千葉県の七里川温泉は「フリー囲炉裏」! 持ち込み食材を焼くとマジで楽園【都内から90分】

f:id:Meshi2_Writer:20160713190806j:plain

「当店には囲炉裏があります」

メシ屋を探していてこの表記があるお店にぐっと来てしまうかた、多いのではないでしょうか。囲炉裏で焼くだけでなんかおいしそうになりますよね。

今回、千葉県に評判の囲炉裏の宿があると聞き取材に行ってきました。宿の囲炉裏……せいぜい串に刺した鮎とか焼けるんでしょ、くらいに思っていたのですが、焼けるものであればなんでも持ち込んで調理可能、提供するメニューも豊富、そしてなによりうまい……! 囲炉裏の楽園がそこにはあったのです。


囲炉裏の楽園へ海と山を越えて行く

f:id:Meshi2_Writer:20160713190859j:plain

今回の目的地である千葉県は、東京湾と太平洋に面した海の恵みがあふれる地域です。
アクアラインを使うと、ETC搭載車ならたったの800円で千葉に入れます。景色最高、向かうは楽園、もはや仕事モードはゼロなのです。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713190920j:plain

最寄りのインターチェンジ「木更津東」から一般道に降り、山道を進んでいきます。
潮風のにおいを覚えたまま木のにおいを感じる……旅行気分が盛り上がりますね。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713190942j:plain

山道を進むこと約40分。見えてきた小さな宿、七里川温泉です。建物に派手さはなく、周囲はとても静かな環境です。

“風呂デューサー”として言わせていただくと、温泉に滞在する環境として理想的ですね。泊まりで来たかった……宿の前に立った時点で心底思いました。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191004j:plain

建物に入ってみると、いきなり囲炉裏です。視界にはいるだけで4セットの囲炉裏がならび、少し年季の入った温泉宿の雰囲気が感じられます。

アイスを食べている人、テレビを見ている人……各々が自由にのんびり過ごしていますね。平和です。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191036j:plain

「メシの前の風呂は、メシを3割増しでうまくする」。私がつくった名言です。

その言葉に従い、入浴料金を支払って浴室に向かうと、脱衣場の前に「天然硫黄泉源泉かけ流し」の看板が。実は千葉県で源泉かけ流しを実現できるところは珍しいのです。胸を張って自慢できる貴重な温泉です。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191051j:plain

こちらが内湯です。

ほぼ無色透明の湯が湯口からトポトポと流れ落ち、湯船からあふれた湯は縁から流れていきます。これぞ源泉かけ流し!

窓の外はほとんどが青と緑で構成されています。家を出てから1時間30分でこの環境ですよ。自分で信じられていません。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191114j:plain

脱衣場から階段を上っていくと、露天風呂もあります。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191140j:plain

内湯から見えていた景色に入り込んだみたいだ!

暖かい日差しに山から駆け下りてくる涼しい風……どちらも都会のそれとは別物です。
湯船は2つ、どちらもこの地域の湧水を使用しており、透明感のあるさらっとしたお湯でした。


「焼く」のと「囲炉裏で焼く」のはどうやら全然違うらしい

昼間っからあの環境で温泉に浸かる……最高に贅沢でした。
もうメシの取材しなくてもいいような気さえします。とりあえずメニューを見てみましょうか。

f:id:Meshi2_Writer:20160713191213j:plain

メニュー超豊富!

海の幸が豊富な千葉県とはいえこの山の中ですから、山菜とかキノコばっかりと思いきや、大半が海産物です。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191247j:plain

「写真映えするやつお願いします!」と注文したところ、大皿の手前側から

  • 鹿肉ソーセージ(3本1,000円)
  • 鮎の干物(380円)
  • 金目鯛干物(700円)
  • ホッケの開き(680円)
  • イワシ丸干し(320円)
  • 右の別皿には房総豚のみそ焼き(800円)

上記6点 を用意してくださいました。

結論からいうと、カメラさんと2人で食べきれず、隣で食べていたご夫婦のお客さんと分け合って食べました。そう考えるとこのボリュームでも一人あたり2,000円を切っています。安い!

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191340j:plain

まずは火の通りやすそうなイワシ、ソーセージ、アユを焼いてみます。

囲炉裏に手を伸ばすとじわりと伝わる熱気。コンロの火より感じる熱が重厚なのです。
イワシはサクサクに焼き上がり、頭から丸かじりできました。アユの干物って初めて見ましたが、川魚の風味をしっかり残し、味が凝縮されていました。

うまい!

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191406j:plain

鹿肉ソーセージはジビエの風味と黒コショウのきいた濃い目の味付けです。ビールを飲みたい人には強くオススメします。

ファーストバイトの際はアツアツの肉汁爆発に気を付けて食べましょう。あらためて写真を見ていたらまた食べたくなってきました。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191439j:plain

続いて金目鯛、ホッケを焼いていきます。
房総豚以外は冷凍の状態ですので、高温の囲炉裏とはいえ焼き上がりまで少し時間がかかります。

何度も焼け具合を確認してしまう私は囲炉裏素人丸だしなのですが、この確認作業が楽しかったりするんです。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191455j:plain

魚で一番うまかったのはホッケ。肉汁がすごいです。ホッケを囲炉裏で焼くと飲み物になるとわかりました。

どの食材にも言えるのは、身に汁が詰まったまま外に逃げないですね。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191515j:plain

誰もがビジュアル的に気になっていた、房総豚のみそ焼き。行ってみましょう。
このサイズと重量感……眺めているだけで幸せです。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191547j:plain

冷凍の魚と同じような感覚で焼いているとあっという間に焦げ目が。ここでも素人が出てしまいました。冷凍のものと同じ感覚で焼いてはいけないのです。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191626j:plain

房総豚そのものはとてもあっさりした味です。見た感じ味噌味が濃そうですが、食べてみると甘みが強く、塩気はほとんど感じません。飽きることなくペロッといただけました。

そしてなにより、肉汁があふれだしてくる。これが囲炉裏の力……! うまい! うますぎる!!

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191716j:plain

〆は焼きおにぎりをいただくことにしました。

囲炉裏の火力でほんのり固くなった表面に対し、中はほくほくに仕上がりました。房総豚と同様の味噌がついているので塗りたくるのもいいでしょう。

 

食材の持ち込みOK! 囲炉裏味のアレを食べてみよう

七里川温泉では、お店で提供しているメニューを注文せず、持ち込んできた食材を焼いて食べてもOKです。私も途中で食材を調達してきました。

f:id:Meshi2_Writer:20160713191925j:plain

道中の道の駅でしいたけとたけのこを購入し、コンビニでカニカマとさんまの塩焼き、チャレンジメニューとして駄菓子の「蒲焼さん」、バウムクーヘンを買ってきました。

しかし……写真の通り、腹がいっぱいなのです。甘いもの食べたいのでバウムクーヘンだけ焼くことにしました。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713191952j:plain

表面はこんがり、なかはふんわり、ケーキを焼いているような甘い香りが漂っています。

「バターつけたらおいしそうですよね」 とカメラさんと話していると、お隣の夫婦がチューブバターを持ち込んでおり、貸してくれました。

噛むとカリッとした食感で、ジュワッとバターが染み出してきます。「バウムクーヘン囲炉裏味」……うまい!

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713192013j:plain

すごいものを見つけた! なんて喜んでいると、お隣のご夫婦は持ち込んだ鶏肉とねぎを串に刺して焼き鳥をつくり、持ち込んだ鍋に湧き水を注ぎ、うどんを茹でていました。

女将さんに聞くと「焼けるものであれば何焼いてもいい」とのことでした。アルミホイルを敷いて焼きそばをつくっている猛者もいたそうです。

 

お腹いっぱいになったら、さっぱりして帰れる

f:id:Meshi2_Writer:20160713192105j:plain

ここは囲炉裏レストランではありません。囲炉裏の宿です。一度入浴料を支払えば、何度でも温泉に入れます。

囲炉裏を挟んだ向かいの人が派手にくしゃみをしてすすをあびても、洗い流してサッパリと帰路につくことができるのです。

昼頃と夕暮れの時間で趣の違う露天風呂を楽しむことができました。

 

f:id:Meshi2_Writer:20160713192139j:plain

風呂あがりといえばの牛乳もしっかりと用意してあります。もはや囲炉裏を見ているだけで牛乳も普段よりおいしく感じました。

こんなに素晴らしい環境なのに東京から約1時間30分。半日でも時間があれば手軽に来れる距離もまた魅力です。

 

温泉もメシも、囲炉裏が生み出す人間関係もいい

f:id:Meshi2_Writer:20160713192213j:plain

隣にいるかたは見ず知らずのお客さんです。私がライターであることを話すと、外房エリアには昔ながらの酒造があると教えてくれました。

そしてバウムクーヘンのくだりでも、隣で調理していたご夫婦のお客さんからバターを借りたり、囲炉裏を囲むことでおしゃべりが生まれるのです。

基本的にお店に入ったら食べるだけですよね。「囲炉裏で焼く」という行程が加わるだけで食材も心もジューシーに仕上がっていく。

これこそが囲炉裏の力であり、食べ終わったら温泉で語らい、さらに深い人間関係をつくれるのは七里川温泉の魅力だと感じました。

 

お店情報

いろりの宿 七里川温泉

住所:千葉県君市黄和田畑921-1
営業時間:9:00~22:00
電話番号:0439-39-3211
定休日:第1・3水曜日
ウェブサイト:http://shichirigawa-onsen.com/

※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:毎川直也

毎川直也

風呂が好きで、風呂デューサーを名乗り活動中。銭湯、スーパー銭湯、温泉旅館での勤務経験を持ち、銭湯に勤めながらメディア出演をしている。酒が弱いうえに小食なため、「メシ通」には間違いなく向いていないライター。

過去記事も読む

そろそろ全国的ブーム到来か? 麺類割烹&うどん飲みの驚くべきポテンシャル【名古屋】

f:id:Meshi2_IB:20161007180038j:plain

日が沈む前、ふらりとそば店へ。板わさと玉子焼きを肴に酒を飲み、心地良くなったところでざるぞばを注文。ささっとすすってお店を出る。人は言うだろう、「粋だねぇ」と。でも、それは東京でのこと。私が暮らす名古屋には、有名店で修業した店主が営むそば店があるにはあるが、そば屋飲みという習慣は定着していないのだ。第一、名古屋弁で「粋だがね」とか「粋だなも」とか言われたってうれしくも何ともない(笑)。

それに名古屋には全国に誇る「麺類食堂」がある。そのほとんどは夜7時から8時くらいに閉まってしまうが、夜は酒が飲めるお店もわずかながらある。しかも、酒の肴はそこいらの居酒屋さんよりもはるかにレベルが高い。

そうだ。それらのお店を「麺類割烹」と呼ぶことにしよう。麺類割烹で飲むことを名古屋の新たな習慣とするのだ。打倒! そば屋飲みだ。

そこで今回は、名古屋でこれから増えていくと思われる麺類割烹のオススメ店を紹介しよう。

 

和食の料理人が腕をふるう「まるいち」

周辺にテレビ局があり、業界関係者が多い東区東桜界隈。高級割烹や高級焼肉店が軒を連ねる大人の街だ。その一角に「手打麺処 まるいち」がある。

f:id:Meshi2_IB:20161007175644j:plain

こちらは昭和35年に中区栄で創業し、昨年11月に今の場所へ移転したという。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007175718j:plain

白を基調とした店内は巷の麺類食堂とは一線を画している。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007175727j:plain

店内の黒板にはオススメの和食メニューが15品以上並ぶほか、グランドメニューも15品ほど用意している。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007175737j:plain

「生ビール」(550円)で喉を潤わせつつ、まずはグランドメニューの中から「刺身盛り合わせ」(1,500円)を注文。

 

この日は、マグロと甘エビ、北海タコ、しめ鯖、ヒラメの5種盛り。どれもうまかったが、特筆すべきはヒラメ。熟成させてあるのか、食感がよく、うま味が増している。かむごとに繊細なうま味がフワッと広がる。これうまい!

 

f:id:Meshi2_IB:20161007175801j:plain

続いて注文したのは、同じくグランドメニューから「穴子山椒煮」(500円)。

 

やわらかく煮込まれた穴子はしっとりとした食感。ピリッとした山椒の刺激が何とも心地良い。ビールとの相性は言うまでもなく、丼メシにのせてかき込みたい衝動に駆られた。

 

それにしても何なんだ、この完成度の高さは。ここの店主はいったいどんな経歴を持った人物なのか?

 

f:id:Meshi2_IB:20161007175813j:plain

 

中学校卒業後に就職のために大分県から名古屋に来たんだ。で、17歳のときに愛知県蒲郡市の三谷温泉にあるホテルの和食店で修業したのを皮切りに神奈川川崎市内や名古屋市内の割烹を渡り歩いてきたんだ。(店主・吉田保生さん)

 

「手打麺処 まるいち」は、もともと奥様の父親、つまり、吉田さんにとっては義父が営んでいたが、去年の5月に亡くなったために後を継ぐことになったとか。やはり、和食の料理人だったのだ。そりゃうまいはずである。

 

寿司からシチュー、そしてうどんも!

f:id:Meshi2_IB:20161007175828j:plain

「これ、食べてみて」と、吉田さんが持ってきてくれたのが「新サンマの寿司」(2カン 500円)。

 

サンマの締め具合が絶妙で、うま味を最大限にまで引き出している! シャリの味付けも完璧だ。

メチャクチャうまい!

通常、このメニューはコース料理(4,000円~)で出しているもので、どうしても食べたいという方は事前予約を。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180023j:plain

「さっき出した『刺身盛り合わせ』もそうだけど、魚介はすべて天然物だよ。やはり養殖物とは味がまったく違うからね」と吉田さんは胸を張る。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180038j:plain

黒板のオススメメニューで気になって仕方がなかったのが、この「和風牛たんシチュー」(1,000円)。

 

洋食を代表するようなメニューが麺類割烹で楽しめるとは! メニュー名の通り、味付けは白だしと醤油がベースの純和風。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180045j:plain

トロトロになるまで、じっくりと煮込まれた牛タンは絶品そのもの。ニンジンやペコロスも甘みが引き出されていて、牛タンのうま味をさらに引き立てている。これはもう見事としか言いようがない。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180057j:plain

お酒の〆はもちろん、麺類。ここはさっぱりと「きしころ」(530円)を注文。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180109j:plain

うん、手打ちならではのしっかりとしたコシがあり、ムロアジのダシがきいたつゆもうまい。具材はホウレン草とカマボコ、花がつおとシンプル。これぞ名古屋の味だ。うどんやきしめん、そばは先代がこだわっていたように手打ちで提供している。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180125j:plain

これからの季節は「みそ煮込みうどん」(930円)もオススメだ。

 

お店情報

手打麺処 まるいち

住所:愛知名古屋市東区東桜2-13-15 川口ビル1階
電話番号:052-936-1255
営業時間:11:30~14:30、17:30~22:00(LO 21:30)
定休美:日曜日、祝日

 

コンセプトはうどん屋飲み! 「太門」

次に紹介するのは、飲食店が建ち並ぶ千種区今池の路地にたたずむ「うどんや 太門」。

f:id:Meshi2_IB:20161007180155j:plain

 

入口のドアには「酒場です」の貼り紙が。

f:id:Meshi2_IB:20161007180204j:plain

そう、ここは酒ありきのうどん店なのだ。

 

店内はカウンター10席のみ。

f:id:Meshi2_IB:20161007180227j:plain

目を引くのは、中央にどーんと鎮座する機械。これは延ばしたうどん生地を切る麺切り機。

 

お店を切り盛りするのは、店主の衣笠太門さん。

f:id:Meshi2_IB:20161007180249j:plain

 

お客さんの前で生地を延ばして、麺切り機で生地を切って、茹でます。提供するまで50分ほどかかりますが、その間にお酒と料理を楽しんでいただくのがウチのスタイルです。(店主・衣笠さん)

 

衣笠さんは兵庫県出身。学生時代に食べた讃岐うどんに衝撃を受けて、香川東京で修業。4年前、「うどん屋飲み」をコンセプトに「うどんや 太門」を開店させた。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180304j:plain

まず、絶対に注文したいのが常時8種類ほど揃う日本酒から好みの銘柄を3種類選べる「3種利き酒セット」(180ml・790円)

 

日本酒ビギナーでも好みを伝えれば、詳しいスタッフがチョイスしてくれる。うん、これはお得だ。

 

めくるめく、至福の酒の肴

では、続いてオススメのおつまみを紹介しよう。

f:id:Meshi2_IB:20161007180323j:plain

まずは素朴な味わいの「ぽてとさらだ」(390円)。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180339j:plain

牛すじを赤味噌でじっくりと煮込んだ、なごやめし「どて煮」(390円)も名古屋の居酒屋さんでは定番。まったりとした味に日本酒がすすみまくり。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180351j:plain

うどん店ならではの「とり天」(450円)や、

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180403j:plain

「やわらかゴボウ天」(380円)も。

 

巷のうどん店では麺のお供だが、ここではお酒のアテ。これが「うどん屋飲み」の醍醐味だ。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180503j:plain

圧巻は「うどん屋の出汁おでん三種盛」(390円)。

 

何といっても、うどんのつゆと同様に、丁寧にとった出汁が味の決め手。よく染みた出汁が大根や玉子、ゴボウ天の美味しさを引き立てている。

 

〆はやっぱりうどんで

お酒と料理を堪能したところで、いよいよ〆のうどん。

f:id:Meshi2_IB:20161007180521j:plain

一番好評の、すだちが丼の一面を覆う「すだちコロ」(800円)。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180528j:plain

地産地消にこだわり、粉や醤油は地元産。出汁は名古屋で多く用いられるムロアジやサバ節、ソウダカツオの出汁を煮干しと昆布の出汁に合わせている。すだちのスッキリとした酸味はお酒の〆にピッタリ。

 

f:id:Meshi2_IB:20161010103715j:plain

こちらは衣笠さんが気まぐれで打った幅広きしめんバージョンの「すだちコロ」。いつも用意しているわけではないので、食べたければ事前予約を。

 

f:id:Meshi2_IB:20161007180630j:plain

こちらは「釜あげ」(600円)。衣笠さんが丹精込めて打ち上げた麺の美味しさがストレートに伝わる逸品中の逸品だ。

 

板わさや玉子焼き、そば味噌など「そば屋飲み」は様式美として認知されていますが、ウチはうどん店らしさとは何だ? ということを常に追求しています。「うどん屋飲み」スタイルを確立したいですね。(店主・衣笠さん)

 

大衆酒場的なおつまみやうどん店らしいメニュー、そして絶品のうどん。それが「粋」なのかどうかは別として(笑)、名古屋から全国に「うどん屋飲み」という新たなムーブメントが巻き起こりそうな予感がする。

 

お店情報

うどんや 太門

住所:愛知名古屋市千種区今池5-9-8 衣笠ビル1階
電話番号:052-753-9338
営業時間:18:00~23:00(LO 22:00)
定休日:月曜日、日曜日、祝日

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:永谷正樹

永谷正樹

名古屋を拠点に活動するフードライター兼フォトグラファー。地元目線による名古屋の食文化を全国発信することをライフワークとして、グルメ情報誌や月刊誌、週刊誌などに写真と記事を提供。最近は「きしめん」の魅力にハマり、ほぼ毎日食べ歩いている。

過去記事も読む

【閉店】【うまい日本酒】東京23区内で唯一続く日本酒の蔵元「赤羽・小山酒造」の工場に行ってみた

f:id:Meshi2_IB:20160924201139j:plain

日本酒を造る蔵って、どんな場所にあるイメージを持ってますか? 

普通に考えれば、自然のままの水や空気、景色を携えた山奥や、雪深く寒い地域といったところでしょうか。ですが、驚くべきことに東京都内にも、実は蔵元が存在しているのです!

とはいえそのほとんどは、少々都心を外れた西東京のもの。さすがにもう、大都会のど真ん中で酒造りなど行われてはいないでしょうか……? と思いきや。なんと、あの飲兵衛の聖地と言われる、東京都北区赤羽に現存していました。 

それが創業明治11年、23区内で唯一続く酒蔵「小山酒造」です。

 

これを知った酒好き+赤羽好きの筆者・もちづき千代子は、矢も楯もたまらなくなってしまいました! ぜひ、その酒蔵、行ってみたい! はやる気持ちを抑えながら、さっそく酒蔵へとうかがいました。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201140j:plain

 

その蔵元は、赤羽にあった

小山酒造は、東京メトロ南北線・赤羽岩淵駅から歩いて5分ほど。荒川にほど近い場所にあります。一見すると酒蔵とは思えない外観です。この中で赤羽の地酒が作られているなんて、不思議な感じ。 

今回、酒蔵内の案内をお願いしたのは、小山酒造五代目社長の奥様であり、常務取締役広報担当の小山久理さん。彼女のアテンドにより、創業138年目を迎えるという小山酒造の歴史と、造られ続けているお酒の美味しさの秘密を紐解いていきたいと思います。

f:id:Meshi2_IB:20160924201141j:plain

小山酒造の創業は明治11年。創業者の小山新七氏は、もともと埼玉の造り酒屋の次男坊。湧き水が豊富な宿場町だった赤羽岩淵を気に入り、独立して酒蔵を立てたのだそうです。

 

久理さん:宿場町でのお酒の需要や、荒川での船運搬の利便性で、当時はだいぶ繁盛したようです。ここに展示してある道具は、昭和に入った頃に使われていたものです。

 

これらの道具を使っていた明治時代には、都内の酒蔵は60箇所ほど。昔は意外と多かったんですね! しかし、関東大震災の影響や空襲などで酒蔵が倒壊し、徐々に姿を消していったのだとか。東京は土地が高額だったためか、再度の復建が難しかったようです。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201142j:plain

展示物を見ていると、チラチラと目に入ってくる言葉が……「愛酒報國」? これは何ぞや? 

 

久理さん:これは「あいしゅほうこく」と読むのですが……2代目が作った造語です(笑)。当時は戦争真っ只中で、国にお金がない時代。当時の酒税は今とは比べものにならないくらい高かったので「国を愛しているならお酒を飲もう」という意味が込められています。

 

なるほど。つまり、お酒をじゃんじゃん飲んで納税して国を助けよう! ってことですね。

 

久理さん:この言葉をあまりに推しすぎて、店名や商品名よりも目立っていたみたいですね(笑)。 

 

ちなみに、小山酒造が「愛酒報國」推し真っ只中だったであろう昭和11年、都内の酒蔵の数は11社にまで減少していました。そして、東京大空襲により23区内の酒蔵はついに小山酒造1社に。以後、東京23区内で脈々と続いている酒造は、小山酒造のみとなっています。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201143j:plain

このガラスの向こうが蔵になります。小山酒造では、一般のお客さんに向けて蔵見学も行っています。酒造りのシーズンである9月上旬~5月上旬は、ガラス越しに日本酒の製造工程を見せてもらえるそうです。作業スケジュールよっては公開できない日もあるので、事前予約必須とのこと。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201144j:plain

そしてこちらが、滅多に直接目にすることはできない蔵の中です。うわぁ……あの丸い樽の中で日本酒が造られているわけですね! 目の当たりにすると、なんだか感動が……。しかし、想像していた蔵よりもだいぶ近代的な気がします。

 

久理さん:小山酒造では創業当初から、新潟から出稼ぎの職人さんを呼んで作っていたのですが、時代とともにそれが難しくなってきました。そして、20年ほど前に職人ではなく、弊社の社員が製造する方式に切り替えました。そのタイミングで蔵を建て替え、設備を一新したのです。

 

なるほど、これも時代の流れということですね。

 

……それにしても。やはりもっとも気になるのは、ここで造られているお酒の味ですよ! いったいどんな感じなんですか、久理さん? ねえ! ねえ!!

 

久理さん:お仕事中ですが、大丈夫ですか(苦笑)? よろしければ3種類ほど飲み比べをしてみてください。

 

やったぁ~!! ここでもちづき的メインイベント、日本酒の試飲に移らせていただきたいと思います。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201145j:plain

小山酒造の主戦力商品といえば、こちら。「丸眞正宗 吟醸辛口」(720ml/1,409円)! 

地元である北区を中心に、都内の城北エリアで販売されている、正真正銘の江戸の地酒です。試飲一杯目は、こちらの吟醸辛口。

 

久理さん:吟醸辛口は、爽やかな酸味とキレのある後味で料理のジャンルを問わず楽しめるお酒です。

 

その言葉通り、とてつもなくスッキリした味わいです! 後味なんて、キレがあるどころかキレッキレ! 秋には焼きサンマを濃厚なワタとともにいただいて、これでキュッと……。嗚呼、想像しただけでジュルリです。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201146j:plain

試飲二杯目は、こちらの「丸眞正宗 純米吟醸」(720ml/1,389円)。

 

久理さん:純米吟醸は、おだやかな吟醸香とまろやかな味わいが特徴です。ぬる燗がオススメですね。

 

おちょこを口に近づけただけでも、素敵な香りがふわぁ~っと鼻孔をくすぐります。とってもフルーティーなんですよ! 芳醇、という言葉がしっくりくる飲み心地。でも後味はやっぱりキレてる。これは敢えて生牡蠣なんかに合わせたいですね……。冬にしっぽりといただきたい。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201147j:plain

試飲三杯目は、こちらのカップ酒「丸眞正宗 本格辛口 マルカップ」(180ml/227円)。

 

久理さん:ワンカップは、もっとも親しみやすい味かもしれませんね。とろっとした豊かな味わいです。常温でも燗でも美味しくいただけるお酒です。

 

うん、思ったより辛口! でも、カップ酒としてはあり得ないくらい高いクオリティだと思います。出汁の美味しいおでんなんかと合わせると美味しそう。しかし、個性はそれぞれ違えど、三種類のどれにも共通するのが「後味のキレ」。なんと、丸眞正宗の名前の由来が「まるまる本物」+「名刀正宗」というほど、キレにこだわって作られているのだとか。

試飲終わりでだいぶ良い気分になってきた、もちづき。久理さんに大正10年に撮られた小山酒造・創業者と蔵人たちの写真を見せてもらいながら、ほろ酔い頭で改めてインタビューを開始。

 

日本酒の意外な利用法とは?

f:id:Meshi2_IB:20160924201148j:plain

──23区内で唯一続いている酒蔵ということで、最近はいろいろなメディアからも注目されていらっしゃいますね。ぶっちゃけ、製造量も増えてきてるのではありませんか?

 

久理さん:いえいえ、昭和50年あたりから比べると現在は1/5ほどに減っています。実は年々国内の日本酒消費量は減っていますからね……。

 

──なんと……! 小山酒造の話というよりは、全国的な傾向ということでしょうか?

 

久理さん:そうですね。それこそ、昔は国内には日本酒しかなかったので、必然的にお酒=日本酒だったんですけどね。洋酒の輸入が始まったころから、シェア率はどんどん低くなっていますね。ただ、うちはそこまで販売しているエリアが広くないですし、地域密着型というか。販売しているお酒は、ほとんど北区のある東京の城北エリアだけで捌けてしまうので、なんとかやっていけてますよ。

 

──なるほど。やはり小山酒造は、地元のお客さんに愛されてきた酒蔵なのですね。えっと、これは個人的に聞きたいことなのですが……。日本酒って、飲んだり料理に使ったり以外に使用できたりするんですか? お肌にいいとはよく聞きますが……

 

久理さん:ダントツでオススメなのは日本酒風呂ですね! 保湿性の高さと美肌効果が期待できます。でも、使うお酒は安くても古くても全然いいですよ。

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201149j:plain

 

──久理さんもお肌キレイですもんね……。説得力がありますね。

 

久理さん:実は10月から、池袋のスパ「タイムズ スパ・レスタ」で毎月26日に丸眞正宗を使った日本酒バスがスタートするんです。

 

──そ、それはひじょうに興味あります! 意外なコラボレーションもしてるんですね。2020年の東京オリンピックの影響もあって、今後はますます小山酒造の需要は高まっていくのでは? 

 

久理さん:だとしても、小山酒造は特に変わるつもりはありません。地元の人たちから受けた恩を返していくためにも、昔からのお客さんを優先して製造していきます。これからも、この赤羽で愛される酒蔵でいたいですね。

 

──熱い地元愛に感涙です……。今日はありがとうございました!

 

f:id:Meshi2_IB:20160924201150j:plain

脈々と受け継がれる、地元での酒造りへの思いを教えてくださった小山酒造。これからも150年、200年、300年と、素晴らしい日本酒を作り続けていただきたいですね!

 

お店情報

【閉店】小山酒造

住所:東京都北区岩淵町26-10
電話:03-3902-3451

営業時間:8:3017:30
ウェブサイト:http://www.koyamashuzo.co.jp/

 

書いた人:もちづき千代子

もちづき千代子

人生が常に大殺界な人妻ライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像技術者・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を始める。人生のテーマは「酒と涙と男と女」。

過去記事も読む

ライバルはコンビニ? 明るいうちから飲めるオガサワラは、毎日寄れる一人暮らし御用達厨房【福岡】

f:id:mesitsu_lb:20160915125255j:plain

「2,000円超えない外食」を提案する、家庭料理の達人

こんにちは。メシ通レポーター、あずま梓です。
突然ですが、「ああー、疲れた! 今日はもう何もしたくない!
……って日、忙しい皆さんにも、きっとありますよね。
一人暮らしの私は、コンビニで済ませちゃうこともよくあります。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125319j:plain

オガサワラのマスター、小笠原啓二さんは「コンビニって勉強になります」

と言います。「新商品や新メニューをあれこれ見て、今どんなものが求められて、いくらで売られているのか、いつも勉強させてもらっています」
そして何と、「コンビニみたいに気軽に寄れる」という基準で、
お店のメニュー価格を設定しているそう。

例えば私なら、ビールを2〜3本、ワインのハーフボトル1本、
お弁当に、栄養バランスを考えてサラダ、おつまみにチーズやサラミ……と、
そんな時は「お店で食べるよりは安いから……」と自分に言い訳しながら、
ついついあれもこれもカゴに入れて、軽く2,000円超えちゃう。
あ、おでんもいいねー、なんてレジで追加したりして。
「そのくらいですよね。ですからこのお店でも、軽く食べて飲んで
2,000円を超えないくらいにしようと思っています」と小笠原さん。

その代表的なメニューが、「晩酌セット」1,200円
店主の選ぶ三品と、何でもお好きなドリンク1杯で、この値段。
たとえばある日は、

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125334j:plain

胡麻かんぱちと、鶏ももの唐揚げと、とろとろ温たまの乗ったポテトサラダ。

飲み物は生ビールをいただきました。
野菜もふんだんにあしらわれていて、これだけでお腹いっぱい!
この日はもう一杯ビールをお代わりしたので、合計1,700円。
……お腹いっぱい食べて、ビールお代わりして、1,700円!?
外飲みの金額じゃない……。これは毎日でも来たい。

「外食って、お酒を飲むと簡単に3,000円、4,000円かかりますよね。
若いお客さんの大半は、それでは週に一回とか、月に数回しか外食できない。
でも、たまの贅沢じゃなくて、週の半分でも気軽に来てほしいから
そういう価格設定にしています。洗い物もしなくて済むでしょう」


そんな優しい小笠原さんの元に、男女問わず毎日常連さんが押し寄せます。
見ていると、ほとんどが一人客。カウンターに座って、小笠原さんに
「オガちゃん、オガちゃん」と話しかけては談笑し、
常連さん同士もすぐに仲良くなって、会話を楽しんでいます。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125338j:plain

カウンター越しに会話を楽しめるお店。

ご覧の通り、ハイボールの角瓶は、ちゃんと冷凍保存。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125342j:plain

テーブル席は二つ。カウンターを合わせても、15名で満席です。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125345j:plain

おでん仕込み中。手前の鍋では、年中おいしいおでんが煮えています。

さて、このお店では、つき出しもお楽しみ。仕入れにより変わります。

  

f:id:mesitsu_lb:20160915125351j:plain

ある日は、胡麻かんぱち。(もちろん、冒頭の晩酌セットとは別の日ですよ。)

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125353j:plain

昨夜は鯛の昆布和えでした。

 

本当、しょっちゅう行っていますが、同じお通しが続くことは、滅多にありません。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125357j:plain

 

面倒な蒸し料理が、毎日食べられるのも魅力。

メニューも、その日の仕入れや季節ごとに変わります。
グランドメニューで特に好評なのは、「キャベツと豚バラの重ね蒸し」(680円)。 

f:id:mesitsu_lb:20160915125406j:plain

こんなに山盛りのキャベツが、蒸されてかさを減らして、

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125413j:plain

こんな姿になってポン酢とともに供されます。
甘味の引き出されたキャベツに、新鮮な豚の脂が絡んで間違いのない味!

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125417j:plain

蒸し料理は他にもバーニャカウダー(写真・700円)、蒸し塩鶏(700円)、

海老入り蒸し餃子(400円)、蒸しソーセージ盛り(850円)などなど、
たくさんあります。どれもボリュームたっぷり。
蒸し料理って面倒で自分ではあまりしない人、多いのでは?
ここではシュウマイ2個(80円/個)から、蒸してくれますよ!

そして、ほとんどのメニューをハーフサイズでも頼めるので
一人飲みにうれしい。キャベツと豚の重ね蒸しを、バーニャカウダーと
ハーフ&ハーフにする人も多いそう。他にも例えば、

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125422j:plain

こちらは「海老とブロッコリーのマヨポン炒め」ハーフサイズなので350円。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125428j:plain

さらに、こちらは1尾から注文できる「角打ちアジフライ」(200円)。

身が厚くてふっくらおいしくて、1尾でも満足感がありました。

 

がっつり揚げ物、糖質制限ダイエット、両方OK

その他、私のお気に入りをトントンとご紹介しますね。

f:id:mesitsu_lb:20160915125432j:plain

「鶏もも唐揚げ」(650円)。小笠原さんのお母様直伝だそうで、

お料理上手は母ゆずりなのね、と納得のメニューです。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125437j:plain

注文を受けてから絹ごし豆腐を揚げる「揚げたて厚揚げ」(350円)。

カリカリでふんわりで、油が新しいので臭みがなく、豆の甘味が楽しめます。
おでんの厚揚げも、揚げたてをドボンと出汁に入れて煮ています。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125442j:plain

「スパイシーイエローチキン」(780円)。これはハーフにすると480円。

ちなみに、カレーライスにもできます(700円、ハーフは400円)。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125445j:plain

「イタリアンロールかつ」(1個 220円)。

柔らかい豚をミルフィーユ状に重ねて、中にはチーズとバジル。
間違いのない相性で、赤ワインがぐいぐい進みます。

「タコとワカメ酢」(480円)。海鮮類も新鮮でおいしいのがうれしい。
ワカメが、まるでサラダのようにこれでもかと入っていて、お得です。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125451j:plain

そして、わたしがほぼ毎回オーダーするいちばんのお気に入りが!

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125456j:plain

こちら、「パクチーと砂ずりのサラダ」(600円)。

見た目は普通のサラダですが、砂ずりの焼き具合、たっぷりのパクチー、
ドレッシングの味付け、全体のバランス、本当にやみつきになります。
常連のお客さんのリクエストで作ったものが、定番になったとか。

そうそう、リクエストと言えば、オープンから7年半になるこのオガサワラ、
開店当初から、ハードな糖質制限ダイエット中の男性常連さんが
いたおかげで、リクエストに応えて次々に低糖質メニューを編み出し、
こんなにブームになるずっと前から、ダイエッターの味方だったそう。
スパイシーイエローカレーを、ご飯でなくチキンで食べられるようにしたのも
そのお客さんのリクエストに応えてのことなんだとか。
がっつりメニューとダイエットメニューが両方あるので、
最近ちょっとお腹周りが……という方も、心置きなくがっつけます。

 

f:id:mesitsu_lb:20160915125500j:plain

疲れて何もしたくないけど、おいしい物が食べたい! というとき、

外食したいけど、お財布がちょっと寂しい……というとき、
ぜひ、オガサワラの優しいオガちゃんを、思い出してください。

 

お店情報

創作料理OGASAWARA

住所:福岡市中央区薬院2-16-1 ロマネスク第3
電話番号:092-732-4588
営業時間:月曜日~木曜日 15:00〜0:00(LO 23:30)
     金曜日・土曜日 15:00~翌2:00(LO 翌1:30)
定休日:日曜日(月曜日が祝日の週のみ日曜営業、月曜休み)
Facebook:https://www.facebook.com/ogasawara.shop/

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:あずま梓

あずま梓

福岡県生まれの40代。地元情報誌の編集・ライターを経て2000年独立。現在コピーライター、エディター、プランナー、ディレクターとして、主に紙媒体と映像を中心とした広告制作に携わる。趣味は料理と食べ歩きと俳句。

過去記事も読む

【焼肉まとめ】うまくてリーズナブルな肉をたんまり食いたい! 至福の焼肉店・3選

f:id:Meshi2_IB:20160831223910j:plain

こんにちは。三度の肉より肉が好きなメシ通編集部です。

いや〜、本当、毎日でも毎食でも焼肉なら食べたいところですが、一人じゃ行きにくかったり、ちょっと高すぎたりして、なかなかそうもいかないですよね。

そんな僕やあなたにぴったりな、旨くてリーズナブルな焼肉店、『メシ通』にはちゃんとありましたよ!

では、最高の焼肉店3選紹介しちゃいましょ〜!

 

焼肉ランチの超・行列店「神保町食肉センター」で朝採りレバーとハツを食べ放題!

今回はこちらの「神保町食肉センター」で「超新鮮!! 直送極上焼肉 食べ放題45分一本勝負!」がなんと950円!

f:id:Meshi2_IB:20160831231000j:plain

 

さらに!!

「朝採りレバー」。

なんと当日の、数時間前に採れたモノを、このお値段で!?

新鮮なレバー! 是非いちど食べてみたい!!

しかし、数量限定、食べ放題……と、いうことは……。

 早めにならぶしかない!!!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831231151j:plain

こんなにお得だから、12時前でこの行列です。

 

f:id:Meshi2_IB:20160831231337j:plain

 

セットは3種類。Cのレバー&ハツは数量限定。間に合うのか!?

ルールを守れば、全セット自由に食べられる。興奮が加速する。

 

そして、順番が回ってきました。

指定の席に向かう!! 肉の焼ける音、匂い!! 凄い!!!

店員さんに、「Cセット、レ、レバーの、レバーのセットは有りますかっ!!?」

すると…!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831231714j:plain

 

きた!!!!

すぐに来た!!! 着席とほぼ同時に運ばれて来た!!!

行列界で噂の「朝採りレバー」!!!!

まだ品切れになっていなかった、良かった〜〜!!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831231818j:plain

 

ライスと、付け合わせのオニオンサラダも!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831231929j:plain

レアな炙りで……!

ペロッと……

 

美味い!!! 甘い!!! 柔らかい!!!!!!

塩ゴマ油が、素材のうまさを引き出す味付けに!!

風味、後味も豊潤!!

鮮度が良すぎるから、まさにペロペロッと飲むように平らげてしまう。

こんな美味いレバー、食べたことない。

 

f:id:Meshi2_IB:20160831232146j:plain

 

モモ肉塩味&ネック味噌味!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831232245j:plain

 

そして期待の「麹鶏」いきますよ!!

 

f:id:Meshi2_IB:20160831232602j:plain

 

シャキシャキのオニオンサラダに、

いい感じに焼けたお肉を

「ジュッ!!」と合わせれば

 

f:id:Meshi2_IB:20160831232715j:plain

 

最高! 気持ちがいい!!

これで950円!!!

 

昼からこんなにたらふく焼肉を食べたら、午後も元気に仕事できますね! いや、その前に眠くなっちゃうかも。

お次は、うまいお肉を「一人」で「一枚から注文」できる焼肉屋さん。

 

京都】1枚から注文できる焼肉屋さん! カウンターで気軽に霜降り和牛を堪能してきた【ソロ充バンザイ】

f:id:Meshi2_IB:20160831234408j:plain

京都の立ち喰い焼肉屋さんにやってきました。

 

一枚売 立ち喰い焼き肉 いち」はそのお店の名前の通り、1枚から注文できるそう。

カウンター上に掲げられたメニューは1枚当りのお値段。1枚からとは、東京では聞いたことがありますが、なかなか京都では珍しいですね。

 

f:id:Meshi2_IB:20160831234752j:plain

そして、このお店、店名に立ち食いとありますが、椅子があります。

お客さんの要望に合わせて、仕舞ってあった椅子を少しずつ出してきた結果、今は全席椅子になったそうです。

 

さて、お待ちかねの和牛タイムです!

f:id:Meshi2_IB:20160831223910j:plain

 

写真手前からイチボ、ランプ、ラムシン、三角バラ、四角バラでございます!

 

しかも、ランプとラムシンはなんと熟成肉。今日がベストは熟成具合だそうです。

f:id:Meshi2_IB:20160831235549j:plain

 

続いてこちらは肩ロース(写真右)とタン(写真左)です。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901000134j:plain

 

じゃんじゃん焼きますよ〜。 

 

f:id:Meshi2_IB:20160901000240j:plain

 

三角バラと四角バラはとにかく脂がうまい!! ジューシー!!! や!わ!ら!か!い!!!! 美しいサシの見た目通り、いや想像以上のおいしさです。

イチボ、ランプ、ラムシンの赤身肉は、どれもしっかりとした食感を味わえます。でも硬くないんです。熟成されたランプとラムシンは肉の香りが濃厚で、たまりません。あんまり食べたことなかったんですが、熟成肉ってこんな良いものなんですね……。

 

そして、こちらは……、

f:id:Meshi2_IB:20160901000432j:plain

焼肉用のお肉をふんだんに使った最高のカレー!

焼肉を切り出す時に出る切れ端の肉がたくさん入ってます!

 

見てるだけで、よだれが出てきそうです! 価格などの情報はこちらの記事をどうぞ。

最後は、ちょっと珍しい韓国式焼肉です。

 

キャラ立ちの明るい店主が営む韓国料理店。卵×焼肉の新マリアージュで新たなる世界へ

f:id:Meshi2_IB:20160901001512j:plain

福岡博多、「柳家」と書いて「ユガ」と読む韓国料理屋さんです。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901001814j:plain

 

「いらっしゃいませ〜」。いきなり店長が登場。って、いきなり裏ピース。明るいなぁ。めっちゃ日本語お上手やし。

店長のチェ ジョヨンさん。ソウル出身。自称20歳(?)。福岡在住歴15年。日本語ペラペラ、おやじギャグ炸裂、話し好き……と、とにかく明るい店主です。店主のお母さんが料理上手で、影響を受けて料理人になったんだそう。焼肉や鍋、チヂミなど、ポピュラーな韓国料理から他店ではあまり見ないマイナーな料理まで取り揃えるお店です。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901002029j:plain

 

注文したのは「コギセット」1人前1,480円(注文は2人前〜)。コギとは焼肉のことで、お肉はデジカルビ(豚のカルビ) or サムギョプサル(豚バラ肉) or カルメギサル(豚の横隔膜)から選べる。これにサラダとサンチュ(お代わり自由)と卵焼き付き。エッ!? 卵焼きって何よ? お肉と卵焼きってことは、まさか! 沖縄のポーク玉子のようなもの? それともお肉を卵にくぐらせてから焼くの? え、ナニナニナニ……。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901002337j:plain

周りに高さ2センチほどの溝がある鍋が運ばれてきました。

 

さっきのカッコいいスタッフのチンジョンウンさん。おもむろに溝に卵液を流し始めた! しかもやかんから卵液が注がれているじゃん。えー、この溝で卵を焼くってこと。オモシロいー。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901003528j:plain

 

ジャーン。卵を溝で焼いている間に、サムギョプサル登場。新鮮な糸島豚は、薄ピンク色で美しい。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901003632j:plain

 

溝では卵を、鉄板ではお肉を焼くとな! お肉が焼けたら、スプーンで卵をすくって、サンチェに巻いて食べるとな! えー! 初めての体験にどぎまぎ。コレが友人がソウルで食べた変わった焼肉なんだ。確かに。変わっているし、他のお店では見た事ないわ。

 

f:id:Meshi2_IB:20160901003730j:plain

 

食べ方を友人に教えてもらった。こんな感じ。サンチェにお肉と卵をのっけて、ニンニクや唐辛子をお好みで挟んでもOK。お肉と卵を一緒に食べるなんて新鮮! 何だか味がとってもまろやか。

 

これは美味しそう! 本場の韓国料理、体験してみたい!

いずれ劣らぬ、うまそうな焼肉店。ぜひ全店制覇を目指したい!

 

※金額はすべて消費税込です。
※本記事の情報は取材時点のものであり、情報の正確性を保証するものではございません。最新情報はお電話等で直接取材先へご確認ください。

 

書いた人:「メシ通」編集部

メシ通編集部

食を楽しみたい人のためのWebマガジン「メシ通」編集部です。

トップに戻る