お皿をなめるまで食べたからその名が付いた、という「なめろう」。(包丁でたたくことで粘り気と口当たりが滑らかになるところから、という説もあり)房総半島の沿岸部が発祥という「たたき」の一種です。
海鮮系の居酒屋さんなんかでもおなじみの一品、見た目はなかなか本格的ですが、ただ包丁でトントンとたたけばできるので、自作おつまみにぴったり。鯵(アジ)や鰯(イワシ)などで作ることが多いのですが、今回はまぐろの赤身を使ってみました!
生姜、ミョウガなどを加えて一緒に包丁でたたくのがなめろうの定番レシピですが、まぐろなら鯵や鰯ほどクセがないので、生姜やミョウガは薬味として添えています。めっちゃ簡単なのでオススメですよ~。
魚屋三代目の「まぐろのなめろう」
【材料】2人前
- 刺身用まぐろ赤身 150g前後(サク、ブツ、中落ちなど手に入るもので)
- 長ネギ粗みじん切り 大さじ2
- 大葉(青しそ) 4枚(細かくちぎる)
- 味噌(家にある味噌でOK。今回は赤みそを使用) 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- 針生姜(生姜の千切り)、薬味用ネギ、ミョウガ千切り、いりごま お好みで
作り方
1. お刺身用まぐろのサク、もしくはブツ切り、中落ちを包丁で粗めにたたきます。(今回はメバチマグロの赤身ブツ切りを使用)
2. 1に大葉と長ネギ、味噌と醤油を加えて混ぜるように包丁でたたいていきます。
※ペースト状になるまでたたくより、少し食感を残すくらいがおいしかったです。
3. 器に盛り付け、お好みでミョウガや薬味ネギを添え、針生姜をのせていりごまを散らします。
食べ方はいろいろ! ご飯にお酒に最強のおとも
ご飯にお酒にバッチリ合うなめろう。そのままでもおいしいのですが、海苔で巻いたり、丼にしてもウマし!
手巻き寿司の具や、お酒の〆でお茶漬けもイケマスヨ~。お好みでわさびを添えても良いですし、少量の胡麻油を加えるのもOK。食べ方はいろいろ! お試しくださいね!
使うまぐろは中落ち部分や赤身ブツ切りがオススメ(安いですし)。ネギトロでも作れますが、薬味と一緒に叩くとまぐろがペースト状になるのが……。少し食感が残るくらいがおいしいと思います。