西牟田靖

どんな極限状態でも人は食に喜びを見い出す──。 国境なき医師団の看護師に聞いた「紛争地の知られざる食事情」

「空爆や砲撃、地雷などの被害で手足が損傷したり、銃弾や破片物が身体に突き刺さったりした患者さんが、老若男女関係なく運ばれてきます。救急が頻発して、徹夜であたることもときにはあります」 そう話すのは国境なき医師団(略称:MSF)の手術室看護師、…

アフガン、イラク、イスラム国……。日本人が知らない「戦場メシ」の世界へようこそ【極限メシ】

普段、テレビや新聞、ネットニュースなどでしか知らない海外の紛争地、戦争の現場。 数々の戦場で働いてきた報道カメラマンの横田徹氏が語るその仕事内容は、ここが東京・渋谷の喫茶店であることを忘れてしまうくらいリアルで壮絶だ。 「最前線では弾や砲弾…

4カ月間、光のない「極夜」の中で探検家・角幡唯介の胃袋を満たした“ごちそう”とは【極限メシ】

2018年2月、作家・探検家の角幡唯介さんは『極夜行』(文藝春秋)を発表した。これは日の昇らない冬の北極を4カ月にわたって歩き続けた探検ノンフィクション。 極夜行 作者: 角幡唯介 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/02/09 メディア: 単行本 真っ暗…

エヴァンゲリオンからWink再結成、仕事&お金まで、作詞家・及川眠子さんにトルコ宮廷料理を食べながら聞いてみた

『新世紀 エヴァンゲリオン』テーマソング、『残酷な天使のテーゼ』の作詞家として知られる及川眠子(おいかわねこ)さん。30年以上にもおよぶキャリアでは、Wink『淋しい熱帯魚』、やしきたかじん『東京』をはじめ、多くのヒット曲&アーティストを手がけて…

“クサイ飯”は本当にクサイのか?東京拘置所「矯正展」で売られる「プリズン弁当」を食べて真相を探ってみた

東京スカイツリーライン小菅駅で電車を降りると、高架駅のホームから非常に変わった形をしたビルが見えた。 窓を数えると縦に12、横はそれ以上の数がある。しかもそれが三方に広がっていた。さっそくグーグルアースで建物の形を確認してみる。すると電話の米…

【大論争】どうなる? どうする? 飲食店のタバコ問題

仕事帰り、なじみの居酒屋さんで生ビールを一口。そして、いつものタバコに火をつけて一服。あー、労働後の一服はたまらないねぇなぁーなんて人も多いかもしれないが、こんなことができなくなる日がもうすぐやってくるかもしれない……。 2020年の東京オリンピ…

人質にひたすら食事を作り続けた4カ月間【在ペルー日本大使公邸人質事件】

事件当時を振り返る深澤宗昭さん かつて南米のペルーで左翼ゲリラが日本大使公邸を襲撃、人質を取って4カ月あまりにわたって立てこもるという事件があった。在ペルー日本大使公邸人質事件である。 1996年12月17日の午後8時20分、左翼ゲリラ組織MRTA(トゥパ…

レアなのにオトク過ぎ! イスラエル料理店「シャマイム」の食べ放題コースをほおばる【東京・江古田】

世界三大宗教の聖地、イスラエル アラブのイスラム教国家に囲まれた国、イスラエル。迫害を受けてきたユダヤ人が第2次大戦後に作った新しい国だ。 イスラエルが建国されてからまだ70年弱。なのに歴史は相当に古い。というのも、イスラエルはユダヤ教、キリス…

ミニコミ『野宿野郎』イベントに集まった人々はナニを食べる? 6.19@横浜、野宿体験リポート

野宿開催日は6.19(のじゅくの日) 『野宿野郎』をご存じだろうか。「人生をより低迷させる旅コミ誌」がキャッチフレーズの一風変わったミニコミ誌である。 そのミニコミをほぼ独力で作っているのが、かとうちあきさん。最近、ミニコミの刊行こそ滞っている…

ハンガリー料理「グヤーシュ」が思い起こさせた“母なる味”【自由が丘】

ふとしたことで、古い記憶がよみがえり、胸がいっぱいになってしまう――そんな経験をしたことはないだろうか。私の場合、1999年の東欧旅行の思い出がそれにあたる。 ハンガリーの首都、ブダペストにあるゲストハウスの女主人、テレザさんのことを思い出すたび…

民主化まっただ中のミャンマーを味わう「スィゥ・ミャンマー」【高田馬場】

タイとインドの間に位置する東南アジアの国ミャンマー。みなさんはこの国に対しどのような印象を持たれているのだろうか。軍事政権の国、アウンサンスーチーさんが長らく軟禁されていた国、映画『ビルマの竪琴』で有名な国、敬虔な仏教国、南にある熱帯の国……

秋葉原に中華の“秘境”見つけたり。「過橋米線」で激レアな雲南料理を食べる

中国は広い。面積は日本の約25倍。冬はマイナス40℃以下という酷寒の地があるかと思えば、冬でも泳げてしまう常夏の場所すらある。国境を面しているのはロシア、モンゴル、北朝鮮、インド、カザフスタン、アフガニスタンにベトナムなど。実に14カ国にものぼっ…

マニアックな“ベトナムおこわ”はいかが? 高円寺「ツバメおこわ」の美味しくて優しいひととき。

高円寺は日本のインド……ではなくベトナムだった 新宿駅からJR中央線を下って7分、高円寺駅にやってきた。かつて、みうらじゅんは「高円寺は、日本のインドである」とエッセイに書いたが、果たして今もそうなのだろうか。 そんな状況は一変してしまったのかも…

あの力士たちも常連。相撲女子&羊肉好きは巣鴨のモンゴル料理屋「シリンゴル」へ

モンゴルと聞いてみなさんは何を連想するだろう。羊を放牧し移動式の住居に暮らす遊牧民か。鎌倉時代の蒙古襲来や昭和初期のノモンハン事変といった戦争の歴史か。赤ちゃんのお尻にできる蒙古斑だろうか。 あるいは、モンゴル勢が席巻して久しい相撲かもしれ…

こんな居酒屋ほかにある?イラン人店主によるペルシャ羊肉料理&達者すぎる日本語トーク。新井薬師前駅「おつかれさん」

バブルがはじけたころだから、今から20年以上前のことだ。東京はイラン人だらけだった。上野公園の階段がすべてイラン人で埋まっている休日の光景を目の当たりにしてあっけにとられたり、渋谷や新宿の繁華街でトランプのようにテレカを広げ「にーさん、テレ…

モルドバ料理を“こち亀タウン”亀有で味わう【日本でおそらく唯一】

「マイアヒー・マイアフー」というフレーズがキャッチーな「恋のマイアヒ」という曲が10年ほど前に流行った。しかしこの曲の歌詞は何語なのか、歌っていたO-Zoneというユニットの出身地はどこなのか。そういった謎が明らかになる前にブームは去ってしまった。…

リオ・デ・ジャネイロオリンピック2016開催記念! 早すぎるブラジルの現地グルメガイド

南米の大部分の面積を占める大国ブラジル。昨年、サッカーのFIFAワールドカップ™が開催されたのも記憶に新しいが、明くる2016年にはオリンピックが開催される予定で、現地リオ・デ・ジャネイロでは、開催に向けて突貫工事が続いている。 ところで、ブラジル…

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