西牟田靖

殴られ、騙されても、食べ、書きまくる!極限メシ執筆者が明かす、トラブルの予兆と回避法とは【極限メシ】

2018年より不定期連載で始まった「極限メシ」シリーズ。節目となる第20回の登場は、連載の執筆者でもある西牟田靖。これまでの人生で遭遇した数々のトラブルと、その予兆&回避法を公開する。

北極点への「無補給単独徒歩」踏破を目指す男の、メシと哲学とは【極限メシ】

北極冒険家として国内外の数々のメディアに取り上げられてきた、荻田泰永(おぎたやすなが)さん。彼が冒険家となった経緯、極地への挑戦の中で何を感じ、何を食べ、そして今後どこへ向かおうとしているのかを伺った。

【保存版】いつか来る大震災や災害を生き抜くヒントとアウトドアの知識とは【極限メシ】

アウトドアライフアドバイザーとして活躍する寒川一(さんがわ はじめ)さん。なぜ彼は、災害とアウトドアを結びつけて世に発信を続けるのか。防災術の極意だけでなく、自身のアウトドアと被災体験についても伺った。

ダイヤモンド・プリンセス号 宿泊療養施設でのコロナ特殊清掃とは?未知の脅威との対峙【極限メシ】

2020年2月、ダイヤモンド・プリンセス号で行われたコロナ特殊清掃。その未知の脅威に晒された最前線で当時何が起き、何を食べ、何を感じたのか。現場作業を行ったひとり、大邑さんに話を聞いた。

森の民と狩猟生活をともにした人類学者がどうしても食べられなかった「極上の獲物」とは【極限メシ】

マレーシアのボルネオ島に暮らす少数民族、プナン。森の民である彼らの食生活や習慣は、われわれの想像をはるかに超える驚きに満ちていました。所有しない、反省しない、「ありがとう」も「ごめんなさい」もないその特異な社会とは?

大食いはスポーツ「味わったら負け」MAX鈴木が明かす胃袋トレーニングとは【極限メシ】

2015年、彗星のごとく現れ大食い界を制したMAX鈴木さん。YouTuberとしても活躍する彼に、壮絶なフードファイトの舞台裏や知られざるライフストーリーを聞きました。いくつになっても夢を追う人にぜひ読んでほしい!

貧困家庭の子どもたちを飢えさせないために〜シングルマザー支援から見えるこの国の現実〜【極限メシ】

連載シリーズ「極限メシ」、今回はシングルマザー家庭の支援活動を取り上げます。支援者が語る各家庭の食事環境は、想像を絶する厳しいものでした。

ある日突然、魚がNGに──。さとなおさんが明かす「アレルギーとの闘い」【極限メシ】

グルメサイトの運営や、食べ歩き本を何冊も執筆するなど、食通としても知られるコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之さん。「さとなお」さんといえば、今や広告業界では知らない人はいないほどの存在だ。 そんな彼は2018年3月末、その後の生き方を左…

13歳から43年間野宿していた「洞窟オジさん」はかつての住処でナニを食べていたのか?【極限メシ】

2004年にベストセラーとなった「洞窟オジさん」(小学館)をご存じだろうか。当時13歳だった少年が家出し、57歳で発見されるまでの43年間、人知れず洞窟や森の中で過ごした日々を描いた1冊である。 洞窟オジさん (小学館文庫) 作者: 加村一馬 出版社/メーカ…

脱北支援先の中国でまさかの身柄拘束──。失意のどん底で味わった「獄中メシ」は意外にも……【極限メシ】

「脱北」という言葉が日本社会に浸透してどれほどの時間が経つだろう。「北朝鮮国境を越えて命からがら逃げてくる行為」を意味するのは今さら説明するまでもあるまい。 現在、ライター・編集者として活動する野口さんは、かつて脱北者を支援する団体のメンバ…

部屋に散乱するコンビニ弁当やペットボトルが静かに語りかけてくること 〜すぐそこにある孤独死〜

この記事には、ご覧になられる読者によっては一部不快に感じられる場合がございます。予めご了承の上、ご覧下さい。 東京都監察医務院(平成29年/2017年)のデータによると、都内23区の単身者の異常死者(警察への届け出が必要な死亡)の数は男性が3,325人…

船酔い地獄のマグロ船から生還するため、死ぬ気で食べ抜いた43日間【極限メシ】

腎臓を売るか、マグロ船に乗るか──。かつては“多重債務者に残された最後の手段”などと言われ、なにかと都市伝説めいた扱いを受けてきたマグロ船。 この過酷な職場にまったくの未経験者のまま足を踏み入れ、生還したばかりか、そこでの希有な体験を糧に生きる…

骨髄移植から余命二日の宣告 ──。「ほぼ詰んだ」状態を経験したからこそ気づいた「口からモノを食べる尊さ」

競泳日本代表の池江璃花子選手のニュースがきっかけで、骨髄バンクへの問い合わせや登録が相次ぐなど、国内ではにわかに白血病や骨髄移植に注目が集まっている。 しかし、血液の病気や、骨髄移植のリスクについてどれほどご存じだろうか。 【骨髄移植】骨髄…

イギリス在住May_Roma(めいろま)さんが語る、世界の美食・奇食・珍食・貧食

Twitterユーザーなら、一度は @May_Roma というアカウントを目にしたことがあるのではないだろうか。やたら英語と海外事情に精通した英国在住の日本人女性。超がつくほどリアリスティックかつ辛辣な語り口で日本社会をぶった切るかと思えば、ヘヴィメタルへ…

7日分の食料を背負ってサハラ砂漠250kmを走り抜く── 。サバイバルマラソンは究極の“自給走”だ!

「極限メシ」第7回目、今回のテーマはマラソンである。しかも距離は42.195kmではなく、 245km。場所は公道ではなく、サハラ砂漠や南極……。 いったい何を言ってるのか、意味がわからない人も多いかもしれない。詳細は以下のリンクをご覧いただくとして、世の…

−40℃超のシベリアで黒パンをかじりながら、祖国へ戻る希望をひたすら抱き続けた【抑留体験】

「シベリア抑留」という歴史上の悲劇をご存じだろうか。 終戦直後、当時の満州国などの外地に残っていた日本兵ら約60万人が、ソ連によって武装解除・投降を余儀なくされ、捕虜としてシベリアをはじめとするソ連各地に移送された出来事である。そこでは想像を…

「神様なんかこの世にいねぇよ……」ヨットが転覆し、わずかな水とビスケットで太平洋を漂流した27日間

ひょうりゅう【漂流】 ( 名 ) スル ① 船などが海上をただよい流されること。 「嵐の海を-する」 「 -物」 ② あてもなくさすらうこと。 「余の考えがここ迄-して来た時に/草枕 漱石」 〜「大辞林」第三版(三省堂)より〜 周知のとおり、「漂流」とは海…

国民的飲料「カルピス」はモンゴルの発酵食がルーツだった【100年前の驚き】

〈写真提供:アサヒ飲料株式会社〉 日本人なら誰でも知っている乳酸菌飲料カルピス。水玉模様の紙包装に入った瓶入りカルピスは、かつてお中元の定番だった。『アルプスの少女ハイジ』や『トムソーヤーの冒険』といった「世界名作劇場」シリーズの合間に流れ…

作家・服部文祥氏と捕れたてのザリガニを頬張りながら、自然との付き合い方を聞いてみる【都市とサバイバル】

登山やサバイバル、自給自足生活などに関心があるなら服部文祥という名前に聞き覚えがあるはずだ。 作家、編集者でありながら、必要最小限の荷物だけを装備し食料を現地調達する「サバイバル登山」の実践者でもある服部氏。オフの日でも極力、自然とふれあい…

どんな極限状態でも人は食に喜びを見い出す──。 国境なき医師団の看護師に聞いた「紛争地の知られざる食事情」

「空爆や砲撃、地雷などの被害で手足が損傷したり、銃弾や破片物が身体に突き刺さったりした患者さんが、老若男女関係なく運ばれてきます。救急が頻発して、徹夜であたることもときにはあります」 そう話すのは国境なき医師団(略称:MSF)の手術室看護師、…

アフガン、イラク、イスラム国……。日本人が知らない「戦場メシ」の世界へようこそ【極限メシ】

普段、テレビや新聞、ネットニュースなどでしか知らない海外の紛争地、戦争の現場。 数々の戦場で働いてきた報道カメラマンの横田徹氏が語るその仕事内容は、ここが東京・渋谷の喫茶店であることを忘れてしまうくらいリアルで壮絶だ。 「最前線では弾や砲弾…

4カ月間、光のない「極夜」の中で探検家・角幡唯介の胃袋を満たした“ごちそう”とは【極限メシ】

2018年2月、作家・探検家の角幡唯介さんは『極夜行』(文藝春秋)を発表した。これは日の昇らない冬の北極を4カ月にわたって歩き続けた探検ノンフィクション。 極夜行 作者: 角幡唯介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/02/09 メディア: 単行本 真っ暗…

エヴァンゲリオンからWink再結成、仕事&お金まで、作詞家・及川眠子さんにトルコ宮廷料理を食べながら聞いてみた

東京・麻布十番のトルコ宮廷料理店「ブルガスアダ」で及川眠子さんに会った。及川さんは『残酷な天使のテーゼ』、『淋しい熱帯魚』など数々の名曲を生み出した作詞家。「『残酷な天使のテーゼ』は通りすがりにもらった仕事」という彼女に、ネットとの付き合…

“クサイ飯”は本当にクサイのか?東京拘置所「矯正展」で売られる「プリズン弁当」を食べて真相を探ってみた

東京スカイツリーライン小菅駅で電車を降りると、高架駅のホームから非常に変わった形をしたビルが見えた。 窓を数えると縦に12、横はそれ以上の数がある。しかもそれが三方に広がっていた。さっそくグーグルアースで建物の形を確認してみる。すると電話の米…

【大論争】どうなる? どうする? 飲食店のタバコ問題

仕事帰り、なじみの居酒屋さんで生ビールを一口。そして、いつものタバコに火をつけて一服。あー、労働後の一服はたまらないねぇなぁーなんて人も多いかもしれないが、こんなことができなくなる日がもうすぐやってくるかもしれない……。 2020年の東京オリンピ…

人質にひたすら食事を作り続けた4カ月間【在ペルー日本大使公邸人質事件】

事件当時を振り返る深澤宗昭さん かつて南米のペルーで左翼ゲリラが日本大使公邸を襲撃、人質を取って4カ月あまりにわたって立てこもるという事件があった。在ペルー日本大使公邸人質事件である。 1996年12月17日の午後8時20分、左翼ゲリラ組織MRTA(トゥパ…

レアなのにオトク過ぎ! イスラエル料理店「シャマイム」の食べ放題コースをほおばる【東京・江古田】

日本って美味しいもので溢れていますよね。国内にいながら世界中の料理を楽しむことができるなんて、最高じゃないですか。例えば、イスラエルの……イスラエル料理食べたこと、ありますか? 東京・江古田にイスラエル料理店「シャマイム」があります。イスラエ…

ミニコミ『野宿野郎』イベントに集まった人々はナニを食べる? 6.19@横浜、野宿体験リポート

野宿開催日は6.19(のじゅくの日) 『野宿野郎』をご存じだろうか。「人生をより低迷させる旅コミ誌」がキャッチフレーズの一風変わったミニコミ誌である。 そのミニコミをほぼ独力で作っているのが、かとうちあきさん。最近、ミニコミの刊行こそ滞っている…

ハンガリー料理「グヤーシュ」が思い起こさせた“母なる味”【自由が丘】

ふとしたことで、古い記憶がよみがえり、胸がいっぱいになってしまう――そんな経験をしたことはないだろうか。私の場合、1999年の東欧旅行の思い出がそれにあたる。 ハンガリーの首都、ブダペストにあるゲストハウスの女主人、テレザさんのことを思い出すたび…

民主化まっただ中のミャンマーを味わう「スィゥ・ミャンマー」【高田馬場】

タイとインドの間に位置する東南アジアの国ミャンマー。みなさんはこの国に対しどのような印象を持たれているのだろうか。軍事政権の国、アウンサンスーチーさんが長らく軟禁されていた国、映画『ビルマの竪琴』で有名な国、敬虔な仏教国、南にある熱帯の国……

秋葉原に中華の“秘境”見つけたり。「過橋米線」で激レアな雲南料理を食べる

中国は広い。面積は日本の約25倍。冬はマイナス40℃以下という酷寒の地があるかと思えば、冬でも泳げてしまう常夏の場所すらある。国境を面しているのはロシア、モンゴル、北朝鮮、インド、カザフスタン、アフガニスタンにベトナムなど。実に14カ国にものぼっ…

マニアックな“ベトナムおこわ”はいかが? 高円寺「ツバメおこわ」の美味しくて優しいひととき。

高円寺は日本のインド……ではなくベトナムだった 新宿駅からJR中央線を下って7分、高円寺駅にやってきた。かつて、みうらじゅんは「高円寺は、日本のインドである」とエッセイに書いたが、果たして今もそうなのだろうか。 そんな状況は一変してしまったのかも…

あの力士たちも常連。相撲女子&羊肉好きは巣鴨のモンゴル料理屋「シリンゴル」へ

モンゴルと聞いてみなさんは何を連想するだろう。羊を放牧し移動式の住居に暮らす遊牧民か。鎌倉時代の蒙古襲来や昭和初期のノモンハン事変といった戦争の歴史か。赤ちゃんのお尻にできる蒙古斑だろうか。 あるいは、モンゴル勢が席巻して久しい相撲かもしれ…

【閉店】こんな居酒屋ほかにある?イラン人店主によるペルシャ羊肉料理&達者すぎる日本語トーク。新井薬師前駅「おつかれさん」

バブルがはじけたころだから、今から20年以上前のことだ。東京はイラン人だらけだった。上野公園の階段がすべてイラン人で埋まっている休日の光景を目の当たりにしてあっけにとられたり、渋谷や新宿の繁華街でトランプのようにテレカを広げ「にーさん、テレ…

モルドバ料理を“こち亀タウン”亀有で味わう【日本でおそらく唯一】

「マイアヒー・マイアフー」というフレーズがキャッチーな「恋のマイアヒ」という曲が10年ほど前に流行った。しかしこの曲の歌詞は何語なのか、歌っていたO-Zoneというユニットの出身地はどこなのか。そういった謎が明らかになる前にブームは去ってしまった。…

リオ・デ・ジャネイロオリンピック2016開催記念! 早すぎるブラジルの現地グルメガイド

以前、職場の上司の奥様がブラジル人で、手料理をごちそうになったことがある。地球の真反対に位置している国の味とは思えないほど親近感があり、とても美味しかった。東京で本格ブラジル料理を食べるなら、浅草「churrascaria Quebom!」、四ツ谷「Saci Per…

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