというのがこのお店のコンセプトなのだ。そのご主人は仕込みと仕入れ担当で、基本お店には立たずに日々新たなメニューを探しているそうだ。

 

そんなご主人のサービス精神から徐々に増え続けていつしか200種類を超えたという、このお店のメニュー。どう考えても選択肢が多すぎる! というわけで今回、おつまみはすべて女将のおすすめに従うことにした。よろしくお願いいたします!

 

まず、運ばれてきたのが、

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「ソフトシェルクラブ(580円)」だ。脱皮したてのカニで、唐揚げにして丸ごとバリバリと食べられる。サクサク、パリパリとした食感が心地よく、中にはジューシーな身がたっぷり。

 

お次は、

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岩手県の北上川で獲れたという「子持あゆ(460円)」。ふくよかな身にぎっしりと卵が詰まっており焼き加減も絶妙。

 

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女将が家で仕込んでくるという「味付け煮卵(100円)」。

 

 

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マヨネーズを添えた秋田名物「イブリガッコ(280円)」。

 

美味しいおつまみとお酒を気軽に楽しんで欲しいというのが「種よし」のポリシー。以前は「お会計は1,300円まで」という貼り紙が店内にあったそう。安めのお会計で、そのかわり毎日でも来られるようにという思いが込められている。入店して注文の品を考える間にとりあえずオーダーできる「ちょっとつまみ(50円)」というメニューがこのお店の最安値だとのこと。すごい。

 

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店内に置かれている日本酒や焼酎の酒瓶にも、1本1本値札が貼ってある。

 

「値段がよくわからないと、注文する時に、もしかして高いんじゃない?と、困るでしょうー」というこの配慮、本当にありがたい。

 

珍メニューや珍食材の宝庫!

ここで、創作料理を次々に生み出すアイデアマンだというご主人が考案したオリジナリティ溢れる一品が登場した!

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「お寿司串カツ5本セット(380円)」である。お寿司の串カツ、だ。巻き寿司を串に刺して揚げたもので、種よしの名物料理の一つ。

 

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そういえば、女将からいただいた名刺にも「お寿司串カツ」の絵が描かれていた。

 

パッと見たところでは、衣に隠れて中身が何なのか分からない。一本いただいてみると、私が食べたのはウィンナーの巻き寿司を揚げたものであった。

 

女将いわく、「一口食べて中身が何かわかったら、ソースが合うと思えばソース、塩が良いと思えば塩をかけて食べると美味しいです」と。くじ引きのようで面白い。

はたのさんは、一口かじって言う。

 

「ん? これ……バナナですか?」

 

そんなはずは、と思ったが、女将は「バナナ当たりました? 私バナナ大好きですよ」と言うのだった。ちなみにバナナの場合はソースも塩もかけず、二口目も“そのまま”がおすすめだそう。

ではもう一本と思って、筆者が手を伸ばしたのは「エビフライの巻き寿司の串カツ」。料理としての情報量が多い! そしてはたのさんがおそるおそる食べた2本目は……またもバナナ! 笑ってしまいました。

 

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筆者が先ほどから飲んでいたのは「種よし」特製の「コーヒー焼酎(380円)」のロック。

香りがとにかく濃厚なのだが、後味はスキッとして飲みやすい。

 

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しかしそこに、北海道の赤ホヤとこのわたの塩辛である「バクライ(400円)」がでてきた。

 

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海から生まれたうま味の結晶のようなこの味を前に、お酒を飲まないわけにはいかないと「純米大吟醸 獺祭(一合 800円)」をいただく。

 

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するとさらに、岩手産の「ウニアワビ(400円)」や、

 

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北海道産の「ニシンお切込み(280円)」といったお酒のアテが続々登場。

 

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女将のサービス精神はとどまるところを知らず、「種よし」の隠れた名物である「イモリ干焼き(下写真、380円)」や、「ワニ唐揚げ(480円)」など、珍食材ゾーンに突入。

 

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こわごわ「イモリ干焼き」をかじるはたのさんを笑顔で見守る女将のキュートなこと!

 

「種よし」には他にも、ナマズやカエルといった食材を使ったメニューが存在するが、どれも決してゲテモノ的な位置づけで出しているのではなく、ヘルシーで高タンパクなものを美味しく調理して食べさせてくれるので、それほどおそれずにトライできる。

 

店内にはいつしかお客さんが増え始め、それを見た女将がパッと店内が華やぐような声色で「はい! これから斜め45度で!」と号令をかけ、みな一斉に席を詰めてカウンターに対して斜めの姿勢を取り始めた瞬間、なんともいえない一体感を味わった。

 

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いつしか私の前には最近になって始めたドリンクメニューだという「マルガリータ(400円)」が。

 

あるバーテンダーが亡くなった恋人を思って作ったというテキーラベースのカクテル。こんなシャレた飲み物がなぜ? と聞くとこれもやはりご主人が飲んでみて美味しかったから、という理由で採用になったそう。

 

女将のおすすめメニューはさらにたくさんあるとのことだったが、残念なことにお腹の方はすでに大満足。近いうちにまた来ることを誓ってお店を後にした。

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休みになるとご主人と女将の二人で食べ歩きをして、新しいメニューを考えるのが楽しみなのだとか。「種よし」の色とりどりの短冊はまだまだ増えていきそうだ。

 

取材協力:はたのさとし

 

お店情報

居酒屋 種よし

住所:大阪大阪天王寺区堀越町15-13
電話番号:06-6779-2370
営業時間:16:00~24:00(LO 23:30)
定休日:日曜日

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。
 

 

書いた人:スズキナオ

スズキナオ

1979年生まれ、東京育ち大阪在住のフリーライター。安い居酒屋とラーメンが大好きです。exciteやサイゾーなどのWEBサイトや週刊誌でB級グルメや街歩きのコラムを書いています。人力テクノラップバンド「チミドロ」のリーダーでもあり、大阪中津にあるミニコミショップ「シカク」の店番もしており、パリッコさんとの酒ユニット「酒の穴」のメンバーでもあります。色々もがいています。

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ビル奥に待つ笑顔と絶品おばんざい「あおい」【京都】

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6席のカウンターを目指して。

こんにちは、メシ通レポーターの泡です。秋の観光シーズンを迎え、京都はいつもに増してにぎやか。各地から友人知人が遊びに来てくれるのはうれしいのですが、皆して聞いてくるのは同じことばかり。いわく「京都らしいおいしいもの教えて~」。うわーん、漠然としすぎなんだよーみんなたち! 

 

話題の割烹にする? →「ちょっと緊張するし高いでしょ」 

なら、おうどんとか? →「せっかくだからゆっくり食べたいなぁ」

湯豆腐はどうよ? →「前に来た時食べた~」

町家の店でも行く? →「空間よりも味重視かなっ」

 

……って、どないせーゆーねん!!! 

(ハァハァ)

 

というときに重宝するのが、エエ感じのおばんざい屋さんです。

小体な造りでカウンターには大鉢が並び、女将さんがにっこり迎えてくれる、そんなお店。

常連さんが気安く暖簾をくぐるし、初めての観光客もウェルカム。どうです、理想的でしょう?

 

今回はいくつかある我が手札店のなかでも、ホンマは教えたくないけどちょっと自慢したい、そんな一軒をご紹介いたします。

 

場所は木屋町三条下ル。木屋町通は、京都の若者が集う(この言い方って……)飲食街で、夕暮れ後からにぎわう通りです。

 

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地下鉄の東西線・京都市役所前駅から、木屋町通を南へ。

 

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木屋町通は高瀬川という川沿いにあります。

 

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大きめの通り、三条通を越えてしばらく行った左側。飲食店が集まる「ニュー京都ビル」の1階奥に、目指す店があります。

 

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「あおい」と書かれたシンプルな看板が目印。

 

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店内はカウンター6席と、奥にテーブルが4席。

 

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初めてなら、ぜひともおばんざいがずらりと並ぶカウンター席を予約してください。その方が絶対楽しいので!

 

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楽しい理由はこちら、季以(としい)さん(右)と、よりこさん(左)。お二人でこの店を仲良く営んでいます。この笑顔を見るだけで、お店の雰囲気が伝わろうというもの。

 

季以さんはこの近所にある老舗のおばんざい屋さん「出逢ひ茶屋 おせん」の名物女将でしたが、自らのお店を開くべく円満退店。元々音楽仲間で同じく食いしん坊だったよりこさんに声をかけて、一緒にお店をすることになったそうです。

 

めくるめくおばんざいワールド!

料理は2人で手分けして担当。それぞれの家庭の味をベースに、お酒に合うようアレンジしたりとひと工夫を加えて提供します。自身もお酒大好きな2人だけに、酒飲みのツボはこれでもか! というほど押さえまくり。あれもこれもと目移り必至な料理がずらり10種類以上並びます。

 

とある夜のメニューはこんな感じでした。

(おばんざいは季節や日によって内容が異なります。価格は1人前)

 

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トマトと厚揚げの炊いたん 880円。

丸ごと炊いてダシを含んだトマトがたまりまへんっ。

 

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豚スペアリブのオレンジ煮 980円。

ほろっほろになった豚肉にオレンジのほのかな風味がオツ!

 

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イカの梅マリネ 780円。

野菜をたっぷり添えた、メタボ左党にうれしい一品。

 

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生麩と鶏のべっこう煮 880円。

老舗「麩嘉」のもっちり生麩を使った女子歓喜の甘辛味。

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おじゃこと万願寺とうがらしの炊いたん 580円。

おばんざいでおなじみの“炊いたん”は、ぜひ食べてほしいもののひとつ。

 

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コーンバターの肉じゃが 780円。

定番のおかずにもひとひねり加えて、アテ仕様に。

 

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お魚の南蛮漬け 780円。

ハモなど旬の魚をたっぷりの野菜と共に味わえます。

 

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キッシュ1ピース 400~500円。

具は日替わりで、この日はしらすと九条ネギ、蓮根。

 

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たこの柔らか煮 980円。

色よく食感よく炊きあげたタコは日本酒泥棒。

 

どーです、迷うでしょ? 迷うのがまた楽しいんです! 

 

この日、私めが悩んだあげく選んだ品々はこちらでございます。

 

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おっと、その前に付きだしね。これがまたうまいのうまくないのうまいっての!

自家製アボカド豆腐(内容は日替わり)。裏ごししたアボカドのこっくり加減がたまらず、というかビジュアルだけですでに生ビール 680円が進んでますね、ワタクシ。

 

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冷やし茄子、伏見とうがらし 680円 (写真は1/2人前 380円)。

細かく切り目を入れた茶巾茄子にダシが染みて、口に入れるとじゅわん、っとにじみ出ます。むふん。ハリッとした口当たりの京野菜・伏見とうがらしとの食感のバランスが絶妙です。

 

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しのだ巻き 780円(写真は1/2人前 480円)

おいしい京のお揚げで白菜と豚肉スライスを巻き、白味噌風味で軽く煮てあります。仕上げにぱらりと振った黒七味が味を引き締めて……うーん、こりゃ日本酒が必要!

 

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てなわけでおすすめの地酒を並べてもらいました。日本酒 1杯 800円~。

京都滋賀のちょいと珍しい品も揃っています。右から2番目の「伊根満開」は、女性杜氏さんのいる蔵で作る日本酒。赤米を使用していて、色も味もロゼワインのよう。初心者でも飲みやすいと好評だそうです。

 

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私は、滋賀「喜多酒造」の「月夜のゆりかご」800円をセレクト。酒米ではなく地元産のコシヒカリを使った純米吟醸酒で、スィーッと喉に通るキレイな飲み口でした。食中酒に最高! 表面張力も最高!

 

ノッてきたところでこってり味もイキますか。

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名物料理、手羽元と半熟煮玉子 880円(写真は1/2人前 580円)

ほろっほろの手羽元、そして味しみっしみの半熟卵は鉄壁の組み合わせ。希少な2人の合作メニューで、季以さんのお母さんが昔からよく作ってくれたという手羽元の柔らか煮と、よりこさんが得意な半熟煮玉子を合わせたもの。ビールにも日本酒にも焼酎にも白飯にも合う、全方位型のおばんざいです。必食!

 

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ここでさらに生ビールに戻りまして……。

 

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〆は、女将のカレー 680円(写真はハーフサイズ 500円)

野菜とフルーツをしっかり煮込んだ季以さん作カレー。最初はフルーティな甘口なのに、後からスパイシーな辛さがじわじわと広がる、不思議でクセになる味わい。

 

こら、ビールが進みますわ。〆になりませんわ。

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酒材……もとい、取材にうかがった夜は、私のほかにもひとり客が2組。

常連さんと、初めての方という組み合わせでしたが、お2人ともそれぞれにとても楽しそうに過ごしておられました。常連さんには愛のムチ的なツッコミを浴びせ、電話で予約して来た初客さんには折に触れ「○○さんは今日のお昼はどこ観光してはったん?」「もうちょっとお酒飲みますか、○○さん?」という風に名前を呼びかける気の配りようがお見事。

端で見ているこちらまでいい気分になって、ついつい飲みすぎてしまいましたよ。

 

おいしいだけではなく、誰もが心地よく過ごせるようにさりげなく心を配る季以さんとよりこさん。2人のかけあい的なトークもまたお楽しみのひとつ。

 

人肌恋しい秋の夜を、ビル奥に潜むこのうまき楽しき店で過ごしてみてはいかがでしょうか。席数に限りがあるので、予約必須ですよ~!

 

店舗情報

あおい

住所:京都京都市中京区材木町181-2 ニュー京都ビル 1F
電話番号:075-252-5649
営業時間:17:00~22:00(LO)
定休日:月曜日、日曜日・祝日不定休

※金額はすべて消費税込みです。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:泡☆盛子

泡☆盛子

ライター。沖縄出身、京都在住。京都の水というか食がカラダに合い、40kg肥えたのが自慢。立ち呑みと、おかずケース食堂での昼酒が好き。

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おいしい・簡単・本格的! ハワイアン丼、ロコモコを作ってみる

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ハワイアンフードとして有名なロコモコ。

女子が好きそうなイメージがありますが、実はけっこうボリューム&コッテリの男性も満足のドンブリなのです。

今回はそんなロコモコを簡単に作ってみます。

 

本格派をめざす! しかし材料はシンプル

日本のロコモコはいわゆる日本の「ハンバーグ」を使ったレシピが多く、「ハンバーグ」を作るのがけっこう大変。

肉さえ良いものを選べば、むしろつなぎナシの牛100%のハンバーグのほうが美味しいので、ゆきちゃめゴン式はつなぎナシです。

 

だから、材料はこんなにシンプル。

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【1人分の材料】

ハンバーグ
・牛ひき肉 150gぐらい

 

グレイビーソース

・小麦粉 小さじ2

・バター ひと切れ(5gぐらい)

 

その他

・卵

・ご飯

・塩コショウ

・入れたければ野菜

 

まずはハンバーグを作ります

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ひき肉に塩コショウをしてから粘りが出るまでこね、丸く成形します。

それだけなのですが、細かいポイントなどは以前書いたハンバーグの作り方も参照していただければと思います。

 

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フライパンに油をひいてから焼きます。

 

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焦げ目がついたら、裏返してふたをし、少し弱火にして蒸し焼きに。約10分後、肉汁がジュワーっと出てきました。

 

今回はこの肉汁がポイントなんです!
肉汁大事。絶対捨てないで!

 

いよいよグレイビーソースづくり

 ハンバーグをフライパンからお皿に取り出したら、肉汁にバターをポトリと入れます。

 

油×油=コク

が期待される組み合わせですね。

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バターが溶けたら小麦粉を入れ、ダマにならないようにかき混ぜます。

次に水100mlを入れて伸ばします。

 

冷蔵庫に牛乳やウスターソースはあれば、ちょっと入れるとまろやかになるのでオススメですが、なければ入れなくても大丈夫です。

 

あとは、塩コショウで好みの味に整えればソースは完成!

 

盛りつけはお好みで

あとは盛りつけのみ。

野菜は入れても入れなくても良いと思いますが、入れた方がロコモコっぽいですよね。

アボカドなんかも入れるとハワイっぽくてよいなぁ。

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ただ、目玉焼きだけは、ないとロコモコ感が出ませんのでマストです。

目玉焼きをきれいに焼くときのポイントは、ふたをしないこと。水も入れません。

ただ、中火で焼くのみ、という一番簡単な方法が一番きれいにできます。

 

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本格的なハンバーグ、グレイビーソースのロコモコ、完成です!

 

グレイビーソースがおいしいです。

肉汁サマサマですね。

そう、一番美味しい、焼いた時に出る肉汁を使わないなんてもったいないのです!

 

ハンバーグを作るのがめんどくさい場合もある

意外と簡単にできる本格的ロコモコですが、正直ハンバーグを作るのが面倒な時もありますよね。

 

私はあります(ひらきなおり)。

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こんな感じの簡単に手に入る市販のレトルトのハンバーグ……。

 

こちらを使って作る方法も、やってみたいと思います。

当たり前ですが、さらに簡単です!

 

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まず、ハンバーグを耐熱容器にあけ

 

・ウスターソース 大さじ1ぐらい

・ケチャップ 大さじ1ぐらい

 

をかけます。

もともとのハンバーグに付いているソースも美味しいんだけど、やっぱり丼にするには足りないのでちょっと足しちゃえ、ってコトです。

 

ラップをして、レンジで温めます。

レンジをかける時間はそれぞれのパックに書いてある時間でOKです。

 

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あとは、盛りつけて完成!

 

うぅ、ソースがこってりしてるから濃厚。

あんまり言いたくないけど、簡単なんだけどこっちも負けらず劣らずおいしいかも

くやしいけど……。

 

そんな感じで、簡単においしくお腹も満足なロコモコ、ぜひ作ってみてくださいね。

 

 

書いた人:ゆきちゃめゴン

ゆきちゃめゴン

食べることばかり考えています。弱いのにお酒も好きです。ふだんはエディトリアル系を中心にDTPデザイナー。東京の下北沢〜渋谷あたりで生きています。万年ダイエッターでしたが、最近痩せることをあきらめました。Small Happy Thingsというサイトにも参加中。

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【京都】紅葉の秋! 京都のスゴすぎるお店をとことん堪能する旅へ【まとめ】

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秋ですね。そうだ京都へ行こう! と思っても、京都ってなんか高そう? きれいすぎ? とか思ってなかなか足が踏み出せないメシ通編集部です。

素敵なのはわかってるんですけどねえ。

とか思ってたら、さすが我が『メシ通』、なんか一味違う京都記事があるじゃないですか。

京都の裏の顔、そして普段着の顔、普通の旅行者にはなかなか見られない京都を堪能できそうですよ!

 

まずは裏、いきなりディープすぎる飲み屋さん(?)です。

 

アットホームってレベルじゃねえ! のんべえ達の秘密の魔窟! 京都「スペースネコ穴」

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まずはじめにお断りしておきます。

このお店は、素人にはオススメできません。

 営業許可は取得しているものの、到底飲食店とは思えない店内。

濃すぎる客層。

独特の雰囲気を醸し出す女性店主。

自由すぎる注文のシステム。

この記事を読んで、軽い気持ちで足を踏み入れると、ヤケドしますぜ!

 

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こちら「スペースネコ穴」は地下鉄四条烏丸駅から歩いて5分ほど。

メシ通レポーターはこの店の常連の友達に連れて行ってもらいました。

 

京都の一部のコアでディープな界隈の、知る人ぞ知るお店、というか、家? 部室? 寮? なんと説明すれば良いのかわかりません。

もし周辺に「コアでディープな界隈を知る人」がいらっしゃっる方は、一緒に連れて行ってもらうと良いでしょう。

 

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「ネコ穴」という名前通り、お店にネコは一応いるのですが、いない時も多いそう。

猫カフェでは無いので、ネコには期待しないでください、とのことです。

 

そして、自由すぎる注文システム!

 

「飲み物は、一応タマさんに注文するけど、タマさんの手が空いてない時や、タマさんが潰れてる時は冷蔵庫から自分で出してくんねん。で、何杯飲んだか覚えておいて、お会計の時に自己申告してな」(案内人)

 

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値段不詳の何かの刺身が出てきました。

 

店主タマさんが、その日の食材の状況や気分で出せるものを出す、出せるタイミングで出す、というシステムだそう(多分)。

 

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店主がいきなりサンマを炭火で焼いていたりします。

 

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しかし、ちゃんと美味しそう!

 

「これは日本酒だ」とにわかに色めきだつお客さんたち。

「日本酒のビンどこに置いてあったっけ?」

「そっちのテーブルの下じゃない?」

「あったあった、タマさん日本酒頂きます」

 

お酒はわりと勝手に出してきて、自己申告するシステムだそう……。

 

めちゃめちゃ自由すぎるけど、なんだか落ち着く。こんな京都もあったんですね。

 次は、本当に普段着の京都のお店。

 

タクシーの運ちゃん御用達! 京都旅のスタートは創業半世紀のレトロ食堂で【村上食堂】

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たとえば、夜行バスで朝の5時とか6時に京都に着いたらどうします? いくら空腹でもチェーン店じゃつまらないですよ?

そんな時のために、京都在住のメシ通レポーターがナイスなお店を教えてくれました!

場所は京都駅から山陰本線に乗り、JR丹波口駅で降りて、「京都中央市場」の近く、

 

こちらが今回、京都の朝ごはん処としておすすめしたい「村上食堂」さん。この地にお店を構えて約半世紀にもなる、丹波口界隈を代表する食堂です。

 

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営業時間は平日と土曜日は朝5時から、日曜祝日も7時半からやってます。

 

店内は古きよき時代を感じる懐かしいつくり。奥にはふたりがけの小テーブルと、お座敷があります。夜行バスで足が疲れた人は、お座敷でくつろぐのがいいかもしれません。

 

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毎日数十種類が並ぶおかずは、全て手作りです!

 

おかずは棚や冷蔵庫から自分で取るセルフスタイルです。お味噌汁やご飯は、厨房に声をかけてよそってもらいます。

 

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 ビールもありますよ! ってことで、徹夜明けの晩酌にもばっちりです。

というわけで、当然飲むメシ通レポーター。

 

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▲カレイの煮付け(350円)、マグロの刺身(250円)、瓶ビール(大)(500円)

 

味もばっちりです!

 

甘辛いタレが染みたカレイは、柔らかくホクホクの身がぎっしり。これこれ、胃袋を包み込むようなやさしさ。まさに古き良き食堂の味! 好評商品であることが問答無用にわかる一品です。

 

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▲だし巻き(200円)

 

さらに、数々のつまみをいただいて、お腹も満たされたところで、ご主人の村上さんにお話をうかがいました。

 

──お父様の代から数えて創業約50年とか。すごいですね。やっぱり場所柄、中央市場の方が多いんでしょうか?

「そうですねぇ、昔はそれこそ市場で働いてる方ばっかりだったんですけど、最近は市場の人だけではなく、夜勤明けのタクシードライバーのお客さんも多くなりました」 

──出た、「タクシーの運ちゃんが行く店は総じて安ウマいお店である」法則!

「あとはホステスさんなど、朝方まで働いている人もお客さんとして来ていただいてます。仕事がはじまる人や、車で帰宅する人は定食を、これから寝る人はビールと小鉢で一杯。いろんな使い方で来ていただいています」

──個人的に何度か来てるのもあるんですが、今回は京都に旅行にきた人に、「村上食堂」をおすすめしたいんですよね。京都の旅のスタートに、ここで朝ご飯や朝酒をするっていう。

「それはありがたいです。ぜひ来ていただきたいですね」

 

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▲他人うどん(500円)

 

ダメ押しの〆に、他人うどんを注文。こちらは注文してから村上さんが作ってくれます。卵でとじられたなかには、薄切りの牛肉がたっぷり。うどんは京都らしいコシのないやわやわ麺です。甘辛い牛肉の風味がうどんだしに溶けて、〆にはピッタリのメニュー。

 

京都の旅をこのお店から初めてみたら、京都の奥深さをさらに感じられそうです。


今度は京都の中の中国!?

 

京都・三条京阪で味わえる異国! 激辛の本場すぎる四川風中華料理【龍門】

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三条京阪駅から徒歩5分ほど。

三条にある中華料理店「龍門」は、「中華料理屋というよりも、あの店内はほぼ中国」「本場の味はとんでもなく辛い」という噂を聞いて、訪れてみました。

 

スタッフ同士の会話は完全に中国語です。でももちろん日本人のお客さんには日本語で接客してくれますよ。

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▲麻婆豆腐(850円)

 

いろいろなスパイスが複雑に絡み合って香ばしく、そして鷹の爪がしっかりと効いていて辛い! そしてしっかりとコクがある! なめらかなお豆腐とひき肉のしっかりとした肉感がしっかりとマッチしていて、すごく美味しいです。

私が今まで食べていた麻婆豆腐は、もしかして麻婆豆腐風の日本食だったんじゃ……と思ってしまうほど別物です。これはお店の評判メニューというのも納得。

 

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▲茄子のピリ辛炒め(950円)

 

山盛りに乗っているのは山椒の粒です。粒山椒は、ピリリとした刺激と食感を楽しむことができます。日本で山椒は粒のままではなく、粉で食べることが多いですよね。こんなに大量の山椒のかかったお料理は初めてです。本場では粒山椒が主流だそうです。

茄子は油通しされていて、表面はカリッ、中はジューシーな甘みです。これはビールのお供に最高だと思います。

 

全体的にとても美味しくて辛い。そして、ラスボスの登場です。

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▲激辛四川風牛肉の水炊きそば (1,000円)

 

これは!ほんっとうに辛いっ!!!!!

私の人生で食べた料理の中でダントツ、初登場でいきなり殿堂入りの辛さです。

 しかしただ辛いだけでなく、牛肉やお野菜のうま味がたっぷり。

牛肉、ネギ、椎茸、白菜など、かなりの具だくさんで、ボリューム満点です。

辛いのが得意な方は、是非チャレンジしてみてください。

 

オーナーは中国人の王さん。

今回取材させて頂いたのは本店(三条)で、その他、太秦店、大宮店、岡崎店、金閣寺店、百萬遍店とお店を構えられているそうです。

 

京都で本格中華、いいかもしれない!

こんなの僕の知ってる京都じゃない! でも、なんか京都と距離が縮まった気がする『メシ通』編集部でした。

 

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:「メシ通」編集部

メシ通編集部

食を楽しみたい人のためのWebマガジン「メシ通」編集部です。

手間と時間を惜しげなく掛けたプロの手仕事。 ご褒美イタリアンならカリメロで【福岡・薬院】

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気軽で豪華なビストロの、要予約コースがお得!

イタリアン好き、ワイン好き、お肉好きの皆さま、ごきげんよう。

メシ通レポーターのあずま梓です。

今日は、お腹ペコペコ! がっつりお肉でワインがぶ飲みしたい!
という気分のときによくお邪魔するのが、こちらの
トラットリア・カリメロさんです。
カリメロってあの、黒いピヨピヨですね。
元はイタリアのアニメだってご存じでしたか?
オーナーシェフの永渕さんが、親しみやすいお店に、
との願いで、その名を冠しただけあって
一度聞いたら忘れない名前です。

 

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明るく入りやすい雰囲気。お昼はランチも有り。

 

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カウンターは一人でも過ごしやすく、4人掛けと2人掛けテーブル二つずつ。
コンパクトなお店なので、平日でもすぐに満席になります。
事前の予約をオススメします。

さて、まず先に、予約をしなければ食べられない
お得なコースをご紹介しましょう。これは本当にお値打ち。
なんと、たった2,500円でこんなコースが楽しめるのです!

 

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前菜の盛り合わせ。写真は2人分。

人参の冷製スープにインゲン豆のマリネ、オリーブのトマト煮、
鹿児島産ヤークトブルスト、フリッタータ、
レンズ豆のポッシェ、ホタテのムース。
季節や仕入れで変わりますが、どれも良い素材に
惜しげなく手を掛けた、複雑な味わい。
のっけから冷たい白ワインがぐいぐい進みます。

シェフの他にスタッフさんが一人いるだけなのですが、
満席になっても、タイミング良くワインを注ぎに来てくださる細やかさ、
行き届いたサービスにはうれしくなります。
こういうところ、人を連れてきたくなるポイントですよね。

 

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鶏胸肉のタップナードと温泉タマゴのサラダ。

タップナードとは、黒オリーブ、アンチョビ、オリーブオイルや
ハーブで作ったペーストのこと。野菜は糸島など産地も厳選し、
それぞれ採れたての新鮮なものを毎日仕入れているそう。

 

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本日のメインディッシュ、フランス産の鴨胸肉のロースト!

ムネなのにジューシーでうま味たっぷりです。
この鴨様、何とパルミジャーノの焼きリゾットという
とんでもなく贅沢なソファにお掛けになっておられます。
見えますか?
鴨様の向こうにこんがりと、ケーキのような恭しい佇まいが。
これだけでお腹いっぱい食べたいような絶品で、大興奮。
焼きリゾットだけアラカルトにあったら、毎回オーダーしてしまいそう。

……あ、もう我々、とっくの昔に赤ワインに移行しておりますからね。
むしろ2本目のボトルも空いて、お代わりしようか考えています。

 

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次に出て来た「玉ねぎの丸ごとオーブン焼き」なんですが

これがそんな単純な味じゃないんです! 中に複雑な仕事が施され、
思わず某先生よろしく「根菜のパラレルワールドや〜!」と
叫びそうに……イマイチ伝わりませんか。この未体験感。
本当に丁寧なプロの手仕事と、オーブンでじっくりと火を入れた
芳醇な甘味に、心底いやされる体験をいたしました。

 

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続いてパスタ。大好物のイカスミです。

ラッキー! と目を輝かせるわたしに「お好きでしたか、良かった」と
優しくほほえむスタッフさん。楽しそうに働く人って素敵ですね。

最後のドルチェは……。

 

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ごめんなさい。夢中で一口食べちゃいました(一口がデカイ!)。

友人はチーズケーキとジェラートでした。こちらも撮影間に合わず。

繰り返しますがこのコース、2,500円也。
前日までの予約が必要です。内容は日により異なります。
苦手なものやアレルギーのある方は、予約のお電話でご相談を。

この日初来訪だった友人は、いたく気に入ってその数日後、
家族で行ったそうですが、5歳の坊やが一口食べて
「おいしいね!」と感激したのだそう。それを聞いた
永渕さんが、ニコッとしたのがうれしかったと言っていました。
余談ですが永渕さん、三人のお子さんがいるパパなんだそう。

 

毎日変わるアラカルトメニューにも、目移り。

さて、もちろん要予約のコースだけでなく、
当日チョイスできるアラカルトもあります。メニューは日替わりです。

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目移りしたら、ピンクの印のあるオススメを選ぶも良し。

好みを伝えて、シェフのアドバイスを聞くも良し。
ある日のわたしは……。

 

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相ノ島産ヒラスと糸島アイコ(トマト)のマリネ(時価)。

魚メニューは滅多になく、この日はオーナーのお友達が
良いお魚を釣ったから、特別に取り扱っていたそうです。
お魚イタリアンを食べたい! という方は、また事前にご相談を。

 

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豚スネ肉のコンフィ(1,900円)。これで一人前!

見た目はシンプルですが、中はあらかじめ、低温の油でじっくりと
長時間加熱されているので、ホロッホロ。歯がいらない柔らかさ。
しかも表面はパリッと香ばしく焼き締められ、中に肉汁が
しっかりと閉じ込められていて、鼻から脳に突き抜ける肉の香り!
普段からこんなの食べていたら、罰が当たるんじゃないかしら。
いいえ当たってもいい。うっとり。

 

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〆の甘美な罪悪感、ゴルゴンゾーラのクリームソース(1,400円)。

口の中を散々甘やかすだけ甘やかして、明日への活力をチャージしました。
もちろん、この日もワインは赤白2本。シアワセ。
また、しばらくがんばれそうです。
頑張った自分へのご褒美に、家族の記念日に、特別なデートに、
優しく暖かい極上のイタリアン、心からおススメします。

 

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帰り際、振り返ると、すっかり暗くなって外観はこんな雰囲気。

ナイフとフォークの音や、楽しそうにさざめく声、
お肉を焼く香りが、静かな路地に心地よく漏れていました。
今夜もありがとう。また来るね。

 

お店情報

トラットリア・カリメロ

住所:福岡福岡市中央区薬院2-11-24 清州荘106
電話番号:092-724-0304
営業時間:11:30〜14:00(LO)、17:30〜23:00(LO 22:00)
定休日:月曜日
Facebook: https://www.facebook.com/TrattoriaCalimero

※ 金額はすべて消費税込です。
※ 本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではありません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:あずま梓

あずま梓

福岡県生まれの40代。地元情報誌の編集・ライターを経て2000年独立。現在コピーライター、エディター、プランナー、ディレクターとして、主に紙媒体と映像を中心とした広告制作に携わる。趣味は料理と食べ歩きと俳句。

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