刈部山本

100年前からじゅらくは大衆食堂でチェーン展開していた!?憧れだった洋食が庶民の味になるまで【東京ローカルめし】

東京都内のローカルめしを探訪するシリーズ、第3回目は上野のレストランじゅらくへ。セクシーなCMで一世を風靡(ふうび)した「あの」じゅらくは、なんと外食チェーンの元祖だった!? エリア上野(東京)

1000日で閉店するラーメン屋?Tsurumen Tokyoが提唱する新しい飲食店の形とは

独特な営業スタイルでアメリカで成功し、日本に逆輸入されたラーメン屋がある。実は働き方改革が目的の営業スタイルだったのだが、コロナ禍で目まぐるしく状況がかわる今、どうしているのだろうか?

長年愛され続けるカレー弁当専門店に聞いた「冷めてもうまいカレー」に隠された秘密

芸能人のロケ弁を中心に長年愛されている「オーベルジーヌ」。しかし、なぜ冷めているはずのカレー弁当は、それほどまでにうまいのか。カレー弁当専門店に冷めてもうまいカレーの作り方の極意を取材しました。

夜遊びのシメはいつもここ「かおたんラーメン」が見てきたバブルと不況の35年【TOKYOラーメン系譜学】

都内屈指の夜遊びスポットとして知られた六本木・西麻布。そのはずれにポツンと立ちながら、昭和・平成・令和と続くラーメン店がある。カウンター越しから見える夜の景色はどう変わっていったのだろう。 エリア青山

白飯に爆マッチする「からし焼き」はナゼ北区十条界隈で発展した?【東京ローカルめし】

東京都内のローカルめしを探訪するシリーズ、第2回目は北区・東十条の名店へ。二代目が炎の中で作り上げる「からし焼き」は、一同揃って驚嘆するほどパンチの効きまくった味わいだった! エリア東十条

「らーめん大」が二郎系インスパイアチェーンでも頭一つ大きくなれたワケ

この度、「TOKYOラーメン系譜学」が書籍化されることになり、11/22(金)辰巳出版より『東京ラーメン系譜学』として発売が決定した。 東京ラーメン系譜学 作者: 刈部山本 出版社/メーカー: 辰巳出版 発売日: 2019/11/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) こ…

【昭和から続く東京ローカルめし】渋谷には郷土料理がないだと?兆楽「ルースチャーハン」があるじゃないか

【東京ローカルめし】とは何か!? メディアでは毎日のように東京の飲食店が取り上げられる中、「古くから街に根付いているお店がこんなところに!?」という出会いもまだまだ多く潜んでいる。 普段よく通る場所なのに気づかないようなお店にこそ、名物と呼…

大衆ステーキ&ウエスタンスタイルを確立した「ビリー・ザ・キッド」は、なぜ40年続いてこれたのか?

東京やその周辺の千葉や神奈川で、何やら西部劇にでも出てきそうなウエスタンスタイルのステーキハウスを目撃したことはないだろうか? 高度経済成長期といわれる昭和30年代から成熟期に入った昭和40年代にかけ、幹線道路を中心に、マイカーを持つ家族が増加…

関東のとんこつ狂いをとりこにした伝説のラーメン店「もりや」が千葉・松戸で再々スタートを切っていた

「なんでんかんでん」の成功によって、博多の極細麺のとんこつラーメンが認知されるようになった1990年代。博多とんこつラーメンをうたうお店があちこちで見受けられるようになった。 しかし、「なんでんかんでん」の独特のクセあるニオイと濃厚さ、そしてバ…

多摩エリアのローカルめしだった「すた丼」は、なぜ世界のSTADONになりえたのか【スピリット継承】

街中で、威勢のいい筆文字のロゴに豚肉が山と盛られた丼飯の写真を掲げたこの看板を見かけたことがある人もいるかと思う。 厳選された豚肉を「秘伝のニンニク醤油ダレ」で炒めたボリューム満点の丼、それが“すた丼”だ。 名前から察せられるように、スタミナ…

ラーメンでもカレーでもなく“焼きそば”に行列ができる専門店が東京のド真ん中にある【神保町 みかさ】

東京、神保町── 。 神保町といえば言わずとしれた古本の街であり、また有名カレー店が多いことでも知られるようになった。そもそも学校が多いエリアで、学生向けに安くてボリューム満点な飲食店が古くから軒を連ねている。そこに新規参入店も増え、今まさに…

下町の行列店「らーめん弁慶」76歳オーナー“生涯現役”の秘訣(ひけつ)は、自慢の背脂ギタギタこってり味にあった!?

千駄ヶ谷ホープ軒は、「背脂とんこつ醤油ラーメン」という1ジャンルを生んだ。 そしてラーメン専門店という形態を根付かせ、現在の東京ラーメンシーンを築き上げる人材を多く排出した、いわば生きた伝説のようなお店だ。 www.hotpepper.jp 創業者である牛久…

あの頃、駄菓子屋さんは「世間」を教えてくれた【オトナの駄菓子もんじゃ飲み入門】

エリア両国

「喜多方ラーメン 坂内」が全国区になった陰には、30年間貫き通した“麺の哲学”があった

喜多方ラーメンと聞くと、どういったラーメンを想像するだろうか? あっさりした透き通ったスープに平打ち縮れ麺が泳ぎ、たくさんのチャーシューが丼を覆っている。 あの、暴力的なまでにソソるジューシーなチャーシューに、ツヤツヤでモッチモチの麺、そし…

これぞ大分・日田の元祖「想夫恋」焼きそば!クオリティー維持にかけるその情熱は鉄板よりも熱かった

九州人の多くがその味を知る、想夫恋の焼きそば。ところどころに焦げてバリッとした麺の食感と、もやしのシャキシャキが特徴のこの焼きそばは、大分県の日田生まれ。最近では関東でも味わえるが、あえて日田の本店で、社長の話を伺いつつ堪能してきた。 エリ…

真っ赤な看板が目印の「ラーメンショップ」こそ、昭和から続く不死身のロードサイドチェーンだ

赤地に白抜きで「うまい ラーメンショップ うまい」と記されたこの看板を見たことがあるだろうか? 埼玉や千葉、北関東三県などに行楽に訪れる途中、高速を降りた先の国道沿いやバイパスに突如現れるこの看板を目撃して「なんだあれは」「どっかで見かけた」…

孤食はそんなに後ろめたいことなのか?福岡の路地裏本格カレー「ダメヤ」が“おひとりさま推奨”を掲げる理由

私事で恐縮だが、つい1年前までコーヒーと自家製ケーキの専門店を13年間自営していた。いわゆる「おひとりさま」しか入れないお店で、その特異性ゆえ、メディアに取り上げられることも多かったが、こうした自店のコンセプトに深く共感してくれた人もいた。 …

空腹を襲う圧倒的ボリューム&ほどよい辛さ!川崎で独自進化した「ニュータンタンメン」が全国に向け進撃中

日本で担々麺といえば、辛味の効いたひき肉とごまの風味が食欲をそそる、中華麺である。そんなみなさんご存じの担々麺とは違う「ニュータンタンメン」が、川崎市で親しまれているらしい。50年以上も川崎市民に愛され続ける「元祖ニュータンタンメン本舗 本店…

日本人に味噌ラーメンを浸透させた昭和の巨大チェーン「どさん子」が、完全リブランドして劇的な復活を遂げていた

40歳以上のみなさん、「どさん子」を覚えていますか? 1970年代、あっという間に日本中に味噌ラーメンの魅力を知らしめた「どさん子」がリブランドしたらしいと聞き、懐かしさと新しさを求めて「札幌ラーメン どさん子 八重洲店」で実食。リブランドの立役者…

両面バッキバキの焼きそばを求めて行列が!創業30年の専門店「あぺたいと」はもはやひとつのジャンルだ【東京・板橋】

焼きそば専門店で焼きそばを食べたことはありますか? 大分県日田市の「想夫恋」という専門店で修業をし、東京でさらに進化した両面焼きそばを提供する「あぺたいと」。高島平本店で、あぺたいとの焼きそばの魅力を、社長の飯野雅司氏と焼きそば界のオーソリ…

千駄ヶ谷の生ける伝説「ホープ軒」、元祖・背脂こってりラーメン誕生の秘密に迫る

吉祥寺「ホープ軒本舗」と千駄ヶ谷「ホープ軒」は違うのか? ラーメン好きなら一度はぶつかる疑問だ。その答えを明確にすべく、屋台から身一つで「ホープ軒」を築き上げた牛久保社長に直接話しを聞いてみた。長年の疑問にスッキリしてから、背脂こってりを味…

はかりしれない衝撃度!チャーハンしっとり派が一目置く板橋「龍王」の超目玉新メニュー「ナスバター炒飯」

東京都内、JR板橋駅近くに、夕方となるとサワーが180円で飲めてしまう激安な中華居酒屋さんが存在する。お店の名は「龍王」という。 酒場激戦区にあって、勝ち抜くために単に安さを売りにしているのではない。外観からもうかがえるように、このお店の持つ独…

伝説の環七「なんでんかんでん」の味をつくった男は今……。「御天」の超絶濃厚スープ&極細麺こそ正真正銘、博多仕込みのとんこつラーメンや!

とんこつラーメンブームを巻き起こした伝説の名店「なんでんかんでん」の味をご存じだろうか。2012年の閉店以降、味わえないと嘆く人も多いかもしれない。だが、なんでんかんでんの初期メンバーで、あの味を生み出した人物はラーメンを作り続けていたのだ。…

つけ麺ブームの立役者「つけ麺大王」総本店は、栄枯盛衰を乗り越え今なお独自に進化していた

「つけ麺って知ってる?」なんて今どき聞かないセリフだ。だって、みんな知ってるから。きっかけは、昭和49年創業「元祖中華つけ麺大王」。つけ麵というスタイルを世に知らしめ、80店舗近くにまでその数を増やしたという。総本山を名乗る東京・自由が丘店に…

関東の一大中華チェーン「珍来」をご存じ?そこには安さ&大盛りで男たちの胃袋を満たしてきた下町スピリットがあった

駅から徒歩15分ほど坂の上に住んでいた頃。仕事を終え、疲れた体で改札を出た瞬間に珍来に電話すると、帰宅とほぼ同時に熱々の餃子や麻婆豆腐を届けてくれた。東京、千葉など一部エリアに住んでいる人は、みんな珍来との思い出を抱えている(はず)。今回は…

【閉店】大勝軒のルーツはどこに?代々木上原のレジェンド2代目が語る、つけ麺誕生の秘密【ラーメン系譜学】

熱々のスープと麺を一緒にすするのは、猫舌にとってハードルが高い。その点、つけ麺は自分のペースで食べても麺はそんなにのびないし、スープを温め直すサービスもある。つけ麺は素晴らしい発明だと思うのだ。今回はつけ麺のルーツを知るべく、東京・代々木…

【背脂チャッチャ系】伝説の環七「土佐っ子」のDNAを受け継ぎし「じょっぱりラーメン」

環七ブームの立役者、「土佐っ子」 土佐っ子ラーメンを覚えているだろうか。1980~90年代にかけて、環七ラーメン戦争と呼ばれるムーブメントが勃発した頃の話だ。夜な夜なタクシーや一般乗用車が向かった先は、東京の交通網の大動脈となった環状七号線(通称…

板橋「丸鶴」は“しっとりチャーハン”を愛する者の聖地である【下町の町中華】

チャーハンの話になると、パラパラ派かしっとり派か聞かれることありますけど、正直どっちも美味しいんですよね。メシ通編集者だから、あちこちに忖度してって訳ではなく、です。今回はしっとりチャーハンの話。刈部山本氏がしっとりチャーハンの聖地、東京…

吉祥寺ホープ軒本舗を抜きにして戦後ラーメン史を語るべからず【豚骨醤油の誕生】

営業しているお店が1軒も載っていない、常識を覆す衝撃的なラーメンガイド本として、拙著『ザ・閉店』が、当サイト『メシ通』にて紹介された。 www.hotpepper.jp その中で、著者である私・刈部山本がインタビューを受けているが、それが縁でこのたび、こうし…

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