みなさんこんにちは、メシ通編集部です。
はっきりしないお天気が続き、洗濯物が乾かない、家の中がジメジメするなど、ちょっとイライラ気味の方も多いのではないでしょうか? そんなときは是非、メシ通の記事を読んでリフレッシュしていただけると嬉しいです。
今月は、芥川賞作家、元プロレスラー、ミュージシャンの方へのインタビュー記事がランクイン。共通するのは、幼少期の食体験が大人になってからの食との関わりにも大きく影響するということのようです。
それでは、『メシ通』2019年6月の反響の大きかった記事を、ランキングで一緒に振り返ってください!
※集計期間:2019年5月21日~2019年6月20日に公開した記事が対象
※基準:各ソーシャルメディアのカウント数へ独自の重み付けを行い集計
第1位:“麻婆豆腐の素”は出番ナシ。店のまかないでよく作ってる「白い麻婆豆腐」【ヤスナリオ】
麻婆豆腐好きの方だけでなく柚子胡椒好きの方からも好評だった、香りと辛みが癖になるこちらのレシピ。市販の麻婆豆腐の素は不要、とろみ付けは豚ひき肉と一緒にそのまま投入する小麦粉でOKなお手軽さ。多分ほとんどのお宅にあるかと思いますが、鶏ガラスープの素はご用意くださいね。
第2位: 苦学生の救済、完食間際のリタイア、女性の躍進……「神楽坂飯店」店主が見た日本大食い界の半世紀
「学生の時、果敢に挑んで撃沈した」「あー、あそこの、うん、知ってる、あのでっかいメニュー。行こう行こうと思ってたけど、もう無理だな……」チャレンジメニューを開始して早50余年のデカ盛レジェンド、あの「神楽坂飯店」にお邪魔して、大食い文化の半世紀を余すところなく聞いてきました。
第3位: キリン「月額制ビール」の美味しさ、値段……本当のところはどうなのか
ビール愛好家の夢「自宅にビールサーバー」が叶うKIRINの「Home Tap(ホームタップ)」。キリンビールの社員が新人研修でその味を体験する「タンクから注ぐつくりたて生ビールの美味しさ」。その味を各家庭で実現できないか? と開発された月額制のサービス。夏を前に気になって仕方がないので、調べてきました 。
第4位: 芥川賞作家・西村賢太が自身の半生で見てきた食風景と、消えない郷愁の味
おふくろの味は、月2で出てくる土曜のお昼のマカロニサラダ。実家の食卓にいつもあった福神漬とらっきょうは、今でも銘柄を指定。10代の頃に洋食屋さんで食べた缶詰のウインナーは、定番のつまみ。高級店で食事をすることも珍しくない有名作家となった西村さんの、食を通しての半生を伺いました。
第5位: 無限に食べたくなる「パリパリチキンの甘酢ダレ」。鶏肉を皮パリに焼くのなんて朝メシ前だった【山本リコピン】
安くて美味しい鶏もも肉。うまみを逃がさないように「皮から焼き、身は後に」は比較的知られているようですが、皮をパリッとさせるために「蓋をして焼くのは皮目が下の時だけ」も重要なコツなんだそうです。一度覚えると便利な甘酢のポイントはもちろん、鶏もも肉の焼き方の基本も教わっちゃいましょう。
第6位: 「かた焼きそば」を偏愛するミュージシャンに聞いた、食べるべき名店と意外すぎる由来【ただいま約350食】
幼少時、地元・大阪で食べた「かた焼きそば」のお菓子っぽさもある不思議な美味しさ。その後はすっかり忘れてしまっていたが、上京後20年振りに食べた瞬間、カミナリに打たれたような感覚に。「かた焼きそば研究家」を名乗るミュージシャン・MARUOSA氏の熱すぎる「かた焼きそば愛」がさく裂します。
第7位: 90年代の女子プロレス界を背負った豊田真奈美さん「いつも空腹だった若手時代」【レスラーめし】
黒髪と黒いコスチュームが代名詞、絶大な人気を誇るスター選手だった豊田真奈美さん。島根の海の幸で育った幼少期、寮では米しか食べるものがなかった下積み時代、後輩を連れての食事に毎晩3万円は使っていたトップ選手時代、引退後のホームパーティのお話など、豊田ファンではない方も必見のインタビューです。
第8位:「じゃない方グルメ」総選挙
引き立て役、添え物的な食べ物を「じゃない方グルメ」と勝手に命名。ネタバレしますが、チーズケーキの台とか、アメリカンドッグの下の方にあるカリカリとか、有名な和菓子にセットされているきな粉と黒蜜とか、その手のヤツを勝手にランキング。本体より、むしろそっちが食べたい時ってありますよね?
第9位:包丁いらず「サバ缶のトマトスパゲッティー」をぐったり疲れた体に【北嶋佳奈】
何かと万能なサバ缶と、リーズナブルで栄養たっぷりのトマト缶をレンチンして作る簡単パスタ。包丁もまな板も使わないので、洗い物が少ないのが嬉しいんです。味付けには味噌も使いますが、トマトとの意外な相性の良さに驚きます。玉ねぎやきのこ類を入れてボリュームアップすれば、ごちそう感も出ますよ!
第10位:「料理が嫌い」じゃダメですか? 『自炊力』著者・白央篤司さんインタビュー
いいですよね、料理嫌いでも。毎日しなれけばいけないことだらけだし、したいことの中に料理は入っていない方も少なくないでしょう。話題の本『自炊力』の著者であるフードライター白央篤司さんに、自らもこの本のおかげで救われたという料理嫌いなインタビュアー・西野風代さんがさらなる疑問をぶつけてみました。
編集部おすすめ記事
さて、ここからは、残念ながらランキングには入らなかったけど、これはぜひ読んで欲しい、というメシ通編集部おすすめ記事10選です。
かつて幼い子供2人を連れてシングルマザーになった筆者は、4つのアルバイトを掛け持ちし、1日1本の缶ビールが何よりの贅沢だったそう。そんなある日、横浜・JR桜木町駅の南側に広がる飲み屋街「野毛」と出会い、そこはいつしか心の拠り所に。誰をも受け入れる、優しさ溢れる街の魅力に迫ります。
「バクダン」「こめはぜ」「ドカン」……色々な呼び方がありますが、米や麦、豆を膨らませて作る「ポン菓子」のことです。そんなポン菓子の機械を製造する会社は、国内に2社残るのみ。後継者不足にも直面するポン菓子ですが、実は味の種類が増えるなど、続々と進化を遂げているみたいなんです。
九州出身者は、アイスといえば「ブラックモンブラン」という方も多いのではないでしょうか。九州以外でたまたま見つけると、かなりテンションが上がるらしいですよ。佐賀県の竹下製菓株式会社にお邪魔し、誕生秘話や「ボロボロ落ちない食べ方」を社長に直々に聞いてきました。
『週刊SPA!』の人気連載『湯遊ワンダーランド』完結。コミックス最終巻の発売に合わせ、著者・まんきつ(元・まんしゅうきつこ)さんの巣鴨散策に同行。お気に入りの台湾料理店で、ペンネーム変更にまつわる息子さんとのエピソードや、漫画を描くことに苦しんでいた時期のお話など、かなり濃いインタビューになっています。
チキン南蛮=「唐揚げにタルタルソースをかけたもの」なんて適当に答えたら、宮崎出身者に怒られる可能性大です! チキン南蛮の本場・宮崎の味は全然違います、レベルが違うんです! 今回は、元祖として知られるローカルファミレスの「おぐら」で、本場のおいしさの秘密に迫ってみました。
映画喫茶「泪橋(なみだばし)ホール」は、かつて労働者の街として知られていた東京・山谷(台東区日本堤)に誕生。オーナーでカメラマンの多田裕美子さんの御両親は、以前この隣で食堂を経営されていました。泪橋ホールには、多田さんの山谷と映画への思いがたくさん詰まっています。
インドの男たちのことを「渋イケメン」と呼ぶ写真家の三井昌志さん。撮影でインドに行くことが増え、インドの男たちのカッコよさに気づいたそうです。羊飼いが作ってくれた泥水と羊乳のチャイの思い出とともに、実は「カッコよさにメリットがない!」インドの恋愛や結婚についても聞いてみました。
新宿・歌舞伎町にある「ROCK CAFE LOFT is your room」、通称「ロフトカフェ」の唐揚げが旨いらしい。一度帰ったお客さんが、唐揚げを食べるためだけに戻ってきたなどと噂が立っているのでお店を尋ねてみると、レシピ開発者はあのニューロティカの元ベーシストSHONさんだったのです。
1990年代に「博多長浜らーめん」をうたう店が台頭。東京・足立区にあった「金太郎」出身で現在は千葉県松戸市の「もりや」で腕を振るう守谷武さんは、とんこつラーメンシーンのキーパーソンのお一人。修業時代から現在まで、ご自身と「とんこつらーめん」の歩みを語っていただきました。
「電線愛好家」としてその名を知られる、女優の石山蓮華さん。そんな彼女をカレー好きのライター・キンマサタカ氏が、東京・神田にある「Cafe HINATA-YA」に案内。窓の外に見える神保町の街並に、石山さんは静かに興奮している様子。カレーに舌鼓を打ちながら、深い深い電線愛トークが始まります。
さいごに
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夏風邪に注意したい今日この頃、元気になれるスタミナメニューで乗り切りたいですね。『メシ通』には、気軽に手に入る食材で簡単に作れるレシピも沢山載せています。
ではまた、来月の「月間記事ランキング」をお楽しみに!